薬草系のリキュールはほぼどんなものでも大好きです、とくにこのイエーガーマイスターは濃厚で炭酸で割ってもお湯割のホットでも美味しいです。
風邪を引いたときや疲れがとれないときは薬代わりにホットで頂きます、ちょっと飲みすぎたときにも夜寝る前に飲むと何故か翌朝はすっきりと起きられます。
このイエーガーマイスターは56種の薬草が使われています、1934年に製造元のドイツのマストイエーガー社によってレシピが造られ以後一度も変更されることなく引き継がれているそうです。
調べてみたら主な薬草の種類が出ていました、生姜・シナモン・スターアニス・カルダモン・オレンジピール・カモミール・ラベンダー・サフラン・フェンネル・マテ・ミントなどだそうです、ほぼ漢方薬でも使われるスパイスやハーブです、カレーや薬膳料理に使われるスパイスも入っています、元気になるわけですね。
薬草系のリキュールが造られた背景には兵士の滋養強壮と食あたりの際の解毒などのニーズがありました、現在でもヨーロッパの多くの国で独自の薬草系リキュールが造られ軍では訓練に必ず携行しているそうです、歴史を知ると益々ありがたみが出てきます。
ただ注意すべきはアルコール度数はウイスキーとほぼ同じ35度もあります、元気になるからといってグイグイ飲むと翌朝かなり辛い思いをします、アルコールに加えて薬効成分と糖分を多分に含みますので大量に飲むと肝臓が分解できずにふらふらになります。

中華風のエビマヨではなくフレンチ風味にしてオレンジ色が映えるエビフリッター・オーロラソースにしてみました、これが柔らかな酸味が加わり意外やウイスキーに合うおつまみになりました。
トッピングにローストアーモンドのクランチを振ってみたら風味もよくなりました、ちょっとソースが多すぎましたが改良すればもっとよいメニューになると思います。
クレソン、ルッコラ、バジル、イタリアンパセリなど添えるグリーンを各種試しているのですがどれもイマイチ合いません、いっそのこと癖の無いブロッコリなどの温野菜+プチトマトのほうがサラダ付きみたいでいいかもしれません、そもそもオーロラソースはサラダ用ですから。

古くは40年以上前から朝鮮人参やニンニクなどの薬膳酒作りを楽しんでいます、ここ最近はそれらを小分けしていつでも飲んで楽しめるようにしています。
また更にスパイスやハーブ類だけでは物足りなくてフルーツや野菜類も実験のために各種作っています、これらは砂糖を一切加えていないのでリキュールではないのですが、飲むときにガムシロップやハチミツなどを加えれば即薬草系リキュールとして使えます。
食用アルコールで漬けるのですがアルコール度数が35度以上ないと成分抽出が上手くいきません、私は手軽に買える梅酒用のホワイトリカーを使っています。
ラックに収まらずにこういったクローゼット用のワゴンを使ってクローゼットに保管しています、クローゼットは温度変化が少なく陽が入り込まないので管理には便利です、現在おそらく100種以上で容器としては200個はあるでしょう。
早くて1ヶ月で飲めますがマイルドで美味しくなるのは3年以上経ったものです、所有するもので最も古いものは40年近くたっているものもあります、すごくおいしいです。
尚、こういった高アルコール度数の自家製のお酒は自宅で楽しむのはOKですが、販売したり他者に譲ったりするのは法律上NGですので取り扱い上注意が必要です。

各種のスパイスやハーブの薬膳リキュール

ラックに入りきれないのでクローゼットにクローゼット用ワゴンで保管、こんなラックがクローゼットに4つも入っています

40年になる水耕栽培で栽培された朝鮮人参酒の大瓶

10年目の朝鮮人参を3本に冬虫夏草を20本入れた薬膳リキュール、棗なども入れています

タンポポの根の薬膳種は5本ほどあります、タンポポの根は「蒲公英」という漢方薬です

自家栽培のキャットニップ(ミントの仲間)もたくさん作りました
もう10年近く前になるでしょうか、30数年前のバブル経済期の頃にヒースロー国際空港で買ったボウモア飲み比べ200mlボトルセットをみんなで飲み比べしました。
このセットはボウモア8年、12年、15年、17年、21年で当時出されていたボウモアの全オフィシャルの200mlボトルで現在では二度と手に入らないものです。
味と香りの違いを楽しむための免税店限定セット、もし今オークションに出したら購入価格自体が2万円ほどだったのでどれほどの金額で売れたでしょうか、おそらく世界でも現存していないのではないかとというほど極めて貴重なセットだったのです。
味と香りは当然楽しめたのですが、そういうことよりも貴重な経験をしたこと自体が宝だと思うのです、それをみんなで共有できるのはすばらしいことです。
貴重なボトルを持っていることは一つの誉れ、でもそれを手放してしまったらそれを再度手にするのには数十倍のお金を払わなければならないのです、貴重であろうが高額であろうが今それを楽しめることに大きな価値があると思うのです。

そのときの写真をスタッフがこっそり撮って残してくれていました
ちなみに左のボウモア12年は現在プレミアムが付いている激レアのカモメラベル
ウイスキーに合うおつまみの重要なファクターは薄味ということです、またほんのりと香るものがウイスキーの香りの邪魔をしません、その意味ではトマトはよく合う野菜の一つです、特に食べやすく酸味と甘みが優しいプチトマトは口直しにもなって最高です。
カットしてブルスケッタに乗せてもいいしサラダのトッピングにも使えます、またクリームチーズとの相性がいいのでチーズの盛り合わせに添えて一緒に食べても美味しいです、勿論そのままでもウイスキーによく合います。
デパ地下では数種類のプチトマトがワンパックになって売っているのでおつまみにしながら味の個性を楽しんでいます、酸味の強いものよりほんのりとした酸味で甘みの多いものがウイスキーにはよく合います、何でも自分で試してみることが肝要です。

ウイスキーとの相性を確認するために4種のプチトマトパックを買ってきて味比べ、味の個性がすごくて同じプチトマトとは思えません

甘系のプチトマト(俗名でいうフルーツトマト)の方がウイスキーには合います