
ウイスキーといえばスコットランド産のスコッチとかアイルランド産のアイリッシュ、そして日本産のジャパニーズが世界ウイスキーコンテストで各賞を独占しています。
そんな事実からスコッチやアイリッシュは世界中で親しまれているウイスキーだという印象を受けてもおかしくありません、ところが世界のウイスキー販売量ランキングを見るとそれは儚い幻想だということを思い知らされます。
最新の2022年版世界ウイスキー販売数ランキングによると1位はなんとインド産のインディアンウイスキーのマックダウェルズです、2位は同じくインディアンウイスキーのロイヤルスタッグ、3位もインディアンウイスキーのオフィサーズチョイス、4位もインディアンウイスキーのインペリアルブルーと1位から4位までインディアンウイスキーが占めています。
5位になってようやくスコッチウイスキーのジョニーウォーカーが入り、6位はアメリカンウイスキーのジャックダニエル、7位はアイリッシュのジェムソン、8位に再度インディアンウイスキーのブレンダーズブライドが入ります、9位はスコッチのバランタイン、10位もインディアンのエイトピーエム、同率11位にカナディアンのロイヤルクラウンという結果です。
なんとインディアンウイスキーは世界市場の70%を誇る世界一の流通量を誇るウイスキーなのです、次いでスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアンと続きジャパニーズはウイスキー市場で最も少ない販売数なのです。
ただしランキングはあくまでも販売数であって総売り上げや品質を問うものではない性格のものであるという認識が重要です、世界のウイスキー流通量からみると98%がブレンデッドであり味や香りの品質を問われるシングルモルトは僅か2%でしかありません。
その2%の流通量の中でスコッチやジャパニーズの数百在る蒸留所銘柄が味と香りを競い合い最高級ウイスキーを製造しているのです、こういう事実はウイスキーだけではなくオーディオなどの家電品や衣料品にも当てはまります、薄利多売で勝負するのか厚利小売で勝負するのかという国民性やメーカーのスタンスの違いが色濃く反映されているということです。

ビジネストリップとはいえ26歳からこれまでに世界42カ国54都市を訪問してきた私ですが、ビジネス抜きの海外旅行で一度は行ってみたい場所のダントツ一位はスコッチウイスキーの聖地であるスコットランドです。
もっと限定すると、スコットランドに点在するスコッチウイスキーの全蒸留所巡りを是非とも元気なうちに行っておきたいと思うのです、スコッチファンは多いけれどもスコットランド本土は勿論のこと点在するアイラ島やスカイ島などに在る全蒸留所巡りを成し遂げた人は世界的にみてもまず存在しないと思うのです。
ここで重要なのは現存するスコットランドの蒸留所全てを回るということです、島に存在する蒸留所も多いですからヒースロー空港とガトウィック空港間のヘリコプター(現存しているかは不明)のようにヘリコプターかフェリーで渡るしかありません、いずれにしても数日間では無理で最低でも3ヶ月以上の日数をかけての日程となるでしょう。
特に行きたいのはアイラモルトの聖地アイラ島です、そしてタリスカー蒸留所が在るスカイ島、また世界最北に位置するハイランドパーク蒸留所の在るオークニー諸島メインランド、最後にスコットランド北東部に位置するスペイサイド地区です。
オフィシャルシングルモルトで著名な蒸留所だけでざっと100以上在ります、1日1ヶ所を回るのが肉体的にも限界ですからやはり3ヶ月以上の日程となりますので現段階では望むべくも無い夢のまた夢なのでしょう。
でも考え方によっては行くための理由さえ作れれば何度も足を運べば何とか達成できるのではないだろうかと思えてきます、また何度も行けば現地でしか買えない限定販売品もお土産で買って帰れます。
そんな不純な動機から意外や大きなビジネスに繋がることもあることは過去の経験からも良く知るところです、動機が不純ながらも幾許も無い人生なのですから元気なうちに真剣に熟考することにしましょう。
ちなみにイギリスには世界ブランドの高級オーディオメーカーも多数存在しています、また古くから在る有名なジャズバーもあります、更には重厚なアンティーク家具のあるホテルに泊まるのも魅力です、スコッチウイスキーに加えてオーディオとジャズとアンティーク家具という私の4大道楽を同じ機会に楽しめるわけです、夢は時を重ねるごとに果てしなく広がるばかりです。