2025年3月14日 08:00
お酒ならなんでも好きな私ですが、特にウイスキーと並びビールと焼酎は三好酒の一つになっています。
ビールに始まりビールに終わる私は、途中焼酎やウイスキーをロックやストレートで飲む際のチェイサーも水ではなくビールにしているくらいです。
さてここで焼酎というお酒は何とも不思議で奇異な蒸留酒は他に無いと思うのですが、不思議に思っているのは私だけかもしれません。
実は私が不思議だと考えるにはしっかりとした根拠があるのですが、普通の人は考えもつかないどうでもいいような事なのかもしれません。
さて何が不思議だと思うかですが、先ずは今から言うお酒の組み合わせを頭に思い浮かべて熟考して欲しいのです。
それではいきます、ワインとブランデー、ビールとモルトウイスキー、日本酒と焼酎、どうですかこの組み合わせの法則が解ったでしょうか。
答えはどの組み合わせも同じ原料で作られており前者は醸造酒で後者は蒸留酒ということです、ワインはブドウを醸造しブランデーはワインを蒸留して作り、ビールは大麦を醸造しウイスキーはホップを加える前のビールの基を蒸留して作り、日本酒は米を醸造し調整前の日本酒の原酒を蒸留して焼酎が作られています。
この組み合わせのなかで、アルコール度が高い蒸留酒に加水してアルコールを下げた場合に同じ原料の醸造酒の代わりに飲めるのは焼酎だけなのです。
例えばブランデーを水で薄めてワインの代わりになるでしょうか、ウイスキーを水で薄めてビールの代わりになるでしょうか、ところが焼酎は水で薄めても辛口の日本酒の味わいとなり更にお湯割りは熱燗代わりにしっかり飲めるのです。
この理由は何ででしょう、理由はともあれ「事実は最大の根拠なり」ということで焼酎は私的には以上の根拠から特別な存在であり神の酒だと崇めているのです。
ちなみに焼酎の蒸留したての原酒を30~40度に加水して樽で熟成すると、米や芋ウイスキーとして飲めることも既に実証済みで家庭用の小型貯蔵樽が市販されているのも面白い事実であり、焼酎がホワイトウイスキーと呼ばれる所以がここにあります。