ジョニーウォーカーは1909年から100年以上続くスコッチウイスキーの老舗中の老舗ブランドで、日本では60年代頃からレッドラベルと共に高級ウイスキーブランドとして親しまれてきたスコッチを代表する逸品です、本ボトルはその伝統あるジョニーウォカーの90年代から長期間継続中のボトルです。
本ラベルは90年代後半のものです、現行ボトルと比較すると大きな差はないのですが若干異なるようです。
スウィングはノンエイジですが現在でのランクは価格的にはゴールドラベルよりも上位に位置づけられており平均で15年前後ではないかと思います、尚現在でも現役であり甘い香りの中にもパンチの効いたスパイシーな味でファンも多いです。
ちなみにジョニーウォーカー・スウィングのキーモルトはスカイ島のタリスカー、スペイサイドのモートラックとカーデュなどが主なモルトです、キーモルトからもブラックラベルに比べてモルティな優しい香りをイメージできると思います。
品名 ジョニーウォーカー スウィング 90年代以降流通ボトル
熟成年数 不明
キーモルト タリスカー、モートラック、カーデュ
メーカー ジョン・ウォーカー&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 750ml
購入価格 5,500円~6,500円(2024年10月現在)
ジョニーウォーカーは1909年から100年以上続くスコッチウイスキーの老舗中の老舗ブランドで、日本では60年代頃からレッドラベルと共に高級ウイスキーブランドとして親しまれてきたスコッチを代表する逸品です、本ボトルはその伝統あるジョニーウォカー12年ブラックラベルの90年代後期に流通していたボトルです。
1990年以降はダブルブラック・ゴールドラベル・グリーンラベル・ブルーラベルと上級だったブラックラベルの更に高級版が次々に誕生し、ブラックラベルのありがたみが失われつつありますが、私を含めて多くのスコッチウイスキーファンはいまだにジョニーウォーカーと言えばこのブラックラベルであり常飲ボトルとしているファンも多いです。
今でこそ3,000円でゴクゴク飲めるウイスキーになっていますが私の大学時代には輸入税や酒税が高いうえに為替は今の半分以下です、したがって大卒初任給が5万円という時代にもかかわらず1万円というめったに飲めない最高級ウイスキーでした、こんな高級なウイスキーをポケットマネーで買える時代に生まれた人がなんとも羨ましい限りです。
ちなみにジョニーウォーカー12年ブラックラベルのキーモルトは驚くなかれアイラ島のラガヴーリン、スカイ島のタリスカー、スペイサイドのカーデュをメインに40種ほどのモルトを贅沢にも使っています、キーモルトを知っただけで飲まなくてもその風味がどれほど上品で多くのエッセンスが詰まっているかを想像できるでしょう。
今も昔も私の中でのスコッチブレンデッドウイスキーのNo.1はジョニーウォーカー12年ブラックラベルです、スコッチウイスキーを飲みなれているファンと同様にグリーンやブルーラベルには目もくれずにきっとこれからも常飲し続けることでしょう。
品名 ジョニーウォーカー12年 ブラックラベル 90年代後期流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、タリスカー、カーデュ
メーカー ジョン・ウォーカー&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 750ml
購入相場価格 13,000円~15,000円(2024年9月現在)
買取相場価格 4,000円~5,000円(2024年9月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
1989年に誕生したオールドパーの最高級版であるオールドパー・スーペリアの初代ボトルです、このスーペリアの誕生によってそれ以前のオールドパーの上位版であったプレジデントが消え代わりに18年が誕生した記憶があります。
ノンエイジですが18年より50%以上価格が高いことから推測するにキーモルトに関しては21年以上だと推測しています、メーカー公式コメントとしては「熟成のピークに達した原酒のみをブレンドした」とあります、同様に当時の価格から推測してプレジデントはおそらく15年前後だったのでしょう。
ブレンデッドの熟成年数表示の規定では年数表示以上の原酒を使用することになっていますので、ほとんどの原酒が21年以上でも21年以下の原酒が一つでも入っていれば21年とは表示できないのです、その意味では時期によって得られる熟成年数のバラツキを考慮してノンエイジとしているのかもしれません。
それにしてもオールドパー自体が高級ウイスキーブランドであり、その頂点を極めるスーペリアのボトルやケースが何の変哲も見栄も無い謙虚なものであるのが本当にすばらしいです。
中身が無いのに形だけは高級感を醸し出すブレンデッドウイスキーが謳歌していた80年代に別れを告げるかのような姿勢は真にリスペクトに値します、本物は外見には拘らなく一貫として中身で勝負しているのはウイスキーも人間も同じだということです。
品名 オールドパー スーペリア 初代ボトル
熟成年数 不明(ノンエイジだが21年以上か?)
キーモルト クラガンモア、グレンデュラン
メーカー マクドナルド・グリンリース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 20,000円~25,000円(2024年9月現在)
買取相場価格 7,000円~9,000円(2024年9月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
2013年にヨーロッパの免税店向けに限定発売されたハイランドパーク・エイナーはザ・ウォリアーシリーズの一つで、その昔オークニー諸島の統治者であった海賊王エイナーの名前からつけられています。
熟成年数の表示はありませんがピートがしっかり香るので8年程度だと思います、アメリカンオーク独特のフルーティ且つスパイシーな香りと後味のコクのある甘さをダイレクトに堪能できます。
尚、日本には少量輸入されており現在でもプレミアムリカーショップで販売されていますが残存数は枯渇気味で価格はかなり上昇しています。
品名 ハイランドパーク エイナー
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク アメリカンオーク
蒸留所 ハイランドパーク(アイランズ:オークニー諸島メインランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 40度
内容量 1,000ml
価格 12,000円~15,000円(2024年10月時点)
特記事項 ヨーロッパ免税店向け限定発売
アラート 通常購入不可、価格上昇傾向
タリスカー蒸留所の開設から190年ぶりとなるスカイ島で2番目の蒸留所として2017年に創業したトルベイグ蒸留所、そのトルベイグ蒸留所の初リリースシングルモルトのセカンドヴァージョンのレガシー・アルトクランです。
記念すべき初リリースのレガシー・アルトクランはファースト・セカンドを通して限定販売され、私は2023年10月頃に1万円ほどでセカンドヴァージョンを何とか手に入れました、現時点では通常購入不可となっており価格も急上昇しています。
ちなみにファーストヴァージョンには「2017」という蒸留所開設年の数字が入っているのでファーストとセカンドの区別はラベルを見れば解るようになっています。
レガシーアルトクランの熟成は蒸留所の開設から間もないので規定ギリギリの3年となっています、かなりきついアルコール臭がしますがしっかりカスクのエッセンスを感じるウイスキーです、逆の意味ではスコッチの最低熟成年数のシングルモルトは極めて貴重といえます。
ウイスキーとしては未熟でも未来の完熟ウイスキーになった際の味と香りを想像しながら飲むのもまたウイスキーファンの一つの楽しみでもあります、その意味でも若熟成の初リリース版は今後決して手に入りませんから大変希少価値があるのです。
品名 トルベイグ レガシー・アルトグラン セカンドヴァージョン
熟成年数 3年
カスク ファーストフィル・バーボン、セカンドフィル・バーボン
蒸留所 トルベイグ(アイランズ:スカイ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 12,500円~15,000円(2024年8月時点)
特記事項 ファーストフィル・バーボンカスクとセカンドフィル・バーボンカスクのヴァッティング
アラート 通常購入不可、価格上昇傾向