
タリスカー蒸留所の開設から190年ぶりとなるスカイ島で2番目の蒸留所として2017年に創業したトルベイグ蒸留所、そのトルベイグ蒸留所の初リリースシングルモルトのセカンドヴァージョンのレガシー・アルトクランです。
記念すべき初リリースのレガシー・アルトクランはファースト・セカンドを通して限定販売され、私は2023年10月頃に1万円ほどでセカンドヴァージョンを何とか手に入れました、現時点では通常購入不可となっており価格も急上昇しています。
ちなみにファーストヴァージョンには「2017」という蒸留所開設年の数字が入っているのでファーストとセカンドの区別はラベルを見れば解るようになっています。
レガシーアルトクランの熟成は蒸留所の開設から間もないので規定ギリギリの3年となっています、かなりきついアルコール臭がしますがしっかりカスクのエッセンスを感じるウイスキーです、逆の意味ではスコッチの最低熟成年数のシングルモルトは極めて貴重といえます。
ウイスキーとしては未熟でも未来の完熟ウイスキーになった際の味と香りを想像しながら飲むのもまたウイスキーファンの一つの楽しみでもあります、その意味でも若熟成の初リリース版は今後決して手に入りませんから大変希少価値があるのです。
品名 トルベイグ レガシー・アルトグラン セカンドヴァージョン
熟成年数 3年
カスク ファーストフィル・バーボン、セカンドフィル・バーボン
蒸留所 トルベイグ(アイランズ:スカイ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 12,500円~15,000円(2024年8月時点)
特記事項 ファーストフィル・バーボンカスクとセカンドフィル・バーボンカスクのヴァッティング
アラート 通常購入不可、価格上昇傾向

知る人ぞ知るオールドパーは幕末には日本に持ち込まれたと言われています、その昔から愛されたオールドパーのスタンダードが12年です、本ボトルは90年代に流通していました。
現在では12年の下位にノンエイジのシルバーが出ており、12年に比べてドライで美味しいと好評です。
オールドパーのキーモルトはスペイサイドのクラガンモアとグレンデュランでありフルーティーな香りとスパイシーな味のコントラストが楽しめるブレンデッドウイスキーに仕上がっています。
それにしても今でこそ4,000円ほどで買えますが当時は大卒初任給が5万円時代で1万円の高級品です、こんなウイスキーを気楽に飲める現在は本当に天国だと思います、オールドパーを先輩の家で飲ませてもらったのをきっかけにウイスキーの美味さを知ってしまった私にとって思い出深いウイスキーです。
品名 オールドパー12年 90年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト クラガンモア、グレンデュラン
メーカー マクドナルド・グリンリース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,000円~7,000円(2024年8月現在)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2024年8月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

キャンベルタウンといえばスプリングバンク蒸留所を筆頭に現在では3つの蒸留所だけになってしまいました、以前は細長く狭い半島に蒸留所が犇めくスコッチウイスキー蒸留所の一つのメッカともなっていたので悲しい限りです。
そんな現在のキャンベルタウンにおいて頑張っている蒸留所がグレンスコシアです、もう一つのグレンガイル蒸留所はスプリングバンク傘下といってもよいほど非常にスプリングバンクに近しい関係にあります、それだけにグレンスコシアには期待するファンも多いです。
そのグレンスコシアの入門ウイスキーといえるのがこのダブルカスクです、本ボトルは旧ボトルでボトル下部にシルク印刷でイラストが付いており新ボトルよりも新しさを感じます。
ダブルカスクはファーストフィルバーボンカスクで熟成後にPX(ペドロヒメネス)シェリーカスクで再熟成を行うという手の込んだダブルマチュアードによって作られており、キャンベルタウン特有のモルティでフルーティな香りでスパイスのようなエッセンスも感じるバランスがよいシングルモルトに仕上がっています。
手軽に飲める一押しのキャンベルタウンフレバーなウイスキーです、新ボトルも味も香りもほとんど同じです。
品名 グレンスコシア ダブルカスク 旧ラベル
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク ファーストフィル・バーボン、PX(ペドロヒメネス)シェリー
蒸留所 グレンスコシア(キャンベルタウン)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 5,500円~6,000円(2024年8月時点)
特記事項 ファーストフィル・バーボン~PX(ペドロヒメネス)シェリーのダブルマチュアード

70年代にはジョニーウォーカー・バランタイン・オールドパーが日本での大人気高級ブレンデッド銘柄でしたが、80年代に入りシーバスリーガルの人気が急速に高まり以来最も日本での販売数が多い高級スコッチブレンデッドウイスキーになった感があります。
そのシーバスリーガルのスタンダードともいえるシーバスリーガル18年の90年代に流通していたボトルです。
現在では15年とほぼ変わらない価格であり15年に比べて割とリーズナブルな高級ブレンデッドとなっています、その意味では当時から15年はオフィシャルシリーズにあって最も生産量と共に流通量が少ないのかもしれません。
シーバスブラザースの最高級ブランドにロイヤルサルート21年がありますが価格的にはいきなり18年の倍以上になってしまいます、その意味でもアンティークウイスキーの芳醇で濃厚な風味を味わいたい人にはもってこいの逸品だと思います。
品名 シーバスリーガル18年 90年代流通ボトル
熟成年数 18年
キーモルト ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック
メーカー シーバス・ブラザーズ(現在ペルノ・リカール傘下)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 16,000円~18,000円(2024年7月現在)
買取相場価格 6,000円~6,500円(2024年7月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

70年代にはジョニーウォーカー・バランタイン・オールドパーが日本での大人気高級ブレンデッド銘柄でしたが、80年代に入りシーバスリーガルの人気が急速に高まり以来最も日本での販売数が多い高級スコッチブレンデッドウイスキーになった感があります。
そのシーバスリーガルのスタンダードともいえる12年の倍以上の価格で販売されていたシーバスリーガル15年の90年代に流通していたボトルです。
現在では18年とほぼ変わらない価格であり12年の3倍以上の価格となっています、その意味では当時から15年はオフィシャルシリーズにあって最も生産量と共に流通量が少ないのかもしれません。
味と香りは現在のものと比べると芳醇な風味が増しておりモルト成分が多いのではないかと思います、また12年よりも18年のほうに近い風味でありストレートで是非とも飲んで欲しいブレンデッドウイスキーの逸品です。
品名 シーバスリーガル15年 90年代流通ボトル
熟成年数 15年
キーモルト ストラスアイラ、グレンリベット、ロングモーン、ベンリアック
メーカー シーバス・ブラザーズ(現在ペルノ・リカール傘下)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 15,000円~17,000円(2024年7月現在)
買取相場価格 5,000円~6,000円(2024年7月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します