何度も試しているのですが生野菜はウイスキーの味に変化をつけてしまっておつまみには向きません、そこで野菜を欲しい人向けにホットバーニャカウダを考案してみました、冬の寒い季節のメニューとしても身体を冷やさないので最適かと思います。
オリーブオイルで野菜を軽くローストするだけで出来上がります、こうすると生野菜の青臭さやエグ味が消えほんのり甘い味に変化します、半生状態にするのが美味しくするコツで軽く火を通す程度にするのが食感的に重要です、味は甘く食感は生野菜のようです。
ソースはウイスキーの味を変えてしまうバーニャカウダソースに変えオリーブオイルにバルサミコやワインビネガーを加えただけのソースが合いました、塩は振らないほうがウイスキーに合います、市販されているスモークした岩塩を添えて好みで振ってもらうのがよいでしょう。
使う野菜は葉物と根野菜以外なら何でもOKだと思います、葉物と根野菜は灰汁が強いのかウイスキーと合わせるとエグ味が出てしまいます、ピーマンやアマトウ(辛味がほとんどない唐辛子)は逆に火を通すと癖がなくなり甘みが出てくるので意外にも合います。
アマトウ、ズッキーニ、オクラ、赤・青ピーマンのホットバーニャカウダ
居酒屋を居抜きで借りたお店で使わなくなった焼酎の熟成甕を2つ頂きました、なんに使うのかは考えも無しに捨てるのはもったいないと思っただけで今となっては場所もとるのでどうしたものかと考えています。
飾るにしてはかなりの大きさで重量も結構あります、焼酎やウイスキーを入れておくと遠赤外線効果で甕の中でゆっくりと循環しながら熟成するのだそうです。
こんな8リットル熟成瓶が2つもあります
甕と一緒に閉店した居酒屋が置いていった在庫の焼酎も10本以上頂きました、二階堂や黒霧島など乙類ですからそれなりの価格のものです、そこで焼酎を5本一気に入れてみましたが半分ほどにしかなりません、おそらく1ダース分は楽に入ると思います。
みんなで家飲みしていたらあっという間に空くので熟成されたのかはまったく解りません、ということで使い道としてはスタッフとの家飲み用の焼酎サーバーにいいかもしれないと思う始末、もしくは自家製味噌の熟成樽にでもしようかな?
世の中には本当にニーズが在ればどんなものでも存在しているものだと感心します、ウイスキーファンにとってその一つがこの業務用パラフィルムです。
これ何に使うかというというと開栓したウイスキーボトルのアルコール蒸発を防ぐためのシーリングに使うのです、ショットバーでは高級なウイスキーはほとんど注文されません、そのため一度開栓してしまうと少しずつアルコールが蒸発してしまいます、これを防ぐためのルールがこのパラフィルムなのです。
価格は専門の業者からネット注文すると送料込みで6,000円ほどですが1,000回分ほどの量ですから1回分は6円なので、高級ウイスキーが劣化することを考えれば安いものだと思います。
業務用パラフィルム(10cm×35m)
箱から取り出したところ、結構な量があります
パラフィルムでネックをシーリングしたボトル
高級ウイスキーはコルク栓を使っており10年もすると乾燥とアルコールでコルクが劣化します、劣化したコルクは空間ができてしまい未開栓でもアルコールが蒸発して液減してしまいます。
そこでウイスキーコレクターはこれを活用して大事なウイスキーを劣化させずに保管するために使っている人もいます、勿論私もこの存在を知って即購入し液減しかかっているボトルに巻きました、安心感を買うという意味では保険と同じですね。
最後に使い方ですが、3Cmほどの幅にカットしてボトルネックのガラス部分に強く押し当てそのまま少しずつ伸ばしながら瓶を回転させて巻いていきます、慣れないとなかなか上手く巻けませんが慣れれば3秒で巻けるようになります。
糊を使ってなくパラフィルムの伸縮する摩擦だけで張り付いていますので簡単に剥がれボトルネックラベルを傷つけることもありません、非常によく考えられた商品だと思います。
繋ぎの兎肉などを使わず保存料も着色料も何も使用せずに豚ロースのブロック肉だけで造る白っぽい色をしたハムを白ハムといいます、白ハムは塩味も薄くスパイスなども使っていないので豚本来の甘い風味が楽しめます。
この白ハムを軽くローストするだけで肉好きのウイスキーファンにはもってこいのおつまみになります、オリーブオイルを使ってもよいのですが私はあえて弱火で素焼きします。
塩味が少ないので塩はほんの少し振り、レインボーなど辛みが少なく風味が良いコショーを軽く振るだけが美味しいです。
油脂分も少なく身体に必要な上質なたんぱく質を摂りながら美味しくウイスキーが飲めるなんて至福以外の何物でもありません、デパ地下で手に入りますがネットでもお取り寄せできます。
さっぱりしていて素材の風味が香る豚ロースだけで造る白ハム
白ハムはデパ地下の加工食品売り場やネットで買えます
ブランディと言ったらコニャック、コニャックと言ったら五大コニャックブランドのヘネシー・レミーマルタン・マーテル・クルボアジェ・カミュです、なかでもバブルのど真ん中の夜の帳でよく飲まれたのがヘネシーXOとレミーマルタンXOです。
XOというのはブランディの長期熟成の最高ランクを示しています、つまりその銘柄の最高級品ということです。
特にレミーマルタンXOの一目で解る高級感溢れるボトルデザインは高級クラブで大変人気があり、当時は1本数十万円という価格が付けられていてもどんどん消費されていきました。
レミーマルタンXOやヘネシーXOの甘くトロンとした口当たりはまさにバブルの申し子です、今飲んでも記憶は瞬間的に80年代が蘇ってきます、まさに狂喜乱舞の時代だったのです。
そんなバブル時代に浴びるように飲んだレミーマルタンXOが何故かコレクションウイスキーの中に混ざって保管されていました、きっといつかは思い出して飲んでみたくなると思ってのことでしょう、記憶は確実に味と香りに宿っています。
現行商品もまったく同じボトルデザインで生き続けています、ヘネシーXOも同様に当時のボトルデザインのまま現行商品に継続されています、最高級品とは数十年経っても古さをまったく感じさせません、そこがトップブランドという存在だと思います。