イギリスのカントリーの一つである北アイルランド及びアイルランドで作られるウイスキーをアイリッシュウイスキーといいます、そのアイリッシュウイスキーの伝統製法のシングルポッドスチルでの3回蒸留を200年以上継続させているレッドブレストはアイリッシュウイスキーを代表する銘柄の一つです。
レッドブレストとはコマドリを意味し、オロロソシェリーカスクの中でウイスキーが徐々に赤みを増して行く過程を表現しています。
オロロソシェリーカスクとバーボンカスクでのヴァッティングで複雑な味と香りのバランスがすごくいいです、スパイシー感もありますがスムースで飲みやすいウイスキーです。
ショットバーでときどき思い出したように飲むウイスキーの一つです、フルーティな余韻がずっと口の中に残ります、アイリッシュウイスキーの世界も深いです、今後は少し手を広げてみようと思います。
美味しくて価格が安いと評判のアイリッシュシングルモルトの中にあってラガヴーリン並みの価格を誇るナッポーグ・キャッスル、そのスタンダードといえるのが12年でライトなフルーツケーキのような香りが上品で本当に美味いウイスキーです。
いつものショットバーで〆の一杯にコロナビールをチェイサー代わりに飲み干しました、一日の終わりはやはり美味しいウイスキーで〆るに限ります。
この夜は懐石料理屋で接待を受けていました、ワインのような義侠(ぎきょう)など飲んだことのない6種の高級日本酒を馳走になりました、どれも本当に個性が強い日本酒で飲み比べるとまるで違う酒のようです。
確かに日本酒と懐石料理は最高に旨かったです、でもやはり〆はクラッカー&ウイスキーが我が家に帰ってきたようで心身ともに落ち着くのです。
価格的にも家飲みでゴクゴクやれるウイスキーではなく、やはりリラックスしたいときに2~3杯ストレートで頂くようなアイリッシュシングルモルトで上品な味と香りを誇るウイスキーです。
アイリッシュシングルモルトで他にも高額な銘柄に2015年に創業したウォーターフォードがあります、まだ熟成年数表示ものが出てなく若熟成のスモールバッチが出ている程度ですが当然ショットバーで見かけることもなく飲む機会に恵まれません、是非とも今度買って飲んでみたいと思います。
ちなみに熟成途中の若熟成なのですがどれも1万円を超える価格です、12年が飲めるときにはいったい幾らになっているのか、今からとても気になる存在のアイリッシュウイスキーです。
アイリッシュウイスキーもスコッチとほぼ同じ系統でしかも私好みのウイスキーが多いので本ブログでも一つのカテゴリを作ろうと思ったくらいです、ただアイリッシュを加えるとカナディアンとかジャパニーズまで手を広げないといけなくなります、したがってあくまでもスコッチウイスキーにメインカテゴリを絞りアイリッシュなどのスコッチ以外のウイスキーは雑記として伝えることにしたのです。
いつものショットバーで〆の一杯、右はチェイサー代わりのコロナビール
イギリスのカントリーの一つである北アイルランド及びアイルランドで作られるウイスキーをアイリッシュウイスキーといいます、その代表格の一つであるブッシュミルズはモルトウイスキーを50%使ったブレンデッドウイスキーで癖が無く万人受けするウイスキーです。
このブッシュミルズ・アメリカンオークフィニッシュは、ブレンデッドではなく各種のシングルモルトをヴァッティング後にアメリカンオークカスクで再熟成したシングルモルトです。
北アイルランドで400年続くという最古の蒸留所で世界中にファンも多いブッシュミルズ、なかでも私の好きなのがこのブッシュミルズ・アメリカンオークフィニッシュです、他に各種のカスク版があり価格も4,000円程度とスコッチウイスキーに比べるとリーズナブルな価格です。
伝統技法そのままにノンピートモルトをバーボンカスクで再熟成しているので、バーボンカスクの味と香りのベースとして記憶でき大好きなアイラモルトの味と香りのカスクリファレンスにもなります、アイラモルトファンとしてウイスキーの原点に迫る探求がまた楽しいひと時なのです。
特に謎のアイラモルトのカスク当てにはこういったカスク独特の味のベースとなるリファレンスに使えるウイスキーは重要です、とはいえ飲みやすいので味を確認しつつ結局何杯も飲んでしまうので要注意です。