
かのウィリアム・グラントによって設立されたバルヴェニー蒸留所は拘った製法を維持している蒸留所です、そのクラフトマンシップ溢れるバルヴェニーの12年ダブルウッドです。
バーボンカスクで熟成後にオロロソシェリーカスクという2つの異なるカスクでトータル12年間熟成させたシングルモルトで、バランスの取れた味と香りが評価され2016年にワイン&スピリッツ賞を受賞しています。
最初に甘くてフルーティな香りがきてスペイサイドのシングルモルトだと思えません、しかし味はしっかりスペイサイドを思わせるモルティでありフィニッシュはかなり長く甘い感覚が持続します。
ちなみにバルヴェニーのブレンダーは高名なケルシー・マッケニー女史でモルトマスターの称号を得て2014年から務めています、60年間という真のウイスキーファンでもあり味と香りを知り尽くしたブレンダーによる逸品です。
品名 バルヴェニー12年 ダブルウッド
熟成年数 12年
カスク バーボン、オロロソシェリー
蒸留所 バルヴェニー(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 11,000円~12,000円(2026年5月時点)
特記事項 2カスクマチュアード、入手困難で価格急上昇

スペイサイドを代表するウイスキー蒸留所の一つであるクラガンモアの12年です、クラガンモア蒸留所はサーモンフィッシングができる川の辺に創設された蒸留所です。
オールドパーを代表とする著名なブレンデッドウイスキーのキーモルトとしても知られるクラガンモアは独特の上部が平らなポットスチルを採用しており、不純物が戻され雑味の少ない透明感のあるスピリッツが生まれます、そのピュアモルトの香りを存分に堪能できます。
ポッドスチルの賜物なのかフルーティであり若干の酸味も感じるスペイサイドモルトの特徴をすべて併せ持つ味と香りのウイスキーです、熟成が12年でありながらも味と香りのバランスは最高です。
私もショットバーで頼むウイスキーのうちスペイサイドはクラガンモアとリンクウッドの2銘柄がダントツです、スペイサイドの代表銘柄であるグレンフィディックに比べるとクラガンモアのほうが複雑且つ濃厚でスコッチエッセンスが多く感じられます。
ちなみに現在私の家飲みウイスキーのスペイサイドモルトはクラガンモア12年とマッカラン12年ダブルカスクです、どちらも寝る直前に飲んで気持ちよく熟睡します、じっくりとスペイサイドシングルモルトを味わいたい人には超お薦めの一本です。
品名 クラガンモア12年
成年数 12年
カスク リフィル・バーボン
蒸留所 クラガンモア(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 5,500円~6,500円(2025年11月時点)

このウイスキーに関しては何の説明も不要でしょう、それほど高名なスコッチウイスキーの頂点を極めたマッカランの現在におけるスタンダードがこのマッカラン12年・ダブルカスクです。
ダブルカスクは2つの異なるカスク原酒のヴァッティングものであり、ほぼ同じ価格で3つのカスク原酒をヴァッティングしたトリプルカスク版もありますので購入の際には好みで選ぶとよいでしょう。
原木を厳選し1からカスクを自社で作り上げる拘りと伝統の技法に裏付けされた味と香り、世界中でスコッチウイスキーの頂点に君臨していることは紛れもない事実です。
バブル期に売り出されていた木箱入りマッカラン30年の重厚な木箱と空ボトルがなんとプレミアムリカーショップで100万円で売られている事実、他のウイスキーには真似できない風格は見事としか言いようがありません。
それにしても木箱と証明書付きの空ボトルを100万円で買ってどうするのでしょうか、もしも当時のものが手付かずの綺麗なまま保存されていたらとんでもない金額で取引されています、下衆の勘繰りではありませんがとても気になります。
そんなプレミアムマッカランは無理でも現役の12年なら手軽に飲めます、オロロソシェリーに使われるカスクで熟成されたモルトウイスキーはまさに上品でフルーティ、疲れた心身を癒すのには充分です、1日の最後に飲みたいウイスキー、これが世界の最高級ウイスキーブランドが製造するシングルモルトの強さなのでしょう。
品名 マッカラン12年 ダブルカスク
成年数 12年
カスク アメリカンオークシェリー、ヨーロピアンオークシェリー
蒸留所 マッカラン(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 9,500円~12,500円(2025年8月時点)
特記事項 2カスクバッティング

ショットバーのスパイサイドモルトの定番であるアベラワーの12年ダブルカスクマチュアードです、現在手に入りづらい状況になっています。
ダブルカスクマチュアードとされていますが再熟成ではなくシェリーカスクとバーボンカスクの原酒をヴァッティングによってブレンドしているようです、その意味では正確にはダブルカスクということになります。
またシェリーカスクはスペイン産のワイン樽を使用しており、そのせいか他のスペイサイドモルトよりも酸味を強く感じますがフルーティでほろ甘い香りが魅力となっています、飲み込んだ後にくる若干のビター味も心地よいです。
尚12年が入手困難になってきており非常に高額になっています、代わって10年が現在主流になっているようです。
10年は12年と同じ2つのカスク原酒をヴァッティング後にコニャックの熟成に使われるフレンチ・リムーザンオークカスクで再熟成するというトリプルカスクであり、大変手の込んシングルモルトになっています、是非とも飲み比べてみたいと思います。
品名 アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード
成年数 12年
カスク シェリー、バーボン
蒸留所 アベラワー(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 8,000円~9,500円(2025年5月時点)
特記事項 2カスクマヴァッティング、入手困難状況

ブレンデッドウイスキーの老舗ブランドであるJ&Bのキーモルトとして知られるノカンドゥの18年です、シングルモルトファンでもあまり飲まれることがないのですがスペイサイドらしい風味のシングルモルトです。
若干感じるスモーキーな香りとフルーティな香りが相まって香りは最高です、12年も美味しいのですが18年の香りがすばらしくシェリーカスクでじっくりと時間をかけて熟成させた長期熟成(スローマチュアード)の賜物だと思います。
飲み始めは若干のスパイシーさも感じますがフィニッシュはドライフルーツを思わせるような酸味のある甘みを感じて味のバランスが絶品です、シェリーカスク熟成の味と香りを存分に堪能できるシングルモルトです。
オフィシャルのシングルモルトとしてのデビューは70年代後半くらいからであり、その為か余り知られていない蒸留所ですが近年ショットバーでも置いているところが増えてきました、現在のところ18年熟成なのに割りとリーズナブルな価格に落ち着いていますのでお買い得感もありお薦めです。
品名 ノッカンドゥ18年 スローマチュアード
成年数 18年
カスク シェリー
蒸留所 ノッカンドゥ(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 10,500円~13,000円(2024年5月時点)