ビターなチョコレートやローストナッツが合うのだからゴーヤの苦味はどうなのだろうという好奇心だけで作った、ゴーヤとイタリア産ハーブソーセージのアーリオオーリオです。
これがすごく合うと言いがたいのですがブレンデッドなどの甘口系のウイスキーにはなんとか合うつまみになりました、むしろ甘口のロングカクテルならばっちりです。
ハイランドシングルモルトにビターマックスのウイスキーがあります、そんなビターなウイスキーにも合うのでゴーヤとマッチングするウイスキーを探してみるのも楽しいかもしれません。
若いゴーヤは苦味が強いので炒める前に軽く塩水で茹でておくと後から塩を振る必要もないので苦味を消して調理が早くなるのでお薦めです。

入手困難状況のシャンパンの一つショードロン・カルトブランシュは辛口系ですが酸味がまろやかで大変飲みやすい本格シャンパンです、開けた途端にあっという間に空いてしまいます。
ショードロンは7代続く老舗シャンパンメーカーでありシャンパーニュ地方でも特に品質の高い地区に自前のブドウ園を所有しています、使われているブドウ品種はピノ・ムニエが75%で他はシャルドネやピノ・ノワールなどです。
リンゴのような香りがするシャンパンで喉越しは最高です、香りがいいのでゆっくりと味わいたいのですがゴクンと飲んでしまいたくなる風味です。
尚、現在品薄状況で手に入れるのが困難なようです、スコッチウイスキー然りでアルコール業界はどこも品薄で価格が急上昇しています。

酒好きな私へのお土産No.1は日本酒や焼酎(泡盛含む)などの日本を代表する酒類、次いでシャンパンやワインなどの洋酒、最後にビールなのですが、最近は大のウイスキーファンということが浸透し始めてきたのか地ウイスキーなども増えてきました。
この房総も千葉県産の地ウイスキーでショットバーではまず飲めません、お土産でもらわなければ飲める機会もないのでありがたいことです。
初めてのウイスキーなので軽く調べてみたら日本酒と焼酎の蔵元である須藤本家のもので自社製造の3年熟成のモルトウイスキーに輸入グレーンウイスキーをブレンドしているとのこと。
普通はウイスキー蒸留所ではない蔵元では、自社ではグレーンウイスキーを造りスコットランドからモルトウイスキーを輸入してブレンドするというのが一般的なのですが、味と香りにオリジナリティを出したいとのことでしょう。
一般的なジャパニーズウイスキーの味をイメージしていたのですが飲んでみると意外やライトなフルーティーな味と香りです、こういう味はストレートやロックで飲むよりか水割りやお湯割で飲むことを意識しているのかもしれません、実際に水割りで飲んでみるとデュワーズのようで大変飲みやすい味になりました。
であればデュワーズ12年の方が価格も安いしどこでも手に入ります、日本の地ビール同様に地ウイスキーもイマイチ価格の壁問題が障壁になっているような気がします。
例えば自社でモルトウイスキーが作れるくらいですから少量限定で原料に拘り特徴ある樽を使って最低でも8年熟成してから世に出だすなど、ジャパニーズシングルモルトで勝負したほうが面白いのではないかと思うのです。

個人的に好きなカクテルを紹介していきます、今回は私が最も多く回数を重ねたカクテルであるバンブーです、バンブーとはご存じ「竹」を意味する英語です。
一時期は毎日のようにファーストオーダーはバンブーでした、バンブーを数杯飲んでからウイスキーに移るのが習慣化していたように思います。
バンブーは辛口ホワイトシェリーの代表であるフィノシェリー40ccにドライベルモットを20cc加えてオレンジビターを1ダッシュ垂らしてステアで仕上げる辛口ワイン系カクテルです、肉料理の食前酒には最高です。
個人的に大好きなフィノシェリーがデリシオーサ・マンサニーリャでドライベルモットはドラン・シャンベリードライです、この組み合わせが上品な酸味ですっきりとしたドライな口当たりなのでバンブーを頼むときはバーに置いてあれば必ず指定します。
ラフなショットバーには確実にどちらも置いていないと思いますが、ショートカクテル1杯が最低2,000円前後の高級バーであれば置いてある可能性は高いです、一般的な銘柄に比べて驚くほど高額ではないのですが日本ではあまり使われることがない銘柄です。
ちなみにバンブーは1890年に横浜グランドホテルのチーフバーテンダーであるルイス・エッピンガーによって創出されたカクテルで、スイートベルモットで造る伝統的なアドニスをドライベルモットに変え豪華客船を経由して世界に伝えられた歴史あるカクテルです。

手前:バンブー 奥左:ドラン・シャンベリードライ(ベルモット) 奥右:デリシオーサ・マンサニーリャ

ウイスキーボトルの裏の表示には、ウイスキーの種別として「モルト」とか「グレーン」という表示がありますが、これは何を意味しているのでしょうか。
これはスコットランドで定められたウイスキーの定義によってウイスキー種を表示しており、「モルト」は大麦麦芽だけを原料として単式蒸留した蒸留酒であり、「グレーン」は大麦・小麦・トウモロコシなどの穀物を原料として連続式蒸留した蒸留酒です。
つまりウイスキーの定義で言えば、バーボンはトウモロコシを主原料としていますからバーボン自体が全てグレーンウイスキーということになります、ただしアメリカンウイスキーの定義はイギリスのものと異なりますのでバーボンにはバーボンウイスキーとしての定義に則って製造しています。
また日本のウイスキーの中には小麦に加えて玄米を原料としたウイスキーがありますが、これもグレーンウイスキーということになります。
尚、焼酎は小麦やサツマイモを原料とした蒸留酒ですが、アルコール度数がウイスキーの定義である40度以上ではなく加水によって25度にしているのでウイスキーではないということになります。
ただし、焼酎の中には「百年の孤独」のように40度でしかも3年ほど熟成させた焼酎があります、これは焼酎ではなくグレーンウイスキーかと思うのですが木のカスクで熟成していなければ厳密にはウイスキーの分類には入りません。
ただし海外では「百年の孤独」は40度というところだけを見て「ホワイトウイスキー」と呼ばれているようです、確かに味も香りもほぼウイスキーです。
ウイスキーとしての価値としては「モルト」がウイスキーファンには好まれる傾向にありますが、味的には好みの問題であり「グレーン」は飲みやすいだけではなく「モルト」よりも高額な「グレーン」ウイスキーも多数存在しています。
またウイスキーファンには支持される傾向のある「モルト」の中で、一つの蒸留所のウイスキーだけを瓶詰したウイスキーを特に「シングルモルト」と呼びます、更にその中でも一つの樽からそのまま原酒をボトリングしたものを「シングルカスク」と呼びます、ここでカスクとは熟成樽のことです。
蒸留所による味の違いを愉しむ為に、ウイスキーファンの多くは蒸留所の違う「シングルモルト」を銘柄別に何本もコレクションし日々味の違いを覚えていくのです。
最後に「ブレンデッドウイスキー」というウイスキーがありますが、これは複数の蒸留所が製造するモルトウイスキーやグレーンウイスキーを混ぜた混合ウイスキーであり、銘柄によって個性的な味と香りが特徴で押し並べて飲みやすいのでウイスキービギナーにはお薦めのウイスキーです。
また「モルトブレンデッド」は蒸留所の異なるモルトウイスキーのみをブレンドしたもので、それぞれの蒸留所の持つ個性をブレンダーによる絶妙なブレンドによって仕上がっており飲みやすいのが特徴です、なかには同じ地区の6つの蒸留所のモルトをブレンドしたというモルトブレンデッドウイスキーも存在しています。