2023年5月30日 11:00
子供の頃から何でも疑問に思った事を放置できない私は、ネット検索ですぐに答えが出る今とは異なり小学校時代から図書館が大好きな場所だったのです。
大学時代からほぼ毎日の日課となったアルコール摂取ですが、何故アルコールを飲むと身体の底から力が湧いてくるように元気になり楽しい気持になるのか不思議でした。
そこで当時大学の図書館でアルコール摂取における身体の変化を調べたのです、そして今でも情報を更新する為に最新の情報を追いかけています、アルコールにまつわる身体メカニズムには実に奥深い事項がたくさんあります。
アルコールを飲むと神経伝達物質(脳内ホルモン)のドーパミンとエンドルフィンが大量に放出されます、ドーパミンは快楽物質でエンドルフィンは痛みを麻痺させる無痛物質です、なるほどこれでアルコール摂取時に楽しくなり転んだり手料理を作っている時に怪我や火傷をしても痛みをあまり感じない理由が解りました。
これが解るとアルコール依存症との関連性も理解できます、つまりモルヒネなどの中毒性薬物と神経伝達物質の関係性だけをとれば同じ効果を身体に齎しているということです。
押しつぶされそうな悩みや上手くいかないことでのイライラ状態、これを回避しようとアルコールを飲み解放感を得るわけですが、自己抑制力が弱いとアルコールが必須の状況になってしまいます。
私はよく悪酔いした人に、「お酒は楽しむ為に作られるのであって現実逃避する目的で作られているのではない」と苦言を発します。
楽しく飲んでこそのアルコールです、「現状からの精神的逃避の為に飲むのはお酒に申し訳ない」、私は常にそう心に言い聞かせているのです。