2026年2月13日 08:00

アイラ島のブルイックラディ蒸留所からボタニスト(植物博士の意味)というジンが発売されたときには驚きましたが、その後世界中のウイスキー蒸留所からも新たなジンが製造販売されるようになりました、日本でもこの数年で新たなジンが多数誕生しています。
そしてこの裏にある事情を知れば納得できます、その理由は大きく2つあります、一つは世界的なジンブームの到来です、世界の消費量は5年ほど前から上昇しており近年では女性の人気が急上昇しているようです。
また近年ではジンの高級版へのニーズが高まり、これまでは2,000円以下のジンが消費の中心だったのが現在では3,000円となり年々ジンの高級化へシフトしているという調査結果があります。
2つめの理由は世界的なウイスキーブームの煽りで全世界の蒸留所のカスク原酒が枯渇してニーズがあってもウイスキーが出荷できないのです、そこで熟成が不要で蒸留してすぐ出荷できるジンに製造をシフトしている蒸留所が増えてきたのです。
これらの理由からウイスキーメーカが所有蒸留所でウイスキーを生産する傍らでジンの製造を並行して行うようになり、製造したものを売るためのマーケティングを実施しているのです。
日本のウイスキーメーカーも新たなジンを開発して発売しだしています、私もウイスキー蒸留所のジンを何度か飲みましたが確かに美味しいです、安価なジンに比べてアルコール度数が高いのにピリピリ感がなくマイルドな風味です、多種のスパイスエッセンスが豊富に入っている証拠です。
ウイスキーのように数年間樽で熟成したジンも出始めました、長期熟成のウイスキーがカスク原酒の枯渇で造れないので若熟成の新たなウイスキーが近年どんどん発売されています、そんなウイスキー事情の中でジンも気にしなくてはいけない状況となりました、まあジンも大好きなので大いに時代の波に乗ることにしましょう。