
日本人には70年代から馴染みの深い三角形ボトルのシングルモルトウイスキーであるグレンフィディック、その三角形ボトルそっくりのブレンデッドウイスキーであるグランツの70年代から80年代前期にかけてのスタンダードがこのノンエイジのグランツ・スタンダファストです、現行品のグランツ・ファミリーリザーブはこのスタンドファストの後継ボトルにあたります。
グランツはインデペンデントウイスキーメーカーのウイリアム・グラント&サンズ社が製造・販売するブレンデッドウイスキーで、そのウイリアム・グラント&サンズ社が保有する蒸留所がグレンフィディックやヴァルベニーというわけです、したがって同じ三角形ボトルを採用しているのは同社のマーケティング戦略の一つだということです。
こういった同社のマーケティング戦略は70年代に効果を発揮しグランツは三大ブレンデッドウイスキーブランドに伸し上がり、グレンフィディックは当時最も売れたシングルモルトになったのです。
グランツの味と香りの特徴はほのかに焦げたトーストのような香ばしさとドライフルーツのような甘酸っぱさにあります、この辺はグレンフィディックとヴァルベニーの影響が大きいのでしょう、独特の味なのに飲みやすく人を選ばないウイスキーの代表格だと思います。
品名 グランツ スタンドファスト 70年代流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンフィディック、ヴァルベニー、キニンヴィ
メーカー ウイリアム・グラント&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 760ml
購入相場価格 4,500円~5,000円(2024年5月現在)
買取相場価格 1,500円~2,000円(2024年5月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

スコットランド・スペイサイドにあってサーモンフィッシングの聖地であるスペイ川辺に蒸留所を構えるスペイバーン蒸留所のスタンダードがスペイバーン10年です、ショットバーでもときどき頼む銘柄でありアルコール度数も40度と低くめで口当たりがよくウイスキービギナーの方にも勧めやすいスペイサイドシングルモルトです。
飲み込む際にくるローストバケットのような香ばしさは何のカスクから来るのかは不明ですが、トータル的な味と香りは柑橘系フルーツのような甘酸っぱさが前面に出ていてすっきりと飲めるライトタイプのスペイサイドシングルモルトです。
水割りにしてもロックでも気楽に飲めるタイプのウイスキーは本当にほっとします、疲れた頭を癒すには充分すぎる存在です。
アイラモルトとスペイサイドモルトのモルトブレンデッドがボトラーズ銘柄として数多く存在するようにアイラモルトとスペイサイドモルトは極めて相性が良いようです、マニアックな楽しみとしてスペイバーンといろいろなアイラモルトを組み合わせてお手製モルトブレンデッドで好みの味と香りを探求する戯れはあまりにも深すぎます。
品名 スペイバーン10年
熟成年数 10年
カスク バーボン、シェリー
蒸留所 スペイバーン(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 4,500円~5,500円(2024年5月時点)

80年代に流通していたバランタイン・ロイヤルブルー12年です、海外では良く見かけたのですが何故か日本国内では見かけなかったボトルです。
アジアの国々で人気のあるバランタイン、当時韓国のクラブといえばこのバランタイン・ロイヤルブルーでした、私の手元にあるということはきっと韓国出張の帰りにでも買ってきたのでしょう。
ちなみにバランタインのキーモルトは、アイラのアードベック、オークニー(アイランズ)のスキャパ、ハイランドのオールドプルトニー・バルブレア・グレンカダム、スペイサイドのグレンバーギー・ミルトンダフという面白い蒸留所メンバーで構成されています、特にアードベックとスキャバはバランタインの風味からは想像すらできないモルトで隠し味的もしくは味のアクセントとして用いているのでしょう。
ロイヤルブルー12年はモルトの配分が多いのかは解りませんがシングルモルトを強く意識させるような風味がします、バランタインのアンティークを求めるなら是非ともお勧めする逸品です、キーモルトのエッセンスを探りながら飲めるウイスキーです。
品名 バランタイン ロイヤルブルー12年 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト アードベック、スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギー、ミルトンダフ
メーカー ジョージ・バランタイン&サン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 9,000円~12,000円(2024年5月現在)
買取相場価格 3,000円~4,000円(2024年5月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

キルケランを製造するグレンガイル蒸留所では年に3回スプリングバンクから技術者を借りて製造しています、その生産量は極小規模の年間約10万リットルということで常に品薄状態が続いています、スプリングバンクと合わせてキャンベルタウンの蒸留所銘柄は数年前から価格急上昇中です。
スプリングバンク同様に香りは何とも言えないフルーティというか花のような香りとトーストのような香りがミックスしています、その割には味はしっかりスパイシーさもありますので本当にバランスが良いウイスキーだと思います。
本ボトルは旧ボトルで現在はスプリングバンクとまったく同じボトルを使用しておりラベルだけが異なります、そのためスプリングバンク蒸留所のブランドであるスプリングバンク・ロングロウ・ヘーゼンバーンの3種とセットで蒸留所が異なるにも関わらずキルケランはスプリングバンク蒸留所シリーズのような扱いをされることもあります。
品名 キルケラン12年 旧ボトル
成年数 12年
カスク バーボン70%・シェリー30%のヴァッティング
蒸留所 ミッチェルズ・グレンガイル(キャンベルタウン)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 28,000円~32,000円(2024年5月時点)
特記事項 2カスクバッティング
アラート 新ボトル誕生と共に価格急上昇、新ボトルは18,000円前後で購入可能

80年代後期から熟成年数表記銘柄のスタンダードボトルであるバランタイン12年です、この頃から熟成年数が表示されるようになります。
この頃のスタンダードボトルスタイルはほぼ現在のスタイルと同じで違和感がなく見ることができます、こういうボトルデザインでも年代を見分けられるようになるとアンティークウイスキーをぐっと近くに感じるようになるでしょう。
ちなみにバランタインのキーモルトは、アイラのアードベック、オークニー(アイランズ)のスキャパ、ハイランドのオールドプルトニー・バルブレア・グレンカダム、スペイサイドのグレンバーギー・ミルトンダフという面白い蒸留所メンバーで構成されています、特にアードベックとスキャバはバランタインの風味からは想像すらできないモルトで隠し味的もしくは味のアクセントとして用いているのでしょう。
品名 バランタイン12年 80年代後期~90年代前期流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト アードベック、スキャパ、オールドプルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギー、ミルトンダフ
メーカー ジョージ・バランタイン&サン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 5,500円~6,500円(2024年5月現在)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2024年5月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します