私は昔からジンの好きな飲み方として、腰の強いジンをジンジャーエールで割るジンバックというカクテルで飲むのが好きです。
多くのショットバーで使っているジンジャーエールはカナダドライでありジンジャーが軽く甘すぎるので好きではありません、私はジンバックが飲みたいときには必ずウィルキンソンのジンジャーエールを置いているショットバーで飲みます。
ただウィルキンソンにも2種類あり鮮やかな赤のラベルは甘口でカナダドライとほぼ一緒です、やはりドスンとショウガを感じるエンジ色のラベルの辛口でないと物足りません。
私は夏場に冷やしてそのまま飲むこともあるくらいに大好きなジンジャーエールで、辛口は喉がヒリヒリするほどショウガをモロに感じます、これを飲んでいれば夏バテ知らずです。

左:ウイルキンソン・ジンジャエール 右:コロナエキストラビール
どちらも私のウイスキーを飲むときのチェイサーです
私は大のブルーチーズ好きで特に癖の強いロックフォールは最も好きなブルーチーズです、デパ地下のチーズ売り場に行くとテンションがMAXに上がります。
そんなある日オレンジ色に輝く変わったブルーチーズを見つけました、それがこのシャロップシャー・ブルーです、ミモレットのような色でしっかり全体的にアオカビがびっしりと入っています。
食べてみたところ想像とは違う食感と味に驚きました、食感はチェダーのような食感で味はハードタイプのパルメジャーノ・レッジャードのような風味が入っています、塩味も薄くてかなりアンモニア臭が強いストライクのブルーチーズです。
ロックフォールよりも香りが強いチーズはウォッシュタイプのシャンベルタンくらいかと思っていましたが、ブルーチーズでこの強烈な香りは信じられません。
アイラやアイランズモルトのように個性が強いウイスキーでないとウイスキーが負けてしまいそうな骨太なブルーチーズ、これはこれで合うウイスキー探しで大いに楽しめます、ちなみにお値段ですがロックフォールとほぼ同じ程度でナチュラルチーズの中ではかなり高額の部類です。

全体的に綺麗に広がるアオカビの景色にチーズ魂が騒ぎます
ウイスキー派の私も昔からときにブランディが飲みたくなることがあります、特に〆の一杯で飲むことが多いです、そんなブランディの家飲み用として置いているのがマーテルのVSOPです。
マーテルは五大コニャックブランドの一つでVSOPはXOに次ぐ長期熟成の品質ランクとなっています、XOほどではありませんが甘くトロンとした口当たりを感じられウイスキーとは一味も二味も異なる美味さを堪能できます。
私が家飲み用にマーテルVSOPを選んでいる理由の一つにボトルデザインがあります、多くのブランディは一目でブランディと解るようなデザインですがこのマーテルはウイスキーと並べても違和感が無いデザインをしています。
五大コニャックともなればそれほどブランドによる味の違いは感じられません、それであれば違和感が無いデザインで注ぎやすいストレートなロングボトルを選ぶのが私流です。
そして封を開ければ1ヶ月も持ちませんから、紫外線防止の黒い擦りガラス製のボトルも不要で中身が見える透明なロングガラス瓶が好ましいのです。
ブランディは眠れない夜に脳を沈静化させてくれる薬代わりとして、ウイスキーと共に私の人生には必須のアイテムと言えるでしょう。

フルーツは柑橘系以外ならウイスキーのおつまみとしてよく合います、特にほんのりした甘みと酸味のブドウは最高です。
この場合、是非とも皮ごと食べられる種無しブドウをお薦めします、何故なら種がお皿に残ったビジュアルがお洒落じゃないからです、また女性の場合は種をとる仕草を嫌がる人も多いでしょう。
品種は手に入るものでいいのですがチリ産のワイン用に栽培されている種無しブドウが赤も白も甘みがあって美味しいです、シーズンにはデパ地下やフルーツパーラーで買えるでしょう。
盛り付けは枝付きでもいいのですが、枝から取って他のフルーツと一緒に盛り付けるといいと思います、おつまみの基本は皿に乗っているものは全て食べられるものが理想です、つまりお客様に食べカスを出させないというデリカシーが肝要です。

何故か強いアルコールを飲んだ後にステーキなどの肉類を食べたい人が多いです、私も多分に漏れず飲み始めよりも飲んだ後の方が肉類を無性に食べたくなります。
そんな時にはできるだけ柔らかくてさっぱりした赤身の肉が合います、私のお薦めはロースやフィレの赤身を食べやすい大きさにカットして作るサイコロステーキです、少な目のオリーブオイルにスライスニンニクで香りを付けて、一口大にカットした牛の赤身肉を焦がさないように弱火でローストします。
塩味やスパイスの香りが強いとせっかくのウイスキーの味が飛んでしまうのでほんの少しだけ塩とスパイスを振るだけがおつまみに最適です、スパイスはレインボーコショーやホールハーブを粉にしたものが合います。
もしお店で出すときには盛り付ける前に余分な油を吹いてさっぱりと頂けるように工夫して欲しいです、飲んだ後の身体はたんぱく質(アミノ酸)を欲しがるのであって脂肪分を欲しがっているのではありません、何事にも基本原理を学ぶことがお客様の健康を考えてあげる意味で重要です。
