
リーズナブルな価格で美味しいと噂のハイランドクーン、本ボトルはローエンドのノンエイジですが他に8年・12年・21年などが現行商品として手に入ります、過去最もハイエンド版で30年もありました。
現行商品はスタンダードの他にノンエイジのマジャスティやシェリーカスクといった特別仕様のボトルもあります、種類が豊富なのでいろいろ飲んでみるのも面白いと思います。
キーモルトはハイランドのタリバーディンとスペイサイドのグレンマレイをメインに25種のモルトとグレーンをブレンドしています、名称でハイランドブレンデッドかと考えてしまうのですが名称の由来はハイランドの女王であるメアリー・スチュアートに由来しているようです。
予断ですが、マクドナルド&ミュア社はハイランドの代表銘柄の一つであるグレンモーレンジ蒸留所を所有していますが、何故か現行商品にはキーモルトとして使われていないようです、個人的にはグレンモーレンジをメインにしてブレンデッドを造ってほしいと願うばかりです。
品名 ハイランドクイーン
熟成年数 不明(ノンエイジ)
キーモルト タリバーディン、グレンマレイ
メーカー マクドナルド&ミュア
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 1,500円~1,800円(2025年7月時点)

メーカーのフィンドレイター社は1863年創業でライトタイプのウイスキーの草分け的存在だったようです、理由は解りませんが調べたところフィンドレイターというウイスキーブランドの現行商品は無いようです、その歴史あるフィンドレイターの最も若熟成表示のフィンドレイター・ファイネスト5年です。
このウイスキーはちょうど酒税法が切り替わるタイミングで発売されたウイスキーで極めて興味深いウイスキーです、何かと言うと1988年まで凡そ12年以上の熟成の高品質ウイスキーにだけ「ウイスキー特級」が表示され酒税が高かったのです。
ところがこのボトルにはネックに5年としっかり表示されています、これは多くのブレンド原酒は長期熟成ですが最低の熟成年数が5年の原酒がブレンドされた結果においてこういう面白い現象が起きてしまっています。
その意味では非常に話題性のあるウイスキーだと思うのは私だけでしょうか、ウイスキー酒税の歴史が刻まれているのですから。
特級表示を物語る一つのデータとしてキーモルトは、ディーンストン・タムナヴーリン・トミントール・タリバーディンなどでシングルモルトファンを擽る蒸留所がずらっと入っています。
風味はモルティーで若干甘みや渋みなど多くのエッセンスを感じます、アンティークながらキーモルトのエッセンスを感じながら飲めるウイスキーの一つだと思います、こういうウイスキーが私は好きなのです、アンティークウイスキーショップでも人気があるようですのでこの機会に是非コレクションしたくなりました。
品名 フィンドレイター ファイネスト5年 80年代後期~90年代流通ボトル
熟成年数 5年(特級表示)
キーモルト ディーンストン、タムナヴーリン、トミントール、タリバーディン
メーカー フィンドレイター
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,500円~8,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

スコッチの本場イギリスで最も飲まれているスコッチブレンデッドの超スタンダードウイスキーがこのフェイマスグラウスです、日本ではあまり馴染みがないのですが最近ショットバーでも見かけるようになりました。
リーズナブルな価格の割にマイルドでどんな飲み方でも美味しくいただけます、私は寒い日はショットバーでチェイサー代わりにお湯割りを頼みます、シングルモルトウイスキーの邪魔をしないマイルドな風味なので最高のチェイサー代わりとなっています。
ちなみにキーモルトはスコッチ最北端にあるオークニー島のハイランドパークを中心にスペイサイドのマッカランとタムドゥー、ハイランドのグレンタレットなどのモルトをグレーンと共にブレンドしているブレンデッドです。
ハイランドパークのピーティでスパイシーなエッセンスとマッカランの上品な香りがバランスよくミックスしているのか、すっきりしたライトでマイルド風味のファイマスグラウスは今後日本でも人気が出てくると思います。
ロープライスブレンデッドではホワイトホースと共にイチオシのウイスキーです、価格を越えたハイコストパフォーマンスな味と香りを堪能できます。
品名 ザ・フェイマスグラウス
熟成年数 不明(ノンエイジ)
キーモルト ハイランドパーク、マッカラン、タムドゥー、グレンタレット
メーカー マシュー・グローグ&サン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 2,000円~2,500円(2025年7月時点)

オールドウイスキーファンには懐かしい響きのイモンクスの70年代に流通していたデラックス陶器ボトルです、修道士のイラストのガラスボトルもありました、イモンクスの正式名はイ・ウイスキー・オブ・イ・モンクスで「イ(Ye)」とはラテン語の「The」です。
毎日のように朝まで飲みまくっていた最も血気盛んな頃にショットバーで見かけて何度か飲み、陶器ボトルに憧れて買って保管していたのでしょう、コルク栓もオープナーも含めて非常によい状態で50年以上も保管されていました。
当時の記憶が蘇るボトルです、当時は結構高かった記憶があります、甘口ですがビター味やエグ味もあり木の存在をモロに感じるような風味です、当時は味わってウイスキーを飲むような時代ではなかったので記憶もありません。
是非ともアンティークウイスキーに興味をも持ったら一度は味わってほしいウイスキーの骨董品中の骨董品です、バブル前夜の味を是非とも味わってみてください。
品名 イモンクス 陶器ボトル 70年代流通ボトル
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー ドナルドフィッシャー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 760ml
購入相場価格 6,000円~12,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~3,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

世界的に著名なスコッチブレンデッドウイスキーのホワイト&マッカイのキーモルトとして100年以上も使われ続けているダルモア蒸留所のシングルモルト、そのダルモアの15年です。
最新ボトルは以前のボトルのように鹿のイラストではなくメタルが貼ってありボトルデザイン的にも高級感が出てきました、それに伴って見栄えがするのか置いているショットバーも増えてきました。
フルーティでコクのある味のウイスキーで爽やかな柑橘系の香りが上品です、12年に比べて15年のほうがいっそうフルーティさを感じますのでお薦めです、ダルモアはここ数年で価格が上昇傾向にありますので買えるときに買っておくことをお薦めします。
品名 ダルモア15年
熟成年数 15年
カスク シェリー
蒸留所 ダルモア(ハイランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 16,000円~18,000円(2025年7月時点)