
ウイスキーファンなら知らない人はいないほど有名な400年の歴史と言われるジョン・ヘイグ社が製造・販売するディンプルですが、現在でも12年・15年など後継ボトルが製造・販売されている銘柄です、本品は90年代後期から流通していたディンプル15年となります。
ディンプルとは「えくぼ」という意味で三辺を凹ませた形も変わっており80年代から免税店でも定番のウイスキーで人気がありました、ワイヤーが切れていたり無くなってしまったボトルの価格は一気に落ちてしまいます。
ちなみにディンプルという名称はアメリカ向けの商品名で、ヨーロッパ向けにはピンチという名称になります、日本には並行輸入品だと双方が入ってきており同じウイスキーで名称が異なるので混乱する人もいるようです。
ちなみにディンプル(ピンチ)のキーモルトは、ローランドのグレンキンチー、スペイサイドのノッカンドゥとマノックモアという興味深い蒸留所のモルトで華やかでライトな風味を味わえます。
品名 ディンプル(ピンチ)15年 90年代後期流通ボトル
熟成年数 15年
キーモルト グレンキンチー、ノッカンドゥ、マノックモア
メーカー ジョン・ヘイグ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 10,000円~13,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 4,000円~5,000円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

大麦麦芽を原料としたモルトウイスキーですが、スコッチウイスキーにみられるピートによる麦芽乾燥を施しての蒸留したての原酒はどの蒸留所でもほぼ同じ味と香りがします。
では何故同じ原料と製法を行った同一地区のアイラ島に在る蒸留所であるにも関らず、蒸留所によってすぐ解るような味と香りに仕上がるのでしょうか、ずばりその答えは貯蔵による熟成に在ります。
熟成期間も大きな要因ですが、もっとも解りやすい味と香りが付くのはカスク(貯蔵樽)に秘密が在るのです。
ウイスキーのカスクの多くはオークで日本名では楢(ナラ)です、ただ同じオークでも採れる地域によって繊維の密度や香りがかなり違います、そんな違いから木材としての呼び名もホワイトオーク・スパニッシュオーク・コモンオーク・セシルオーク・ミズナラなどと区分けされています、したがってカスクにどんな木材を使っているかで味と香りが変わってきます。
サントリーでも輸入のホワイトオークなどを使ったカスクと、数量限定販売での品質にこだわった逸品では国産のミズナラを使ったカスクで熟成したものがあります。
もう一つ味に色付けされる要因としてはカスク作りの過程における乾燥の方法です、窯を使って乾燥するキルン方式と野ざらしにして自然乾燥させる天日方式では乾燥による水分の抜け具合や隙間によって味に微妙な変化が起きるとされています。
ちなみに窯を使っての乾燥でもひび割れしないようにじっくりと半年をかけ、天日の場合は最低でも2年かかるということですから本当にウイスキーは丁寧に作られたお酒だと思います。
そんなにも時間がかかるためウイスキー蒸留所ではバーボンやシェリーを熟成するために使われていた使い古したカスクを使うのが一般的です、スコッチウイスキーファンはこれらのカスクによる違いを大いに愉しんでいるのです、飲み慣れた同じ銘柄でもカスクが違えば味が変わり気分も変わるということかもしれません。
このカスクからアルコールによって長い期間をかけてゆっくりとタンニンや微量有機物が溶けだして独特の味と香りとなります、リンゴや梨の香り・アーモンドの香り・薔薇の香り・蜂蜜のような甘味とエグ味などと表現されますが、同じ蒸留所の同じ材質のカスクでもカスクによって若干のばらつきがでる為に同じ年に仕込んだカスクが異なるウイスキーをヴァッティングしてアルコール度の調整後に瓶詰されます。

伝説のUD社(現ディアジオ社)花と動物シリーズ26種のうちの1つで、2001年に発売された4種の1つとして現在まで定期的にリリースされており現在でも入手可能な数少ない11種のシリーズ銘柄の1つであるグレンスペイ12年です。
グレンスペイは現行の花と動物シリーズのなかにあって知名度は低いのですがリンクウッドと並びウイスキーファンには人気抜群のシングルモルトでキクイタダキがシンボルキャラクターとなっているスペイサイドにある蒸留所です。
蒸留所の冠銘柄のグレンスペイ12年はオフィシャルとしては本ボトルだけなので極めて貴重なシングルモルトです、おそらくあと数年で手に入らなくなる「未来のお宝モルト」の一本と言っても過言ではないので買えるうちに買っておくべきウイスキーだと思います。
品名 グレンスペイ12年
熟成年数 12年
カスク 不明
蒸留所 グレンスペイ(スペイサイド)
ボトラー ディアジオ社
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 8,500円~10,000円(2025年3月時点)
特記事項 花と動物シリーズのなかにあって現在でも手に入る貴重なシングルモルトの一つ

ウイスキーファンなら知らない人はいないほど有名な400年の歴史と言われるジョン・ヘイグ社が製造・販売するピンチですが、現在でも12年・15年など後継ボトルが製造・販売されている銘柄です、本品は80年代に流通したノンエイジのピンチとなります、ウイスキー特級表示なのでおそらく12年程度でしょう。
ちなみにピンチという名称はヨーロッパ向けの商品名で、アメリカ向けにはディンプルという名称になります、日本には平行輸入品だと双方が入ってきており同じウイスキーで名称が異なるので混乱する人もいるようです。
ちなみにピンチ(ディンプル)のキーモルトは、ローランドのグレンキンチー、スペイサイドのノッカンドゥとマノックモアという興味深い蒸留所のモルトで華やかでライトな風味を味わえます。
品名 ピンチ 80年代流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンキンチー、ノッカンドゥ、マノックモア
メーカー ジョン・ヘイグ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 5,000円~6,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 1,500円~2,000円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
強いアルコールが好きな人の為のヘビーおつまみとしてストロング・ラムレーズンを作りました、アルコール度数がかなり高いので数粒食べただけで確実に酔います、これは意図して作ったのではなく、自家製のリキュールを各種作っているときにたまたま砂糖を加えずにレーズンの甘さだけでラムリキュールを作った際の副産物です。
普通のおつまみ用のラムレーズンはラムにガムシロップを加えて三倍ほどに薄めた液にレーズンをたっぷりと漬け込みます、私の場合はラムレーズンではなくてラムリキュール作りだったのでラムの原液だけを加えてレーズンの甘みだけで楽しむストロング・ラムリキュールを作ったのです。
たまたまだったのですが自家製リキュールとして美味しく飲んで残ったレーズンを食べてみたら強烈なアルコールがガツンときますが美味しかったのです、ウイスキーとの相性もばっちりです、ウイスキーを常にストレートで飲む人のおつまみとしてチーズ盛りなどの脇に少し和えるなどするとよいかもしれません、チーズとの相性もいいです。

確実に酔えるストロング・ラムレーズン