ワインベースのリキュールであるベルモットで最も使われるスタンダードと言えるのがチンザノですが、私個人的に好きなのがドラン・シャンベリードライです、本当にドライですっきりした味が飲みやすいです。
ベルモットというのは白ワインをベースにニガヨモギを主としたスパイスで香りを付けたフレバードワインと言われるワインの一種です、リキュールに分類されることもありますがあくまでもワインの一種です。
ドランはベルモットで唯一AOCを取得している品質の高いベルモットとして知られています、ちなみにAOCとはワインやチーズなどにフランス政府から与えられる認定証で品質を保証されています。
このドラン・シャンベリードライを使って作るカクテルはすっきりとして最高です、お薦めはずばり「バンプー」です。

奥左:ドラン・シャンベリードライ
デパ地下で見つけた宮崎県産の粗挽き黒豚ソーセージをオリーブオイルでソテーにしたらジューシーでとても美味しいウイスキーのおつまみになりました、ウインナーソーセージというよりもフランクフルトソーセージのような大きさなので1本でおつまみには充分な量になります。
口直し的にルッコラと共に食べたら更に美味しくなりました、豚肉や牛肉はスパイスやハーブと相性がいいです、ルッコラが手に入らないときはクレソンやバジルでもよく合います。
普通のウインナーソーセージでもいいのですが、その場合は皮を剥いで口当たりをよくしたほうがいいかもしれません、私はパリッとした食感よりも口の中に皮が残る感覚がどうも苦手です、ウイスキーを美味しく飲むためにはストレスフリーな食べ物を合わせたいです。

宮崎県産の粗挽きポークソーセージのオリーブオイルソテー、新鮮なルッコラをたっぷりと合わせました
イギリス海軍仕様に基づいて造られたラムがあります、それがこのパッサーズ・ブリティッシュ・ネイビーラムです、現行商品はスペックはそのままに収穫から製造までガイアナ産となっています。
最低3年熟成のブラウンラムですがインドやネパールのラムのように着色料・香料など使われていない純粋無垢のラムで、木製のポットスチルにより作られた原酒による独特の木の香りがマイルドでスムースな味と香りに仕上がっています。
個人的な嗜好ですが、このラムだけはウイスキー感覚でストレートで飲んでいます、ブラウンラムのなかではすっきりとしたドライな味でストレートが最も美味しいと感じます、割り物で飲むのはもったいないと感じてしまうほど美味いラムなのです。

イギリスのカントリーの一つである北アイルランド及びアイルランドで作られるウイスキーをアイリッシュウイスキーといいます、その代表格の一つであるブッシュミルズはシングルモルトではなくモルトウイスキー50%のブレンデッドウイスキーで癖が無く万人受けするウイスキーです。
そのブッシュミルズのブラックブッシュはモルトウイスキーを80%も使っており、モルトウイスキーはオロロソシェリーカスクとバーボンカスクのヴァッティングによる深い味わいを堪能できるブレンデッドウイスキーに仕上がっています。
オロロソシェリーカスクからくるのかスタンダード版に比べて液色が赤黒っぽいです、その色からブラックブッシュと銘銘されたのだとおもいます、スパイシーさと苦みや甘酸っぱさがバランスよく配合され極めてバランスよい味です。
北アイルランドで400年続くという最古の蒸留所で世界中にファンも多いブッシュミルズ、シングルモルト版のバーボンカスクで再熟成したブッシュミルズ・アメリカンオークフィニッシュは私の大好きなアイリッシュウイスキーですが、ほぼシングルモルトのブラックブッシュもショットバーでよく頂くアイリッシュウイスキーの定番です。


アイラ島のブルイックラディ蒸留所からボタニスト(植物博士の意味)というジンが発売されたときには驚きましたが、その後世界中のウイスキー蒸留所からも新たなジンが製造販売されるようになりました、日本でもこの数年で新たなジンが多数誕生しています。
そしてこの裏にある事情を知れば納得できます、その理由は大きく2つあります、一つは世界的なジンブームの到来です、世界の消費量は5年ほど前から上昇しており近年では女性の人気が急上昇しているようです。
また近年ではジンの高級版へのニーズが高まり、これまでは2,000円以下のジンが消費の中心だったのが現在では3,000円となり年々ジンの高級化へシフトしているという調査結果があります。
2つめの理由は世界的なウイスキーブームの煽りで全世界の蒸留所のカスク原酒が枯渇してニーズがあってもウイスキーが出荷できないのです、そこで熟成が不要で蒸留してすぐ出荷できるジンに製造をシフトしている蒸留所が増えてきたのです。
これらの理由からウイスキーメーカが所有蒸留所でウイスキーを生産する傍らでジンの製造を並行して行うようになり、製造したものを売るためのマーケティングを実施しているのです。
日本のウイスキーメーカーも新たなジンを開発して発売しだしています、私もウイスキー蒸留所のジンを何度か飲みましたが確かに美味しいです、安価なジンに比べてアルコール度数が高いのにピリピリ感がなくマイルドな風味です、多種のスパイスエッセンスが豊富に入っている証拠です。
ウイスキーのように数年間樽で熟成したジンも出始めました、長期熟成のウイスキーがカスク原酒の枯渇で造れないので若熟成の新たなウイスキーが近年どんどん発売されています、そんなウイスキー事情の中でジンも気にしなくてはいけない状況となりました、まあジンも大好きなので大いに時代の波に乗ることにしましょう。