代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/11/1時点

セッカヒノキはヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹です。
園芸や盆栽の世界では小さな鉢でも存在感のある姿が出せる木として親しまれています。
最大の魅力は、株自体は小さいのに大木のような雰囲気を出せるところにあります。
細かい葉が密に詰まった枝ぶりなので、小さな鉢の中に壮大さや存在感のある景色をつくることができます。
しかしなぜセッカヒノキ(石化檜)と言われているのでしょうか。
セッカヒノキはもとのヒノキの中で突然変異から生まれた小型の品種とされていて、葉が細かく縮れ、株全体がぎゅっと詰まって見えるのが特徴です。
枝や葉はやわらかいタイプではなくカラッとした硬い感触があり、その姿や手触りから「石化檜」という名前で呼ばれるようになったと言われています。
枝はとても硬く、一般的な樹木のように大きく曲げようとするとしなる前に折れてしまうことがあるそうです。
そのため針金で曲げて一気に形を作るのではなく、長い年月をかけて少しずつ樹形を整えていく必要があるそうです。
セッカヒノキの盆栽は手間と時間がかかっている分、完成度の高い鉢は数万円、数十万円することもあるようです。
見た目の特徴としては実際の大きさや樹齢以上に老木を思わせる姿が挙げられます。
複数の株を寄せ植えにした作品では、小さな鉢の中にひとつの山の世界が存在しているようで、山の斜面の景色をそのまま切り取ってきたようにも見えます。
こうした雰囲気が出せることから、盆栽として好まれるのも納得です。
くらしの園芸
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今回は若い鉢植えの最初の冬越しについて書きたいと思います。
若い株でまだ小さい鉢の場合は、乾燥や低温、急な温度変化の影響を受けやすくなります。
屋外に置いている場合は、寒い時期には風の直撃と霜に十分注意する必要があります。
また鉢を一つだけで置くのではなく複数の鉢を寄せておくことで寒さや風の影響を和らげることができます。
水やりの頻度は冬には少なくなりますがカラカラにしてしまわないように気をつけます、小さい鉢は乾燥するスピードが速いため大きな鉢以上に様子をよく見ておきます。
冬はやるべきことをしたらあとは待つ季節です、環境を整えたらしっかり休ませてあげましょう。
そして春に芽が出て生長していくのを楽しみに待ちたいと思います。
くらしの園芸
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山椒には雄株と雌株があり、その違いは花が咲いて初めて分かるそうです。
代表からいただいた山椒は二鉢ありますが、花が咲くまではまだ少し時間がかかるかもしれません。
このまま育てていき、もしこの二鉢が雄株と雌株の組み合わせであれば春に咲いた花が受粉し初夏には青い「実山椒」がつくそうです。
山椒を育てている方の中には毎年「木の芽」が出るのを楽しみにしている方も多いと聞きます。
ここで「実山椒」とは山椒の実(果実)のことで、まだ青くて若い時期に収穫したものを指します。
ちりめん山椒などに使われることで有名です。
さらに熟した実の外皮を乾燥させて粉砕したものがうなぎにかける粉山椒になります。
また「木の芽」とは料理の世界では山椒の若い葉のことを指します。
春先のやわらかい新芽で味噌汁や茶碗蒸しなどに一枚添えている葉です。
山椒は、春は木の芽、初夏は実山椒と、季節ごとに違った楽しみ方ができる植物です。
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白丁花は小さい方の株の葉先が茶色くなってしまい、ちょっと心配な状態です。
冬の時期は私自身、水やりの頻度がまだつかめておらず、水の与えすぎだったのかもしれないと考えています。

白丁花を調べてみると、背丈も高くなり過ぎず枝が細かく分かれていくので、日本の園芸界では主役というより庭の縁や生け垣などで雰囲気をつくる脇役的なポジションにあるようです。
盆栽の世界でも人気で、ミニ盆栽や豆盆栽として楽しんでいる方が多いそうです。
葉の艶もよく、小さいながらも十分に存在感を放ってくれています。
どんな姿に仕上げていくのかも少し調べてみました。
ひとつ目はこんもり丸く刈り込むタイプ、生垣や花壇の縁どりに使われているのはこのパターンが多いようです、株全体の外側の輪郭を意識して刈り込んでいくことで、低くてふんわりした形になっている写真を見かけました。
もうひとつは、枝をある程度伸ばして自然な樹形を愉しんでいる方もいらっしゃいました。
さらに小さい鉢に植えて幹を見せ、"木"の姿に作り込んでいく楽しみ方もあるようです、残す枝を選びながら少しずつ樹形を整えていく本格的なミニ盆栽のような仕立てのようです、私自身はこの盆栽寄りの形を目指してみたいと思っています。
まずはこの冬を無事に乗り切ることが第一目標です。
来春には白い花を咲かせてもらえるように、様子を見守りながら付き合っていきたいです。
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ビワは中国南部~台湾が原産の常緑果樹です、日本では関東以西の暖地などでよく育つそうです。
ビワは本来は外で育てますが、最近は気温が10℃を下回るようになってきたこともあり室内で育てています。
冬になると水やりの頻度は少なくなります、土の表面が乾いてから午前中のうちにたっぷりと水を与えるようにしています。
室内で育てていても日光はできるだけ確保します、明るい窓辺に置き毎日なるべく日光を当ててあげます。
暖かい日中には気温があまり低くなければベランダに出しておくのも良さそうです。
一方で、室内では暖房の影響に注意が必要です。
暖房の風が直接当たると乾燥しすぎてしまうので厳禁です、窓辺から少し離した明るい場所に置くようにしています。
まだ若い株なので来春にはもっとたくましく成長してくれることを願いながら、この冬をうまく乗り切らせてあげたいと思います。
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