
写真を撮る前にスタッフと飲み干してしまって空き瓶だけの写真になってしまいました

両サイドに付いているメダルが高級感を醸し出しています
特徴的でユニークなボトルデザインで目立つブキャナンの18年です、あまりにも飲みやすくてスタッフと試飲しているうちに写真を撮るのをつい忘れてしまいあっという間にか空になってしまいました。
ボトルの両側にメダルが付けられておりなかなか個性的なボトルです、12年も似たような形状ですが12年は若干背が高くてスリムです、18年のほうがどっしりとした感じで高級感があります。
尚、ブキャナンには過去ノンエイジ版がありましたが、現在はブラック&ホワイトとして発売されています。
18年熟成だけあってコクがあり若干甘めの濃厚な味と香りです、キーモルトはハイランドのダルウィニーとスペイサイドのグレントファースがメインのようです、どちらのエッセンスもあまり感じませんが大変飲みやすいブレンデッドウイスキーに仕上がっています。
品名 ブキャナン18年
熟成年数 18年
キーモルト ダルウィニー、グレントファース
メーカー ジェームス・ブキャナン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 750ml
価格 8,000円~9,000円(2025年6月時点)

創業者のジョン・ハーディとウィリアム・ハーディが究極のウイスキーを創りたいという思いの元に創出したブレンデッドウィスキーのザ・アンティクアリー、その70年代後期から80年代前期に流通していたボトルです。
通常のブレンデッドスコッチよりも高い比率でモルトが使用されており、フルーティな香りとまろやかなモルトの風味がバランスよく一口目から口の中に広がります、非常に上品な風味のウイスキーで大変美味しいです。
現在でもラベルこそ異なりますが同じスタイルのボトルで販売されており、現行品も含めてハイクオリティのブレンデッドでフルーティでスムース、ウイスキー初心者にもお薦めのウイスキーです。
ちなみにキーモルトはスペイサイドのベンリネスとクラガンモアがメインです、ベンリネスは花と動物シリーズで現行品も出しており、クラガンモアはスペイサイドを代表する人気のある蒸留所です、またメーカーはハイランドの蒸留所であるトマーティンでオフィシャルボトルも出しています、これだけでも確かなクオリティである証明でもあります。
品名 ザ・アンティクアリー 70年代後期~80年代前期流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト ベンリネス、クラガンモア
メーカー トマーティンディステラリー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 7,000円~8,000円(2025年6月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年6月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

ウイスキーファンなら知らない人はいないほど有名な、400年の歴史を持つジョン・ヘイグ社が製造・販売するディンプルの12年です。
ディンプルは、ヨーロッパでは以前ピンチの名称で売られていましたが現在はディンプルの名称で統一されています。
ちなみにディンプルのキーモルトは、ローランドのグレンキンチー、スペイサイドのノッカンドゥとマノックモアという興味深い蒸留所のモルトで華やかでライトな風味を味わえます。
グレンキンチーは私の大好きなローランドモルトでフルーティで若干の酸味が魅力です、そのグレンキンチーのエッセンスをしっかりと感じることができるブレンデッドであり個人的に評価の高いウイスキーです。
品名 ディンプル12年
熟成年数 12年
キーモルト グレンキンチー、ノッカンドゥ、マノックモア
メーカー ジョン・ヘイグ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 2,800円~3,500円(2025年6月時点)

J&Bの1988年からわずか2年間だけの発売というまるでバブルの申し子のようなJ&Bクラシックです、現行商品はJ&Bレアという名称でノンエイジ版のみがリーズナブルな価格で発売されています。
本ボトルはウイスキー特級表示ですのでほぼ12年前後の熟成年数で当時のJ&Bの上位版として発売されました、当時では品質の高いウイスキーとして有名でした、一時期は世界2位の販売数を誇ったJ&Bですが現在では30位以下ではないでしょうか(出荷量から推測)。
スペイサイドを中心に40種ほどのモルトをブレンドしているようです、キーモルトはグレンスペイ・ストラスミル・ノッカンドゥ・オスロスクなどとされています、これらのエッセンスを感じるかどうかは飲んだ人次第ということで多くは語りません。
キーモルトや熟成年数、また2年間の限定発売品などを考えるに現在の購入価格はかなり低位に放置されていると思います、当時の風味を味わいながらJ&Bの繁栄の歴史も含めてもっと高く評価されてもよいウイスキーだと思います、私的にはお薦めのアンティークウイスキーの一つとして評価しています。
尚、同時発売でJ&Bピュアモルトがありました、こちらはモルトブレンデッドかもしくはモルト成分がかなり多めに入っているのではないかというウイスキーでノッカンドゥのエッセンスを感じるという情報があります、私のストックにはありませんので探し出して比較してみたいと思います。
品名 J&Bクラシック 80年代後期流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンスペイ、ストラスミル、ノッカンドゥ、オスロスク
メーカー ジャステリーニ&ブロックス
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,500円~7,000円(2025年5月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年5月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

ショットバーのスパイサイドモルトの定番であるアベラワーの12年ダブルカスクマチュアードです、現在手に入りづらい状況になっています。
ダブルカスクマチュアードとされていますが再熟成ではなくシェリーカスクとバーボンカスクの原酒をヴァッティングによってブレンドしているようです、その意味では正確にはダブルカスクということになります。
またシェリーカスクはスペイン産のワイン樽を使用しており、そのせいか他のスペイサイドモルトよりも酸味を強く感じますがフルーティでほろ甘い香りが魅力となっています、飲み込んだ後にくる若干のビター味も心地よいです。
尚12年が入手困難になってきており非常に高額になっています、代わって10年が現在主流になっているようです。
10年は12年と同じ2つのカスク原酒をヴァッティング後にコニャックの熟成に使われるフレンチ・リムーザンオークカスクで再熟成するというトリプルカスクであり、大変手の込んシングルモルトになっています、是非とも飲み比べてみたいと思います。
品名 アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード
成年数 12年
カスク シェリー、バーボン
蒸留所 アベラワー(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 8,000円~9,500円(2025年5月時点)
特記事項 2カスクマヴァッティング、入手困難状況