私の個人的な嗜好ですがウイスキーを楽しむときに無くてはならないおつまみがブルーチーズとクラッカーです、最近はチーズもクラッカーも価格が一気に倍ほどになり非常に高くつくおつまみになりましたががショットバーでの定番おつまみとしています。
ブルーチーズにも拘りがあって一番好きなのが癖が強烈な羊の乳を使ったフランス産のロックフォールです、二番手はイタリア産のゴルゴンゾーラですがセミハードタイプのアオカビが多く癖の強いピカンテを必ず選びます。
自分の目で見てできるだけアオカビが多く入ったものを選びます、またブルーチーズ意外ではハードタイプのパルメジャーノ・レッジャーノやコクのあるミモレットがウイスキーには最高に合うチーズだと思います。
チーズと合わせるクラッカーは減塩タイプか無塩タイプにします、チーズの旨さを倍増させてくれます、ウイスキーもクラッカーも麦が原料ですから基本的に合わないわけがありません、癖の強いウイスキーもクラッカーでリセットできるので数種類を飲み比べるように楽しむ人には必須おつまみです。
奥・手前左:ロックフォール 手前右:ゴルゴンゾーラ・ピカンテ
一緒にドライチーズやサラミチーズもよく買います
昔からショットバーやキャッシュオンバーで飲むビールはコロナです、世界中で飲まれているビールですがコロナだけは瓶のままでカットライムを入れて出すのが暗黙のルールとなっています。
先日キッチンカフェでランチビールにコロナを頼んだら同じように瓶のままでライムが入っていました、世界中でいつどこで飲んでもコロナだけは瓶のまま同じスタイルで出してくれるので安心して頼めます、疑うわけではありませんが特に海外ではグラスやジョッキで出されても中身が本物か判りません。
このコロナですが私はアルコール飲料として飲むのではなくショットバーではチェイサー代わりにレストランではお冷代わりに飲んでいるのです、ショットバーではアルコール度数が高いウイスキーをストレートでグイグイ飲みますので確実に消化器官の粘膜が焼けてしまいます、それを防ぐ意味でコロナを飲みながらウイスキーを飲むのです。
ショットバーでもレストランでもミネラル水は昔から飲んだことがありません、それは私の身体の消化器官の一部が無いために確実に下痢を起こしてしまうからです、したがって三十代での消化器官の摘出手術後はミネラル水を飲めなくなってしまったのです。
不思議に思われるでしょうが実は理にかなっていてどうもミネラル水の浸透圧に原因があるようです、ミネラル水は浸透圧が低いので身体内部に摂り込まれにくいのです、まして消化器官の一部が無い私には言わずもがでしょう。
麦汁を醗酵させたビールは有機物が豊富でアルコールが入っていますから浸透圧が高く私にとっては重要な水分補給飲料なのです、しかもウイスキーと原料が同じですので合わないわけがありません、こうして水代わりに昼間からでもビールを飲むのが日々のルーティンになっているのです。

アードベックを飲みながらチェイサー代わりのコロナとジンジャーエール
左:ウイルキンソン・ジンジャエール 右:コロナエキストラ
手前:ショットバーでの定番おつまみのブルーチーズ・ドライフィグ(ホワイトイチジクのドライフルーツ)・無塩クラッカー、いつもワンプレートに盛り合わせてもらいます
ハイランドに存在する14の蒸留所で造られたシングルモルトだけをブレンドしたウイスキーがあります、それがザ・グラッドストンアクスのアメリカンオークです、ヴァッティング後にバーボンカスクで再熟成しています。
モルトブレンデッドウイスキー自体が数少なくアイラモルトだけというのは割と人気があるのですが、あえてハイランドモルトだけというのが非常に興味深いです。
私はショットバーで一度飲んですっかり虜になってしまいました、なんといってもエッセンスが多いのです、スモーキー以外と限定するとウイスキーの持つ全てのエッセンスが詰まっているのではないでしょうか。
香りはモルティでバニラのような甘い香りがします、飲み始めは甘みの中にスパイシーさも加わりフィニッシュにほのかにビターを感じます、またグラスに注いで時間が経つとフルーティな香りに変化します、さらにちょっと水を足してトゥアイスアップにするといきなりマイルドでスムースな味に変化します。
よくできたウイスキーなのですが価格が4,000ほどで買えるというリーズナブルな価格も嬉しいです、姉妹品にブラックアクスがありこちらはアイラモルトとハイランドモルトのモルトブレンデッドになりスモーキーでスパイシーな風味に仕上がっています、アイラモルトが好きな人にはブラックアクスがお薦めです。
横道ですが、ボトルの向かって左側だけにえくぼのような凹みがあります、注ぐ時にちょうど親指がすっぽり入ってしっくりします、飲み手の配慮が嬉しいボトルでもあります。


昨年8月に国産ウイスキーが店頭から消え在庫のある多くの国産ウイスキーが値上げしていると伝えましたが、来月4月にまた平均で30%程度の値上げが行われることが解りました。
ショットバーや居酒屋にお酒を卸している業者の告知書を先日行きつけのショットバーで見せてもらいましたが、この2年間で都合3度目の値上げとなり1年前の価格に対して倍以上になっている銘柄さえあります。
現在では既に多くの国産ウイスキーメーカーではシングルモルトのカスク原酒が枯渇しています、更にはシングルグレーンのカスク原酒も枯渇しているという情報があります、つまり何をしても国産のウイスキーが作れない状況になっているのです。
オークションサイトでも信じられない価格で売買されています、ショットバーやクラブでは業者から手に入らないのでオークションサイトで高額でも何とか手に入れているといいます。
私のように手に入らなければ別のもので代用しようということはお酒をビジネスにしている人には通じません、お客さんからの要望で何としても手に入れなければ売り上げにならないからです、国産が無いからスコッチやアイリッシュで代用というわけにはいかないのです。
何に使うのでしょうか、オークションサイトには国産シングルモルトの空瓶が大挙して出展されています、いったいこの状況はいつまで続くのでしょうか、手軽に本物の国産シングルモルトが飲める日が早く戻ってくることを願うばかりです。

昔から疑問に思っていることがあります、それはウイスキーは瓶の中でも熟成が進むのかということです。
行きつけのショットバーでも結構な話題になるようなので疑問に思うのは私だけではないようです、でも事実はどうなのでしょう?
そこで昔実際に実験してみたことがあります、常飲のボトルを5年ほど放置して新しいボトルを買ってきて飲み比べてみたのです。
結論から言うと封を開けていなければ5年程度だと「同じ味がした」です、つまり瓶の中では確かに樽から染み出した若干の有機物が入っているので熟成が進むとは思うのですが数年では味が変わるほどの変化は無いようです。
ただし20年とか置いておいたら味や香りは若干ながらも変化すると思います、熟成が進むのですから角が取れてマイルドになると思います。
でも逆の考え方もあります、それは瓶の中でアルコールの連鎖結合が進み辛く感じるようになるというものです、しかしこれも理論は合っていますが実際にどうなるかは解りません。
ただウイスキーなどのスピリッツ(蒸留酒)は醸造酒と違い温度や年数による変化が少ないので保存が楽なので助かります、ワインや日本酒では保管方法が悪いと確実に味が変わります。
ここで瓶に詰めた状態で海底熟成という貯蔵法を売り物にしている焼酎があるのですが、これは本当に美味しく熟成するのでしょうか、こればっかりは自分では実験できないので何とも言えません。
もう一つはっきり経験で言えるのですが、ブレンデッドウイスキーは確実に20年以上経つと味に変化が起きるようです、おそらくブレンデッドウイスキーでは当たり前のように品質保持の目的で使われるカラメル着色剤にその原因があるように思います。