変わったリキュールを紹介します、それは薬草系のドラキュラズ・ブレッドという血のような色をしたドイツ産のリキュールです、90年代には毎日のようにショットバーでジンジャーエールで割って飲んでいました。
最近見かけなくなったと思って探してみたら大手リカーショップに置いてあったので買って当時の味を懐かしみながら試飲しました、やはり私には合っているというか美味しく感じます。
各種の薬草に加えてショウガとトウガラシが豊富に使ってありますので痺れるような辛さに薬草独特の香りが相まってなんとも言えない味のリキュールです、個人的には炭酸で割っただけでも美味しく感じるので疲れたときには最高のエナジードリンクです、ただ確実に人を選ぶリキュールだと思います。
飲んだ後は身体がポカポカしますので風邪予防には最適です、また夏バテ防止にもなります、飲んだ翌日は肝臓が元気になるのか食欲旺盛になっています。
日本に伝えられた当時、フランケンシュタイン・メンタというミント系のリキュールも姉妹品として同時販売されていましたが、こちらは20年以上も前に終売になっています。
味は私個人的には好みではないので探そうとも思わないのですが、オークションでは軒並み1万円以上していました、興味があれば別ですが味的にはお薦めしません。

夏の休日はよくロングカクテルを昼間っから頂きます、そんなときに無くてはならないのがライチのリキュールです、このパライソ・ライチは昔から私の好みのリキュールの一つです、ライチリキュールではディタが有名ですが私はこのパライソのほうが派手な味で好きです。
ライチリキュールはどのブランドでもジンやウォッカやラムでも合います、またどんなリキュールやフルーツジュースにも合わせられますので、ショッバーではいくつものオリジナルカクテルレシピが誕生しています。
本当によくできたリキュールだと思います、というかライチってこうして味わってみると良い意味ではどんな味のものともぶつからずに合わせてくれ、逆に悪い意味でははっきりしない曖昧な味だということですね。
いずれにしてもアルコール度数も糖分もけっこうあるので、調子に乗ってごくごく飲んでいると確実に記憶が飛ぶしカロリー過多になりますので要注意なリキュールです。

みんなでごくごく飲んでいたら写真を撮る前にほぼ空になってしまいました
紅茶好きな人に親しまれているほぼ紅茶のお酒でティフィンというドイツ産のリキュールがあります、独自のカクテルレシピもあり紅茶とお酒を同時に楽しめるリキュールです。
アルコール度数は他のリキュール類と同じ程度の24度ですから割と扱いやすいリキュールだと思います、紅茶はヒマラヤ産のダージリンであり紅茶にも拘っているリキュールです。
私は妙なカクテルにするよりも素直にミネラル水やお湯で割ってレモンスライスを入れたものが最も美味しいと感じます、そもそもそういうリキュールですからシンプルに飲むのが一番です。
ティフィンの後に緑茶(グリーンティ)やウーロン茶のリキュールも生まれ、ウイスキー臭が苦手な人でもショットバーでお酒を楽しめる時代になりました。

ハイランド地方のモルトウイスキーをベースにしたリキュールがあります、それがドランブイというリキュールです、ショットバーに通う人なら誰しも知っていると思います。
ドランブイの歴史は古く、スコットランドのスチュアート王家に伝わるレシピが1745年に王家の争いの果てにフランスに無事亡命できた勲章として兵士を代表してジョン・マッキノンに贈られました。
その後1906年にマッキノンの子孫が酒造会社の協力の下に商品化しイギリス全土で親しまれるようになりました、そしてその後は全世界に輸出されていったのです。
現行商品は数十種のモルトウイスキーをブレンドした後にハーブやスパイスを漬け込み、スコットランドに咲くヒースという花から採ったハチミツを加えるという何とも贅沢なレシピのリキュールです。
アルコール度数は40度でブレンデッドウイスキーなどと同じです、ストレートで飲む人もいますがお薦めは水割りかお湯割です、甘すぎずモルトウイスキーの風味を感じられます。
ちょっと疲れたときなどに飲むと熟睡でき疲れが飛びます、そもそものレシピはそういう滋養強壮の薬だったのですから納得です。

薬草系リキュールで昔から最もカクテルに使われるリキュールがリキュールの女王と謳われているシャルトリューズで私の大好きなリキュールの一つです、強めの味のヴェール(緑色)とジョーヌ(黄色)の2種ありますが、私はドスンと薬草臭がくるヴェールをもっぱら好んで飲んでいます。
フランスには多くの薬草系リキュールが存在していますがおそらく最も古いリキュールだと思います、製法はカルトジオ会の修道院で最初に作られたレシピに基づいています、当時では薬として用いられていました。
世界中にある薬草系のリキュールの多くが修道院で造られていました、滋養強壮の薬として兵士の治療などに使われたのだと推測します、私も疲れたときは薬草系のリキュールを寝る前にお湯で割って飲んでいます。
日本の養命酒はこういったヨーロッパの国々に伝わる薬草系リキュールからヒントを得て味や香りを日本風にに仕上げたのだと思います、ちなみに薬草系リキュールには平均してハーブやスパイスが50種ほど使われています、中には100種以上というのも存在しています。
薬草系リキュールと相性のよいスピリッツはジンです、ジンも多くの薬草を使って造られていますから味も香りも相性が抜群です。
シャルリューズ・ヴェール(写真左側)と合わせてグリーンアラスカ(カクテル)をストロング(シェークやステアせずに原酒のみをグラスに注ぐだけ)で時々頂きます、私にとっては最高のジンドリンクです、ヴェールをジョーヌに変えると若干甘めの優しい味になります。

左側にあるのがシャルトリューズ・ヴェール