2025年12月21日 10:00
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/11/29時点
糸魚川真柏は、検索すると多様な樹形の画像が出てきます。
太い幹を強く曲げて迫力を出したものもあれば、白く削られた枯れ木部分が混ざり合うように見せた表現のものもあります。
けれどそれらがどれくらいの時間をかけどんな順番で手入れされて今の姿に至ったのかを、今の私が写真だけで読み取ることはできません。
代表からいただいた糸魚川真柏の鉢にも十年分の作業と判断が積み重なっていると伺いました。
この鉢の「見方」は教えていただいたものの、「なぜそうなっているのか」「なぜその作り方を選んだのか」まで理解するには、知識も経験もまだ足りません。
だからこそ初級者の私が軽々しく手を加えることはせず、当面は日々眺めて観察を重ねます。
目の前にある形を十年の痕跡として捉え、幹の流れや枝ぶりを見ながら、そこに至る過程を想像して少しずつ理解していきたい。
まずは、この樹形の価値を知るところから始めます。