酒好きな私へのお土産No.1は日本酒や焼酎(泡盛含む)などの日本を代表する酒類、次いでシャンパンやワインなどの洋酒、最後にビールなのですが、最近は大のウイスキーファンということが浸透し始めてきたのか地ウイスキーなども増えてきました。
この房総も千葉県産の地ウイスキーでショットバーではまず飲めません、お土産でもらわなければ飲める機会もないのでありがたいことです。
初めてのウイスキーなので軽く調べてみたら日本酒と焼酎の蔵元である須藤本家のもので自社製造の3年熟成のモルトウイスキーに輸入グレーンウイスキーをブレンドしているとのこと。
普通はウイスキー蒸留所ではない蔵元では、自社ではグレーンウイスキーを造りスコットランドからモルトウイスキーを輸入してブレンドするというのが一般的なのですが、味と香りにオリジナリティを出したいとのことでしょう。
一般的なジャパニーズウイスキーの味をイメージしていたのですが飲んでみると意外やライトなフルーティーな味と香りです、こういう味はストレートやロックで飲むよりか水割りやお湯割で飲むことを意識しているのかもしれません、実際に水割りで飲んでみるとデュワーズのようで大変飲みやすい味になりました。
であればデュワーズ12年の方が価格も安いしどこでも手に入ります、日本の地ビール同様に地ウイスキーもイマイチ価格の壁問題が障壁になっているような気がします。
例えば自社でモルトウイスキーが作れるくらいですから少量限定で原料に拘り特徴ある樽を使って最低でも8年熟成してから世に出だすなど、ジャパニーズシングルモルトで勝負したほうが面白いのではないかと思うのです。

イギリスのカントリーの一つである北アイルランド及びアイルランドで作られるウイスキーをアイリッシュウイスキーといいます、その代表格の一つであるブッシュミルズはシングルモルトではなくモルトウイスキー50%のブレンデッドウイスキーで癖が無く万人受けするウイスキーです。
そのブッシュミルズのブラックブッシュはモルトウイスキーを80%も使っており、モルトウイスキーはオロロソシェリーカスクとバーボンカスクのヴァッティングによる深い味わいを堪能できるブレンデッドウイスキーに仕上がっています。
オロロソシェリーカスクからくるのかスタンダード版に比べて液色が赤黒っぽいです、その色からブラックブッシュと銘銘されたのだとおもいます、スパイシーさと苦みや甘酸っぱさがバランスよく配合され極めてバランスよい味です。
北アイルランドで400年続くという最古の蒸留所で世界中にファンも多いブッシュミルズ、シングルモルト版のバーボンカスクで再熟成したブッシュミルズ・アメリカンオークフィニッシュは私の大好きなアイリッシュウイスキーですが、ほぼシングルモルトのブラックブッシュもショットバーでよく頂くアイリッシュウイスキーの定番です。

2017年に創設されたリンドーズ蒸留所では若熟成のシングルカスク原酒をボトリングして各種販売しています、現在各種のカスクで熟成させたボトルを本数限定で販売しています。
カルバドスバットは300本ほどの限定数であっという間に売切れてしまいました、尚バットとは475リットルの大きなカスクでリンドーズでは3年でも充分に熟成が進むように熟成庫に暖房設備を導入しているようです。
現在発売されているリンドーズ銘柄はほとんど日本市場向けに特別出荷されているようです、いずれは10年や12年といったオフィシャルボトルが出てくるでしょう、その際には一気に価格が上昇しプレミアム化するかもしれません。
気に入ったウイスキーは買えるときに買っておく、現在のウイスキーブームが続く限りいつ飲めなくなるかもしれないのですから。

リンドーズ・マンサニーリャシェリーバット

リンドーズ・カルバドスバット
おそらくグレンフォレスというウイスキーが存在していたことを知っている人はほぼいないと思います、幾つかのショットバーで話を出してもバーテンダーでさえも知りません、たった一人行き付けのショットバーの還暦過ぎたばかりのマスターが知っていましたが飲んだことはないということです。
1823年に創業したグレンフォレス蒸留所は1837年にオーナーチェンジにより現在のエドラダワー蒸留所と改めます、この初期の蒸留所の名前を冠したシングルモルトは1986年にエドラダワーというオフィシャル名称に代わるまで70年代後半から数年間だけ流通していた幻のウイスキーなのです。
エドラダワー蒸留所は2018年までスコットランド最小の蒸留所として観光名所ともなっている大変人気のある蒸留所です、その少量生産されてきたウイスキーは甘みの中にやんわりと酸味が香る非常に上品な風味です。
先のマスターにも味わって欲しいと先日大判振舞で皆で試飲しました、エドラダワー蒸留所は2018年から蒸留ポットスチルが変わりました、その影響もあるのか現在のエドラダワーとグレンフォレスは別物というほど風味が違い非常に上品な香りがします。
過去を掘り起こしてもっと評価され話題となるべきウイスキーです、きっと現在のエドラダワーの前身銘柄だということがウイスキーマニアの間に広まれば一気に手の届かない存在になるのは必至でしょう。

木箱・リーフレット付きのグレンフォレス12年フルセット
アイラファンの送るアイラファンによるアイラモルトブレンデッドウイスキーがあります、この存在の価値を解る人だけが至福の味を味わえるウイスキーなのです。
ビッグ・ピートはアイラ島の4つの蒸留所のモルトのみをブレンドしたモルトブレンデッドウイスキーで1983年に閉鎖した幻のアイラモルトであるポートエレン蒸留所の最期に仕込んだ1983年カスク(40年もの)が含まれています。
ポートエレンに加えてアードベッグ、カリラ、ボウモアとアイラファンには堪らない蒸留所のシングルモルトがブレンドされているとあってアイラモルトファンにとっては看過できないウイスキーではないでしょうか。
これ1本でアイラモルトエッセンスのすべてが理解できるウイスキーと言えます、アイラモルトファンの為のアイラモルトブレンデッドがビッグ・ピートなのです。
封切りから立ち上るスモーク臭にはじまりスパイシーな味がガツンときてフィニッシュでバニラやアーモンドのような香りが口の中に広がります、私はいつ終売になってもよいように5本もストックしています、そのうち手が出せないほどの価格になってしまうかもしれません。
