
謎のアイラモルトで私のお薦めナンバーワンのアイリーク、ラガヴーリンの若熟成ものだと信じ切っている私にとっては本当にこの価格でこの味と香りはハイコストパフォーマンスの極みであり実にありがたいボトルです。
英語読みのアイリークはスコットランド住民はゲール語で「イーラッハ」と発音します、その意味はずばり「アイラの真の男」です、その名に恥じない力強いアイラモルトそのものの強烈な味と香りが格安の価格でありながら存分に堪能できます。
ファンの間でもラガヴーリンとラフロイグに意見は分かれるものの私的にはラガヴーリンの若熟成モルトだと頑なに信じています、若熟成ならではのピート臭が強いので上品なラガヴーリンらしからぬ粗い感じがしますが、飲み心地や飲み干した後のフルーティな香りは間違いなくラガヴーリンでしょう。
ピート臭、スパイシーな一口目、フルーティーな香りとバニラやカラメルのような甘い後味、アイラモルトエッセンスの全てがワンストップで楽しめる逸品です、是非加水して飲んでいただきたいウイスキーです。
カスクストレングス版でこの価格、アイラモルトを存分に楽しみたい方には本カスクストレングス版をお薦めします。
品名 アイリーク(イーラッハ) カスクストレングス
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー ザ・ハイランズ&アイランズスコッチカンパニー
ウイスキー種 シングルモルト(ほぼシングルカスク)
アルコール度数 58度
内容量 700ml
価格 5,500円~5,900円(2026年6月時点)
特記事項 カスクストレングス

人口200人に対して鹿が5,000頭生息するというアイラ島と向かい合うように存在する小さな島であるジュラ島、その唯一の伝統ある老舗アイル・オブ・ジュラ蒸留所が創出するジュラ12年です。
バーボンカスクで熟成し最後の数年間をオロロソシェリーカスクで熟成したオロロソシェリーカスクフィニッシュのスコッチウイスキーで、その風味はフルーティの中にもスパイシーさを感じフィニッシュは甘さがドンと口の中に広がります。
ウイスキービギナーの人はスモーキーでドライなアイラよりもこういうウイスキーを先ずは飲んでほしいと思います、シングルモルトウイスキーの標準的なエッセンスを感じてほしいと思います。
アイル・オブ・ジュラは各種カスクで熟成したシングルモルトを出しています、ボトル形状が非常に個性的ですがラベルをよく見て買わないと外見はそっくりでも中身がまったく違うという紛らわしいシングルモルトですので購入の際には注意が必要です。
品名 ジュラ12年
熟成年数 12年
カスク バーボン、オロロソシェリー
蒸留所 アイル・オブ・ジュラ(アイランズ:ジュラ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 5,500円~6,000円(2026年6月時点)
特記事項 オロロソシェリーカスクフィニッシュ

かのウィリアム・グラントによって設立されたバルヴェニー蒸留所は拘った製法を維持している蒸留所です、そのクラフトマンシップ溢れるバルヴェニーの12年ダブルウッドです。
バーボンカスクで熟成後にオロロソシェリーカスクという2つの異なるカスクでトータル12年間熟成させたシングルモルトで、バランスの取れた味と香りが評価され2016年にワイン&スピリッツ賞を受賞しています。
最初に甘くてフルーティな香りがきてスペイサイドのシングルモルトだと思えません、しかし味はしっかりスペイサイドを思わせるモルティでありフィニッシュはかなり長く甘い感覚が持続します。
ちなみにバルヴェニーのブレンダーは高名なケルシー・マッケニー女史でモルトマスターの称号を得て2014年から務めています、60年間という真のウイスキーファンでもあり味と香りを知り尽くしたブレンダーによる逸品です。
品名 バルヴェニー12年 ダブルウッド
熟成年数 12年
カスク バーボン、オロロソシェリー
蒸留所 バルヴェニー(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 11,000円~12,000円(2026年5月時点)
特記事項 2カスクマチュアード、入手困難で価格急上昇

アイラゴールド同様のブレンダーとしてもボトラーとしても不動の地位を築いているイアン・マクロード社が製造&販売している謎のアイラモルトのスモークヘッド・ハイボルテージです。
ハイボルテージはノンエイジながらカスクストレングスでありアルコール度数は58度もあります、アイラモルトのエッセンスは全て入っていますが特にピート臭は強烈でスモーキなウイスキーを好む人には堪らないアイラシングルモルトだと思います。
ハイボルテージはオフィシャル版に比べて非常に解りやすい特徴を持っており謎のアイラモルトにする必要はあるのかと思うのですが、やはりディステラーとボトラー双方のビジネス上のメリットが大きいのでしょう。
価格はオフィシャル版の約2倍と高額ですがほぼシングルカスクのカスクストレングスです、オリジナルのディステラーズ版に比べれば安価に楽しめるのでありがたいボトルです。
品名 スモークヘッド ハイボルテージ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー イアン・マクロード
ウイスキー種 シングルモルト(ほぼシングルカスク)
アルコール度数 58度
内容量 700ml
価格 9,800円~10,500円(2026年4月時点)
特記事項 カスクストレングス

ブルイックラディ蒸留所の冠銘柄ブルイックラディのスタンダードともいえるザ・クラシックラディは色鮮やかなブルーボトルで、アイラモルトの中では珍しくボトルすべてをビニールコーティングした斬新なデザインで目を引きます。
本ボトルは2023年に出回ったボトルで旧ボトルがつるっとした凸凹のない優しいボトルでしたが新ボトルは上部と下部に出っ張りがあり男っぽい形状になっています、またラベルもブルイックラディの文字が大きくなりデザイン的にも斬新な感じがします。
ブルイックラディ蒸留所では冠銘柄のブルイックラディ、ヘビーピーテッド版のポートシャーロット、最高級ブランドで熟成原酒をカスク単位でボトリングしたオクトモアと3つのブランドを出しており、アイラの蒸留所の中にあって個性的なスタイルの経営方針を貫いています、そのためかポートシャーロットやオクトモアはボトラーズ銘柄だと思っている人も多いです。
さてザ・クラシックラディはできるだけ原酒に近い味わいを残す目的でアルコール度数を50度に設定しています、ただアイライモルトの特徴の一つであるピート臭がゼロで物足りないと感じるアイラモルトファンも多いでしょう、その分樽から染み出したフルーティなカスク独特の香り成分が楽しめるのですが最もアイラモルトらしくない味と香りのウイスキーです。
まず梨や桃のような甘い香りがしますが飲んだ瞬間に一転ドライな辛口の味という変化に驚きます、また飲み込んだ後には再度フルーティな後味と香りに包まれます、何とも言えない摩訶不思議なウイスキーがあるものです。
その意味ではアイラモルトファンの心を擽らないのか置いていないショットバーも多いのも確かです、私的にはこんなフルーティ&ドライなアイラモルトも在ってよいと考え気分転換や偏った思考のリセットのために飲む一本です、ピート臭がなくてもアイラモルトのエッセンスは充分に堪能できます。
品名 ブルイックラディ ザ・クラシックラディ 新ラベル
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 ブルイックラディ(アイラ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 50度
内容量 700ml
価格 7,500円~8,500円(2026年4月時点)
特記事項 ノンピート