チャールズ・ハミルトン社のハミルトンズ・シングルモルトスコッチウイスキーシリーズのアイラ版のハミルトンズ・アイラです、他にスペイサイド版など4地域の優れた蒸留所のシングルモルトをシリーズ化しています。
シングルモルトとアイラの2つの蒸留所のモルトブレンデッドという情報がありますが、一応ここではシングルモルトとして扱っておきます。
仮に2つの蒸留所のブレンデッドだとしても味と香りでほぼ3つの蒸留所に絞られますのでキーモルトが解ればもう一つもすぐ解ります。
シングルモルトだとすると非常に解りやすい味と香りなので、ほぼ蒸留所は特定できるでしょう、それにしても某蒸留所はどれほど幅広く原酒を卸しているのかと驚くばかりです。
ちなみに違うだろうという蒸留所を順にあげると、ブナハーブン・ブルイックラディ・キルホーマン・ラガヴーリン・アードベックです、つまり残る3つのアイラ島の蒸留所は何かということです、ただ残る3つの蒸留所のうち2つの蒸留所を区別するのはかなり難しいと思います。
いずれにしても価格的からみる味と香りのパフォーマンスはかなり高いと思います、気楽にアイラモルトのエッセンスを楽しめる逸品だと思います、まず買っても後悔はしないでしょう。
品名 ハミルトンズ アイラ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー チャールズ・ハミルトン
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 3,500円~4,500円(2023年12月時点)
アラート 品薄状況なのか価格上昇が発生する可能盛大
70年の実績を持つ老舗ボトラーのダグラス・レイン社はスペイサイドの蒸留所など多くの蒸留所のシングルモルトを世に出しています、そのダグラス・レイン社の謎のアイラモルト版が本品で非常にコストパフォーマンスが高く手軽に飲める1本です。
同様の名称で以前限定輸入品がありましたが、こちらは2つのアイラ島の蒸留所の原酒をブレンドしたものでアルコール度数が46.7度のアイラモルトブレンデッドです、ラベルが異なるので見分けがつくと思いますがオークションなどで間違えるととんでもない価格で購入することになりますので要注意です。
余談ですがダグラス・レイン社はスペイサイドの蒸留所やアイラ島の蒸留所のシングルモルトを蒸留所と熟成年数を明らかにしたボトルも多数出しています、つまり本品のように蒸留所や熟成年数を謎としている同社のアイラモルトは極めてレアで貴重です、ちなみにオークションでは高値で取引されている例もあり限定的な極少量生産なのかもしれません。
品名 クランデニー アイラ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー ダグラス・レイン社(ダグラス・マクギボン社)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 12,000円~(2023年12月時点)
アラート 極少数生産だったのか一般購入不可
アイラゴールド同様のブレンダーとしてもボトラーとしても不動の地位を築いているイアン・マクロード社が製造&販売している謎のアイラモルトのスモークヘッドです、アイラゴールドとは異なりノンエイジですがアイラモルトファンならおそらく1発で解るほど大変有名な蒸留所のシングルモルトです。
謎のアイラモルトだけにアイラモルトのエッセンスは全て入っていますがピーティー感は名称のとおりに注いだときから強烈に漂ってきます、スモーキーなウイスキーを好む人には堪らないアイラシングルモルトだと思います。
ただこれだけ解りやすいと果たして謎のアイラモルトにする必要はあるのかと思うのですが、やはりディステラーとボトラー双方のビジネス上のメリットが大きいのでしょう。
品名 スモークヘッド
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー イアン・マクロード
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 6,000円~7,000円(2023年11月時点)
味と香りがしっかりしているにも関わらず価格がリーズナブルなのか最近いたるところで見かけるようになった謎のアイラモルトのアイラストームです、スコットランドに本社を置くC.S.ジェームス&ソンズが製造販売しています。
ノンエイジですがかなり若熟成を使っていると思います、それだけにアイラモルトの骨太な味と香りをリーズナブルな価格で楽しめます。
カスクは公表されておりホッグスヘッドカスク(通常よりも大きめのカスク)ということです、ということは間違いなくシェリーカスクの再生カスクだと思いますがあくまでも推測にすぎません。
味や香りと共にカスクなどを思考するとおおよその蒸留所が絞り込めるでしょう、リーズナブルな価格なのにしっかりアイラモルトのエッセンスを楽しめるだけではなく後味の上品さは極めてコストパフォーマンスが高い逸品です。
品名 アイラストーム
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク ホッグスヘッド(前酒種不明)
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー C.S.ジェームス&ソンズ
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 3,000円~4,000円(2023年11月時点)
カスクアイラは発売当初はアイラモルトブレンデッドでしたが、現在発売されているのは全て謎のアイラシングルモルトです。
調べてみようにも情報がほとんど無いので自身で実際に飲んでみるしか解らない謎中の謎のアイラモルトです、ボトラーズのデュワーラトレイ社も何度もオーナーや経営陣が入れ替わっており名称が同じでも時期によって蒸留所や内容も時代と共に変わっている可能性は否定できません。
熟成年数は間違いなく8年以下なのか粗さがありますがアイラモルトのエッセンスはこれでもかというくらいに強烈過ぎるほど凝縮されて入っています、これに関しては名に恥じない骨太なアイラモルトの味と香りだと思います。
驚くのは飲み始めから後味まで一貫としてピート臭とビター&スパイシーな味が残っており、私が飲んだアイラモルトの中でもピーティ感は最高ランクかもしれません、若熟成なのかピート臭はマックスでサーモンの燻製を食べているかのような香りが口の中に広がります。
味と香りからカスクは何かと考えてしまうのですが、ラベルに「スモールヴァッティング」と書いてあるのでアイラで最大規模の例の蒸留所で極めて少量生産の探求を目的とした特別なカスクなのかもしれません。
トータル的なバランス云々は置いておいて、ガツンとくるヘビーなアイラモルトを飲んでみたい方には持ってこいの極めて尖った存在のアイラモルトです、価格的にも買えるうちに買っておくべきボトルかもしれません、なかなかこんな強烈でドライなアイラモルトはそうは飲めません。
品名 カスクアイラ
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク 不明
蒸留所 不明(アイラ島)
ボトラー デュワー・ラトレー
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 5,500円~6,500円(2023年11月時点)