
ラベルこそ時代とともに変わりますが今でも同じ特徴的な変形角ボトルで販売されているカーデュ12年の80年代に流通していたボトルです、約50年ぶりに段ボールから出して確認したのですが若干液減こそしているものの外箱も含めて綺麗な状態で保管できており安心しました。
カーデュ蒸留所といえばブレンデッドの三大銘柄の一つであるジョニーウォーカーのキーモルトの一つですが、スペイサイドにしては優しいモルティな香りに柑橘系の香りが重なるのが特徴でキーモルトに選ばれるのはそれなりの意味があってのことだと感じます、ただしジョニーウォーカーブラックは特にタリスカーの個性が強く出ている気がします。
ボトルネックの巻ラベルにジョニーウォーカーの伝統の紳士の歩く姿マークが付いているのが何ともいえない主張をしています、ただし有名なシングルモルトなのに当時でもそれほど価格は高くはなかったように記憶しています。
香りも上品ですが味もトーストのようなモルティな香ばしい甘みもあり個人的には好みの味です、現在流通している12年もほとんど変わらぬ風味で意外と安価で購入可能であり、もう少し人気が出てもおかしくないウイスキーなのですがドライな味を好む日本人には薄味に感じて好まれない風味なのかもしれません。
品名 カーデュ12年 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 カーデュ(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 12,000円~15,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 4,500円~5,500円(2024年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

UD社から1991年に花と動物シリーズとして本ボトルが蒸留所オフィシャルボトルとして発売されます、しかし1993年に売却されたため販売を中止しており、リリースされたのがわずか2年ほどのため希少性から価格が上昇しています。
本ブログ開設をきっかけに過去楽しんだ味を再確認するため探しに探してなんとか購入できたのですがかなり高額での購入となってしまいました、まさに液体骨董品です、ちなみに現行オフィシャルのオロロソシェリーカスク14年などは2万円となっておりブラドノックシングルモルトはどれも価格が高騰しています。
ブラドノックはローズバンクと同じローランドに存在する蒸留所ですがローランドのウィクタウンというスコットランド最南端にある蒸留所です、ローランドスコッチウイスキーのフルーティな甘い香りとマイルドでライトな飲みやすい味の特徴をストレートに感じられるウイスキーです。
あまり有名な蒸留所ではないのですが、それもそのはずで生産するほとんどがブレンデッド用でありオフィシャルのシングルモルトはほとんど生産されることはありません、その意味でも本ボトルは希少性が高く非常に貴重なボトルといえます。
品名 ブラドノック10年 花と動物シリーズ 90年代前期流通ボトル
熟成年数 10年
カスク 不明
蒸留所 ブラドノック(ローランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入相場価格 150,000円~180,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 50,000円~60,000円(2024年3月時点)
特記事項 現行オフィシャルボトルと共に今後も値上がり必須、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

UD社から1991年に花と動物シリーズとして本ボトルが蒸留所オフィシャルボトルとして発売されます、しかし2002年に製造を中止して以来価格が急上昇しています。
僅か10年ほどのリリースですから現存数は極めて少ないと思います、本ブログ開設をきっかけに過去楽しんだ味を再確認するため探しに探して木箱入りをなんとか購入できたのですがかなり高額となっていました、まさに液体骨董品です。
ダフタウンは1980年代までブレンデッドウイスキーで著名なベルのキーモルトとして採用されていた蒸留所であり高い評価を得ている根拠ともなっています、そのダフタウン蒸留所の15年熟成のシングルモルトですから味と香りは保障されたようなものです。
ダフタウン蒸留所はスペイサイドのダフタウンにありグレンフィディックをはじめとして7つの蒸留所が存在しています、スペイサイドのなかでもスコッチのメッカともなっている地域でフルーティでマイルドな味に定評があります。
フルーティな香りで飲みやすいウイスキーですが、枯れ草のような木の香りもかなり感じるのでファーストフィル・バーボンカスクではないかと思うのですが詳しいことは不明です。
品名 ダフタウン15年 花と動物シリーズ 90年代前期流通ボトル
熟成年数 15年
カスク 不明
蒸留所 ダフタウン(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入相場価格 120,000円~150,000円(2024年3月時点)
買取相場価格 40,000円~50,000円(2024年3月時点)
特記事項 木箱付きは割り増し価格、今後も値上がり必須、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

再開が噂されているローズバンク蒸留所ですが、UD社の所有となった恩恵で1991年に花と動物シリーズとして本ボトルが蒸留所オフィシャルボトルとして発売されます、しかしピティヴァイク蒸留所と共に1993年に閉鎖されてしまいます。
したがって現存するボトルは2年間ほどのリリースのため極めて少なく、ウイスキーブームの現在価格が急上昇して既に手の届かない雲の上の存在になってしまいました、本ブログ開設をきっかけに過去楽しんだ味を再確認するため探しに探してようやく購入できたのですが恐ろしく高額になっていました、まさに液体骨董品です。
味と香りは花と動物シリーズの中にあってトップレベルの人気を誇り今現在でも買えるなら幾ら出してもいいというファンがいるほどですが多くは入手後即消費されていると思います、その意味でも希少性が更に増し価格が急上昇したのは致し方ないと思います。
ローランド特有の3回蒸留で丁寧に作られたスコッチウイスキーは花やフルーツのような甘い香りとモルティな味が特徴であり、特にローズバンクはその特徴を最大限に反映されたスコッチウイスキーとして定評があります。
品名 ローズバンク12年 花と動物シリーズ 90年代前期流通ボトル
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 ローズバンク(ローランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
購入相場価格 250,000円~300,000円(2024年2月時点)
買取相場価格 90,000円~120,000円(2024年2月時点)
特記事項 今後も更に値上がり必須、購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します


所有する2本のうち1本は木箱+リーフレットのフルセット
1823年に創業したグレンフォレス蒸留所は1837年にオーナーチェンジにより現在のエドラダワー蒸留所と改めます、この初期の蒸留所の名前を冠したグレンフォレスと銘打ったシングルモルトは1986年にエドラダワーというオフィシャル名称に代わるまで70年代後半から数年間だけ流通していたボトルであり、綺麗な状態での現存数は極めて少ない貴重な液体骨董品ともいえるボトルです。
エドラダワー蒸留所は2018年までスコットランド最小の蒸留所として有名であり観光名所ともなっている大変人気のある蒸留所です、その少量生産されてきたウイスキーは甘みの中にやんわりと酸味が香る非常に上品な風味です。
現在のエドラダワーとは別物というほど風味が違います、2018年から蒸留ポットスチルが変わったからなのかカスクそのものが違うのかは不明ですが、このグレンフォレス12年は複雑な風味で非常に上品な味わいがします、機会があれば是非一度は味わってほしいアンティークシングルモルトの逸品です。
もっと評価され話題となるべきウイスキーですがプロのバーテンダーさえグレンフォレスの存在と歴史を知らない人が多いのは確かです、その歴史とエドラダワーの前身銘柄だということがウイスキーマニアの間に広まれば一気に手の届かない存在になるのは必至でしょう。
品名 グレンフォレス12年 70年代~80年代前期流通ボトル
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 エドラダワー(ハイランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 35,000円~40,000円(2024年2月時点)
買取相場価格 15,000円~18,000円(2024年2月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
アラート 再評価され価格上昇中、木箱・リーフレット入りフルセットはプレミアム化で高額取引対象