
マル島にあるトバモリー蒸留所では冠名のトバモリーとレダイグの2種をツートラックブランドとして製造しています、トバモリーはノンピートでレダイグはヘビリーピーテッドです、本ボトルはそのレダイグのピーティ感をマックスに感じるレダイグ10年です。
モルトの原料はアイラ島のポートエレンから仕入れています、ポートエレン蒸留所が閉鎖してしまった今ではアイラ島のモルトだけで作られたスモーキーなシングルモルトとしてありがたみを感じるのは私だけでしょうか。
ショットバーでもトバモリーは置いてなくてもレダイグは置いてあります、世界的にもレダイグがトバモリー蒸留所のフラッグシップになっているのは間違いないでしょう。
注いだときから立ち上がるスモーキーなピート臭にはじまり、飲み込んだときに感じる潮の香りに加えて若干感じる酸味、飲み込んだ後にくるアーモンドをローストしたようなモルティな味と香りといいスコッチウイスキーのエッセンスが凝縮しています。
好みもあるでしょうが私個人的にはアイランズの中では最も美味しいと感じるシングルモルトです、他のアイランズモルトと比べて極めて個性的な味と香りを堪能できるでしょう、私のイチオシのアイランズシングルモルトです。
品名 レダイグ10年
熟成年数 10年
カスク 不明
蒸留所 トバモリー(アイランズ:マル島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46.3度
内容量 700ml
価格 6,000円~9,500円(2024年3月時点)
アラート 入手困難状況、価格上昇傾向

80年代に免税店ではひと際目立った存在であったトミントール、まるで化粧品のようなボトルといいアクリルのクリアケースといい、グローバル戦略を繰り出していたのが伺えます。
この頃のトミントールはノンエイジ・8年・12年と出していましたが大きく価格が変わらないために多くの人が12年を求めていました、その結果なのか現存数で一番多いのが12年、一番少ないのが本ボトルのノンエイジ版であり、現在一部のプレミアムリカーショップではノンエイジが一番高額になっています。
これまではほとんど見向きもされなかったトミントールですが、ここ数年のスコッチウイスキーブームでアンティークウイスキーが見直され本トミントール80年代ボトルも価格が急上昇しています。
トミントールは軽い感じで飲みやすいのが特徴です、人によっては味が薄いと表現しますがシェリーカスクの甘酸っぱい香りとスパイシーな味は個人的には好きな風味です。
品名 トミントール 80年代流通ボトル
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク シェリー他
蒸留所 トミントール(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 18,000円~20,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 6,000円~7,000円(2024年3月時点)
特記事項 クリアケース付きは割増価格、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します


左:タリスカー10年 旧ラベル 右:タリスカー10年 新ラベル
2017年までスカイ島唯一の蒸留所であったタリスカー蒸留所が誇る鉄板スタンダード銘柄です、タリスカーと言えばこのタリスカー10年を指しています。
スカイ島のシングルモルトは現在では期間限定的ながら同銘柄でしか味わえませんので、過去から各種のボトラーズ銘柄のブレンド用としてのニーズもあり世界的にも昔からファンの多いシングルモルトの一つです。
ピート臭から始まりスパイシーな味ときてフィニッシュは甘酸っぱい香りが広がるのでアイラモルトと勘違いする人もいますが、アイラ島よりも若干北にあるスカイ島のシングルモルトですから味や香りが似てくるのは当然かもしれません。
ブナハーブンなどのノンピートのアイラモルトよりも断然タリスカーのほうがアイラモルトらしいと言えます、フルーティな後味といい香りも極めて上品で女性に人気があるのも頷けます、ちなみにジョニーウォーカーのキーモルトの一つでもあります。
品名 タリスカー10年
熟成年数 10年
カスク アメリカンオーク
蒸留所 タリスカー(アイランズ:スカイ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 45.8度
内容量 700ml
価格 5,000円~6,000円(2024年3月時点)

ラベルこそ時代とともに変わりますが今でも同じ特徴的な変形角ボトルで販売されているカーデュ12年の80年代に流通していたボトルです、約50年ぶりに段ボールから出して確認したのですが若干液減こそしているものの外箱も含めて綺麗な状態で保管できており安心しました。
カーデュ蒸留所といえばブレンデッドの三大銘柄の一つであるジョニーウォーカーのキーモルトの一つですが、スペイサイドにしては優しいモルティな香りに柑橘系の香りが重なるのが特徴でキーモルトに選ばれるのはそれなりの意味があってのことだと感じます、ただしジョニーウォーカーブラックは特にタリスカーの個性が強く出ている気がします。
ボトルネックの巻ラベルにジョニーウォーカーの伝統の紳士の歩く姿マークが付いているのが何ともいえない主張をしています、ただし有名なシングルモルトなのに当時でもそれほど価格は高くはなかったように記憶しています。
香りも上品ですが味もトーストのようなモルティな香ばしい甘みもあり個人的には好みの味です、現在流通している12年もほとんど変わらぬ風味で意外と安価で購入可能であり、もう少し人気が出てもおかしくないウイスキーなのですがドライな味を好む日本人には薄味に感じて好まれない風味なのかもしれません。
品名 カーデュ12年 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 カーデュ(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 12,000円~15,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 4,500円~5,500円(2024年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

新ラベルの正規品の倍近くも価格急上昇中のタリスカー10年旧ラベル、2017年まではスカイ島唯一の蒸留所であったタリスカー蒸留所が誇る鉄板スタンダード銘柄です。
スカイ島の本格的なシングルモルトは現在では期間限定的ながら同銘柄でしか味わえませんので、過去から各種のボトラーズ銘柄のブレンド用としてのニーズもあり世界的にも昔からファンの多いシングルモルトの一つです。
ピート臭から始まりスパイシーな味ときてフィニッシュは甘酸っぱい香りが広がるのでアイラモルトと勘違いする人もいますが、アイラ島よりも若干北にあるスカイ島のシングルモルトですから味や香りが似てくるのは当然かもしれません。
ブナハーブンなどのノンピートのアイラモルトよりも断然タリスカーのほうがアイラモルトライクと言えます、フルーティな後味といい香りも極めて上品で女性に人気があるのも頷けます、ちなみにジョニーウォーカーのキーモルトの一つでもあります。
最後に旧ラベルと新ラベルでは味と香りが違うという巷の噂がしきりです、実際にショットバーや家飲みで比べてみたのですが私にはよく解りません、ただ噂どおりに若干ですが新ラベルのほうが優しい味がしなくもないのですが特筆すべき大きな違いはないでしょう。
品名 タリスカー10年 旧ラベル
熟成年数 10年
カスク アメリカンオーク
蒸留所 タリスカー(アイランズ:スカイ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 45.8度
内容量 700ml
価格 8,000円~10,000円(2024年3月時点)
アラート 極めて入手困難状況、価格急上昇中