代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/11/29時点

セッカヒノキを画像検索でいくつか眺めてみました。
樹形の方向性にいくつか傾向が見えたので、印象に残ったものを4つにまとめてみました。
1.幹を太くしているもの。
まず目に入ったのは幹の存在感を前に出したセッカヒノキです。
太い幹を見るとそれだけで長い時間がかかっていそうだと感じます。
セッカヒノキは葉が細かく縮れて密に詰まり、硬く締まって見えると言われます。
そのため樹高が低くても古木の雰囲気が出やすく、幹の太さが加わると重みが一段増すように見えます。
2.複数寄せ植えにしているもの。
横長の鉢などに複数株を寄せて1つの地形のように見せている例も見かけました。
寄せ植え自体はセッカヒノキでも普通に作られていて作例も多いようです。
地肌に苔を合わせると鉢の中がジオラマのように感じられ、山の斜面や林の世界が想像しやすくなります。
3.上の方をこんもりさせているもの。
一本の幹から上部に密度を集めて樹冠をこんもりまとめている樹形もありました。
輪郭が整っているとそれだけで「木らしさ」が強く出るように見えます。
葉が込みやすい樹なので、内側まで手を入れるなど労力がかかっていそうだと想像しました。
4.曲げられた樹形のもの。
曲線を強く出した樹形も見かけました。
セッカヒノキは「硬い」と表現されることが多く、実際に固くて好きには曲げられないのですが、形として成立させているものは、それだけで時間と労力と思いがかかっていそうだと感じます。
見比べてみると、セッカヒノキは同じ素材でも仕立て方によって印象が大きく変わる木なのだと思いました。
幹の重みを前に出すのか、景色として見せるのか、樹冠のまとまりを作るのか、動きをつけるのかで、見える世界が別物になってきます。
くらしの園芸
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山椒は、うなぎに振る粉山椒や、料理の香りづけに使う「木の芽」として知られています。
しかし山椒には「香辛料」より以前から「薬」として使われてきた側面があります。
たとえば日本薬局方では、生薬「サンショウ」を「サンショウZanthoxylum piperitum De Candolle (Rutaceae)の成熟した果皮で,果皮から分離した種子をできるだけ除いたもの」と説明しています。
つまり「山椒=実そのもの」というより、薬としては「成熟した果皮」が中心に据えられているようです。
さらに成熟した果皮を用いその辛味と芳香を生かして健胃などに用いる、という説明が見られます。
また山椒は「特別な作物」というより、昔から各地に自生し暮らしの近くにある木だったようです。
人々は必要なときに枝先を摘み、実を採り、香りや辛味を生活に取り入れてきました。
若葉は木の芽として、実は実山椒として、さらに樹皮や根皮まで利用され、捨てる部分がほとんどないとも言われます。
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山椒の葉は羽状複葉です。
小さな葉(小葉)が、芯のような部分に左右対称に並んで、一枚の葉をつくります。

この芯に当たる部分を葉軸と呼び、葉軸は細くて硬めで、色も枝に似ています。
冬になって葉が落ちるのですが、最初は枝ごと落ちるのかと思いました。
この葉が落ちて、最終的には中心の幹だけが残るようです。
まだ葉が残っていますが、これがどんな姿になるのか見守ります。
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白丁花は小さい株の方が残念ながら枯れてしまいました。
外で育てていて異変に気づいたのは10月末です、葉が枯れ始め「おかしいな」と感じました。
調べると白丁花は寒さに弱いとあったためこれ以上悪くならないよう室内に入れましたが、結果的に回復することはありませんでした。
枯れ始めた時期を振り返るとまだ本格的に寒くなる前だったため寒さだけが原因だったとは言い切れません。
原因を一つに決めるのは難しいですが思い当たる点はいくつかあります、まず水やりです。
鉢の表面は乾いて見えても中はまだ湿っていた可能性があります。
つまようじを刺して確認はしていましたが、気温が下がり始める時期は土の乾き方が変わります。
夏と同じ感覚で水を与えていた結果水分が多くなっていたかもしれません。

枯れたのは小さい株の方で大きい株は今も葉を保っています。
小さい株は根の量も葉の量も少なく環境の変化や水分状態の振れに耐える余力が小さかったのかもしれません。
白丁花は寒さに弱いと言われているため現在は室内でレース越しに日光が当たる場所に置いています。
大きい株の方はいまのところ問題なく育っています。
枯れた結果を材料にして条件を少しずつ調整していくしかないと思っています。
代表に教えていただいた「枯らして勉強する」という言葉は、こうした観察と修正を積み重ねていくことなのだと今回あらためて感じました。
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冬の植物はどれも生長が止まって静かになるものだと思っていました。
ところが室内で育てているビワの鉢は冬でも新芽が出てきました。
淡い緑色で表面にうっすら産毛のある若葉が、冬の中でもしっかり存在感を示しています。

ビワは常緑樹なので落葉樹のように冬に完全休眠しにくい性質があります。
とはいえ、冬の生長はゆっくりです。
鉢植えのビワは地植えより根が冷えやすく寒風や霜の影響も受けやすいため、冬は室内で管理しています。
ただし光は必要なのでできるだけ明るい窓際に置いています。
夜のガラス付近は冷気が来るので葉が窓に触れない程度に距離を取ります。またエアコンの風が直接当たらない場所にして、乾燥と冷えの負担を減らすようにしています。
冬でも新芽が見られると育てる楽しみが途切れません。
小さな変化ですが春に向けた準備が進んでいるのだと思うと嬉しくなります。
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