
ジ・オブザーヴァトリー20年はデュワーズの7代目マスターブレンダー、ステファニー・J・マクラウド女史が手掛けたシングルグレーンウイスキーです。
グレンデヴェロンのブランドでオフィシャルシングルグレーンウイスキーを製造するマクダフ蒸留所の原酒をバーボン樽で20年熟成したという何とも贅沢なシングルグレーンウイスキーです。
バーボンカスクをダイレクトに楽しめるウイスキーです、バニラやハチミツのような甘い香りと芳醇でマイルドな味でストレートでもグイグイ飲めるライトな美味しさです、アイラモルトやスペイサイドモルトなどと合わせて即席の自家製ブレンデッドウイスキーを楽しむという手は大いにアリです。
品名 ジ・オブザーヴァトリー20年
熟成年数 20年
カスク バーボン
蒸留所 マクダフ(ハイランド)
ウイスキー種 シングルグレーン
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 6,000円~6,500円(2025年4月時点)

JPSは私と同年代の人はすぐにもピントくるブランドですが今の人には馴染みのないブランドでしょう、JPSはタバコのブランドで一時期はF1(チーム名:JPSロータス)にも参戦していたブランドです。
JPS15年は80年代に流通していたウイスキーでタバコと共に免税店でよく買われたウイスキーではないかと思います、海外のお土産にはもってこいだったわけです、このウイスキーも日本向けみたいなものでバブル崩壊と共に見ることもなくなりました。
当時のF1に参戦していたJPSのマシンは黒字に金色の文字やシルエットラインとタバコのデザインを模したカラーリングでした、まさにこのボトルも同じカラーリングとデザインを継承させています、当時は非常に高級感があり飾っていた人も多いかと思います、ボトル下部がF1マシンのリアウイングのようでモーターファンはゾクッとします。
肝心のウイスキーはどこで作られたものかは解りませんがトロンとしたストライクで当時の高級ブレンデッドの風味です、好む好まないは別にしてこれはこれで歴史を感じる味がします、味や香りがどうこう言うべきウイスキーでもないでしょう。
ちなみにラベルに目立つように免税店シールが貼られていますが、これはルールで国内販売物と区別するための処置で無理に剥がそうとするとラベルが確実に傷ついてしまいますので要注意です。
品名 JPS15年 80年代流通ボトル
熟成年数 15年
キーモルト 不明
メーカー ジョン・プレイヤー・スペシャル(ブランド名:JPS)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 7,000円~9,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 2,500円~3,000円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

アイラファンが待ちに待ったアイラで最も新しい蒸留所となったアードナッホー蒸留所、その記念すべきオフィシャルファーストリリースがこのアードナッホー5年・イノーギャルリリースです、私も首を長くしてこの瞬間を待っていました。
いち早く届ける目的でのバイ・エアと通常輸送のバイ・シーが存在しておりバイ・エアの方が希少性もあり市場価格が高いです、それにしてもファーストリリースが5年とは思い切って若熟成でのリリースでしたが近年では3年でファーストリリースする蒸留所も現れておりアイラという地域柄最低限の熟成年数が5年だったのでしょう、アードベックの最若熟成が5年ですから納得です。
5年ですからそれなりにスパイシーでドライ系ですが、カスクの影響なのか口当たりはピリッとしますがフィニッシュは甘い香りが口に広がります、バーボンカスクとシェリーカスクのバッチバランスが絶妙に取れていると感じます、まあファーストリリースです細かなことは抜きにして大いに楽しんで飲める喜びを素直に嚙み締めましょう。
品名 アードナッホー5年 イノーギャルリリース
熟成年数 5年
カスク バーボン、シェリー
蒸留所 アードナッホー(アイラ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 50度
内容量 700ml
価格 14,500円~19,500円(2025年3月時点)
特記事項 アードナッホー蒸留所ファーストリリース限定版
アラート 品薄状況で価格上昇傾向

80年代以降のメンズブランドして不動の地位を確立しているダンヒルのウイスキーです、バブル経済期当時はブランドウイスキーが飛ぶように売れたのです。
ダンヒルやバーバリーなどはアンティークウイスキーになっても人気は衰えず海外のニーズも高く、リサイクルショップに並べば即日買われていきます、またフリーマケットサイトやオークションサイトでも高値で取引されるようです。
この手のウイスキーは押しなべてマイルドで甘口で飲みやすいです、これといった特徴が無いだけに誰にも好まれる味と香りに仕上げられています。
品名 ダンヒル オールドマスター
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー アルフレッド・ダンヒル(ブランド名:ダンヒル)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 9,000円~12,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 2,500円~4,000円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します、化粧箱入りはプレミアムが付いています

伝説のUD社(現ディアジオ社)花と動物シリーズ26種のうちの1つで、2001年に発売された4種の1つとして現在まで定期的にリリースされており現在でも入手可能な数少ない11種のシリーズ銘柄の1つであるオスロスク10年です。
面白いことにオスロスクはリリース年度とロットナンバーが明記されておりリリース年度で市場価格が変動します、いろいろ調査すると2014年リリースものが現在でも手に入りますが価格は最新リリースの30%程度高額です。
オスロスクは現行の花と動物シリーズのなかにあって知名度は低いのですがリンクウッドと並びウイスキーファンには人気抜群のシングルモルトでツバメがシンボルキャラクターとなっているスペイサイドにある蒸留所です。
蒸留所の冠銘柄のオスロスク10年はオフィシャルとしては本ボトルだけなので極めて貴重なシングルモルトです、おそらくあと数年で手に入らなくなる「未来のお宝モルト」の一本と言っても過言ではないので買えるうちに買っておくべきウイスキーだと思います。
品名 オスロスク10年
熟成年数 10年
カスク 不明
蒸留所 オスロスク(スペイサイド)
ボトラー ディアジオ社
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 8,500円~12,000円(2025年3月時点)
特記事項 花と動物シリーズのなかにあって現在でも手に入る貴重なシングルモルトの一つ、リリース年度によって価格が変動する