
昔から食事の際には必ずビールを味噌汁やスープ代わりに飲んでいる私は完全にビール党です、同じ醸造酒でもワイン(シャンパン含め)や日本酒(紹興酒含め)はどうも身体に合わないようで勧められれば抵抗も無く飲みますが自ら進んで飲むことはあまりありません。
さて、そんなビールですがアメリカでは「リキッドミール(液体食)」、日本では「飲むご飯」と称する人たちがいます、勿論私もその一人で本当にご飯代わりになると考えています。
蒸した麦を醗酵して作るビールには炭水化物(糖質)とタンパク質が含まれており脂質や食物繊維はゼロです、またカリウムやマグネシウムなどのミネラル分も含まれており成分だけでいえば量はかなり水増しされてはいるものの食物繊維抜きのバケット(小麦と塩だけで作るフランスパンの一種)やクラッカーだと言っても過言ではありません。
つまりバケットで摂れる栄養素をビールで補えるわけです、勿論それなりの量を飲んだ場合となりますがビール党の人は食べるよりも飲んでお腹を満たすほうが好きなのですから都合がいいのです。
飲みながら腹が膨れるご飯やパンを避け、おつまみに足りない食物繊維やビタミン類を合わせれば主食を摂らずに食事と同様の栄養素が摂取することができるのです、まさに「食べるご飯」だと思います。
更にビールに含まれているホップはアンチエイジングや免疫力増強に効果があり更には利尿効果のある薬効成分が含まれていますので、ご飯に加えて抗酸化サプリメントを同時に飲んでいるようなものです、ビール党の人は皆さん肌つやがすごく良いのは頷けます。
成人後ほぼ毎日ビールを飲んでいる私は風邪もひかないし夏ばてもありません、そして還暦過ぎて久しくも歩くのは早いし筋力もほとんど衰えず健康そのものです。
食事の際だけではなくウイスキーのチェイサー代わりにまでビールを飲むビール党の呑兵衛の言葉では説得力もありませんが、自身の身体に合うものを好きなように飲んで食べて大いに健康なのだから一つの根拠としての戯言だと聞いていただければそれでいいのです。

ウイスキーのボトルの形状もいろいろありますが、スコッチウイスキーのボトルの多くのネックは真ん中が膨らんでいるものが多く見られます。
この膨らみを巡って人それぞれに想像をするわけですが、よくあるのが「昔はガラス球が入っていた」、「注ぐときにいい音がするため」、「ガラス球を入れて1ショット分を測るため」などが主な結論です。
正解を先に言ってしまうと確かに「ガラス球を入れていた」ですが、問題はその理由です。
その理由は「瓶の口から混ぜ物を入れさせなくさせるため」なのです、昔はシングルモルトのスコッチウイスキーは非常に高価なお酒でした、そこで出始めの頃に安いグレーンウイスキーを混ぜて売っていたバーが多発しました。
そこで上から混ぜ物ができないようにボトルの真ん中に膨らみをつけてガラス球を入れていたのです、つまりスコッチウイスキーのボトルの膨らみはその頃の瓶のスタイルの名残ということです、どんなことにも意味と理由があるのです。
現在でも「玉付き」と表示されたオールドパーなどの高級ブレンデッドウイスキーが存在しますが、これはガラス球が入っているのではなくプラスチックでできた逆流防止の蓋が付いています、実際にボトルにウイスキーを移そうとしても1滴も入りません、実によくできた構造となっています。
砂糖がボトルの中で結晶化している怪しいリキュールがあります、カクテルやお菓子作りに利用されるグヨ・クリスタルキャンメルというリキュールですが買ったばかりの状態ではボトルの下部5分の1は砂糖の結晶で白くなっています。
キャラウェイ・クミン・コリアンダーなどのスパイスエキスの超甘いリキュールなのですがアルコール度数は45度と恐ろしく高く、リキュールだと思って軽く考えてゴクゴク飲んだら完全に記憶が飛びます。
それにしてもアルコールにどんなに砂糖を加えても自然に結晶化するまでにはかなりの時間がかかります、それをあえて意図して製造しているとしたらなんて手の込んだことをするものだと感心します。
また名前のとおりで液体は無色透明です、アルコールにスパイスを漬け込むと有機物で確実に茶色になるはずですので、スパイスをアルコールで漬け込んだ後再度蒸留してエキス分だけ取り出しているのだと思います、アルコール度数が高いのはそれを暗に示しているのかもしれません。
再蒸留とはいえ一応スパイスエキス入りの薬膳酒ですので、風邪を引いたときや疲れているときにレモン果汁を加えてお湯割で飲んでも美味しいし若干なりとも効果が期待できます。



飲み干しても砂糖の結晶がこんなにも残る
幻の焼酎と言われて久しい百年の孤独、常に品薄状態で定価で売る店は皆無で飲食店では倍額でも買えるならありがたいと言います、ちなみに私は3年ほど前に普通に定価にちょっとプラスした程度の金額で買えました。
百年の孤独は麦焼酎でしかもアルコール度数は40度で3年間熟成しているのです、つまり日本産のシングルグレーンウイスキーと言ってもおかしくないのです。
ちょっと雑っぽい口当たりですが味は焼酎というよりほんのりですがウイスキーらしい味と香りがします、ちなみに海外ではホワイトウイスキーとネットで紹介しているブロガーもいます。
正月の定例家飲み会でみんなで他の珍しいアルコール類やアイラモルトなどと合わせて試飲して楽しみました、たまにはこういう味も超若熟成のドライ系のグレーンウイスキーのようで新鮮に感じます、個人的にはこういう味は大好きです、ウイスキーも焼酎も蒸留酒であり私好みの酒類です。


近年誕生してきたスコッチウイスキーのなかでとりわけアイラモルトには俗にいう「謎のアイラモルト」という存在があります、例えばピーツビースト・スカラバス・As we get it・アイリーク(イーラッハ)・フィンラガンなどです。
ピーツビーストはサブタイトルそのものが「謎のアイラモルト」と謳っておりラベルは有名なイラストレーターによるもので怪物が吐いた炎によってラベルの左隅が焼かれたように焦げ落ちています。
この謎のアイラモルトの何が謎かというと蒸留所も熟成年数もカスクもほぼ全てが非公開となっているからです、蒸留所の多くはブレンデッドウイスキー用にディステラりーオフィシャル版とは別に製造してボトラー各社に販売しています。
こうしたブレンデッド用に作られたシングルモルトの中で、特に優れた品質のものをボトラー各社が樽ごと買い取ってボトリングして製品化しているのです。
近年数多く誕生してきたボトラーズとは、自らの蒸留所を持たず蒸留所から樽ごと買取りそのままボトリングしたり、幾つかの蒸留所の原酒を独自のレシピでブレンドしたりと蒸留所の純正ボトルにはない味と風味を楽しめるので過去からボトラーズブランドには多くのファンが形成されています。
こうしたボトラーズブランドの製品の中には蒸留所の純正品では非常に高価になる長期熟成ものや、逆にアイラモルトの熱烈ファンが多い若熟成ものなど蒸留所のオフィシャル版では味わいたくても味わえないものを世に出してくれるので、これらをいつでもリーズナブルな価格で満喫できる時代に生まれてきたことは大変幸福なことだと思います。
そこでアイラモルトファンは謎のアイラモルト銘柄の蒸留所や熟年数を味と香りを頼りに当て合うのが一つの楽しみとしています、私もショットバーでこういった話をよく常連やマスターと話し合いますがそれぞれの考えがなるほどと思わせるものも多く大変勉強にもなるし非常に楽しい時間を過ごさせてもらえます。
ネットにも予想を示した記事も散見されますが、これは絶対違うだろうと思うものもあったり自分と同じ考えもあったりで、これはこれで非常に楽しく読まさせてもらうことができます。
難しいのはアードベック蒸留所とキルホーマン蒸留所だと思います、何故ならあらゆる味と香りのオフィシャル版を出しており熟年数によって解りやすい色の違いもなくカスクによってさまざまな色をしているので一概に色が薄いから熟年数が若いとも言えないからです。
押しなべて言えることはたった一つ、謎のアイラモルトは極めてコストパフォーマンスが高いということです、訳あり商品ではないのですが味も香りも蒸留所の純正品と比べて価格から考えたら非常に得した気分になります。
「謎のアイラモルト」の中で私の一押しはアイリーク(イーラッハ)です、おそらくラガヴーリン蒸留所の若い熟年数のシングルモルトではないかと頑なに信じています、ネットでは香りの刺激感などからラフロイグを想像している人も見受けますが私個人的な意見ではラフロイグではなくラガヴーリンだと思います。
ラガヴーリンが値上がりした今では、ラガヴーリンライクな上品さがありながらも若熟成のガツンとくるアイラモルトらしさを気軽に飲めるアイリーク(イーラッハ)は本当にありがたい存在の一つです。
尚、この「謎のアイラモルト」ブームを受けてか「謎のスペイサイド」や「謎のハイランド」などもブームになりつつありますが人気はイマイチです、やはりアイラモルトはスコッチのなかでも特別な存在なのではないでしょうか。
私も「アイラモルト」のカテゴリの一つに蒸留所名と同じレイヤーに「謎のアイラモルト」を作りました、現在手持ち銘柄は昔からメジャーなものばかりですが近年では非常に種類が多くなっています、したがって全ての銘柄を網羅することは不可能に近いのですが可能な限り探し出しては購入して謎を解いていきたいとと思います。