
アンティークウイスキーがブームになっていますが高値でも買う人はどんな価値をアンティークウイスキーに見出しているのでしょうか、そこには各種の価値観が存在しているように思います。
例えばショットバーのバーテンダーでは同じ蒸留所のシングルモルトでも年代によって若干味と香りの傾向が変わってきます、その意味で昔の味や香りと今のものとの比較をして知識を増やすという価値を見出していると思います。
またボトルコレクターにとっては80年代は黄金時代です、多くのファッションブランドやスポーツグッズブランドは特徴的なボトルデザインを創出していましたし、今では吸収や廃止になった蒸留所やメーカーものも数多く存在しています。
更には豪華なボトルや陶器ボトルなど今では味わえないようなコレクターズアイテムが80年代には数多く存在しています、また同じ銘柄の歴史を遡るように年代別のボトルをコレクションしている人にも70年代と80年代は酒税法の改正がありラベル違いや表記違いなどコレクター心を擽る材料がたくさんあります。
私の年代の人は血気盛んだったバブルの頃に毎日朝まで浴びるように飲んでいた頃の懐かしい味を再度味わってみたいという願望があります、私はきっと未来に必ずやそんな時がくると思い常に複数本買っては1本を保管しておいたのです、今になってその無駄と思える行為がやっと意味を持つように感じるようになりました。
いずれにしてもアンティークウイスキーを買えるのは今のうちです、70年代のウイスキーはほぼ枯渇し始めています、そのうち今では苦労せずに買える80年代のウイスキーも枯渇するでしょう、アンティークウイスキーは絶対数があるのですから買われて飲まれる都度に現存数が減っていくわけです、失って初めて重要さに気付くのは人だけではなくウイスキーも同様だと思う昨今の私です。

アイラモルトの代表格ともいえるアードベックは過去数々のレギュラーラインアップ以外のスペシャルボトルを出してきました、その中で最も新しいスペシャル版がこのスモークトレイルです、スモークトレイルはカスクが異なる3種が存在しており本ボトルはマンサニーリャカスクになります。
尚、マンサニーリャとはホワイトシェリーの1種ですが日本においてはマンサニージャと発音する人が多いのですが本記事においては現地発音で記載しています、マンサニーリャシェリーとはスペインのアンダルシア地方の海沿いで製造されるシェリーで淡い琥珀色の辛口シェリーです。
他のスコッチウイスキーは近年オロロソシェリーやペドロヒメネスシェリーといった甘口系の赤色シェリーカスクを多用しますがアードベックは流石辛口のホワイトシェリーを選択したようで私的には大正解だと思います、アードベック特有の強いスモーキーに若干香る柑橘系の香りは最高です、また味はスパイシー感が先に来てフィニッシュはケーキのような甘さに変わりアイラファンには堪らない1本だと思います、是非とも飲んでほしいお薦めの1本です。
品名 アードベック スモークトレイル・マンサリーリャエデション
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク アメリカンオーク、マンサニーリャシェリー
蒸留所 アードベック(アイラ島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 1,000ml
価格 13,000円~16,500円(2026年1月時点)
特記事項 免税店限定販売
ドライフルーツがウイスキーにすごく合うおつまみですが中でもレーズンは各種に使えて万能です、そのままおつまみと出すには写真のような枝付きはお洒落でよいかもしれません。
デパ地下のチーズ売り場には世界のドライフルーツも売っているのでチーズと共に買ってきます、枝付きは大粒のレーズンなので数粒を枝ごとカットしてチーズ盛りに添えると良いと思います。
写真の枝付きレーズンはこの量で1,000円ほどです、高いことは高いのですがワイン用のブドウで味がものすごく濃くて大変美味しいです。

枝付きレーズンと一緒に買ったチーズ(手前:シュロスバーガー・アルト 奥:ゴルゴンゾーラ・ドルチェ)
注)シュロスバーガー・アルトは日本ではなかなか手に入らないスイスのセミハードタイプのチーズで高価ですがものすごく濃厚な味で美味しいです

有名なボトラーであるキングスバリー社によってボトリングされたオーヘントッシャン14年です、2003という数字は仕込み年ですのでボトリングは2018年ということで現在購入できるのは在庫分だけです。
シルバーという名はシルバーラベルから来ており正式にはリミテッド・エディションズとなっています、本シリーズは数滴の水を加水することによりウイスキーに込められた微妙な要素が開き、本来の個性を楽しめるというコンセプトの下に造られたシリーズです。
本ボトルのオーヘントッシャン14年2003はすっきりとした柑橘系の香りと口の中に広がるピリッとしたスパイシー感のバランスが面白いです、フィニッシュに甘いドライフルーツのような味が何とも言えない美味しさを感じます、買えるときに買っておきたいお薦めの1本です。
品名 キングスバリー・シルバー オーヘントッシャン14年2003
熟成年数 14年
カスク ホグスヘッド
蒸留所 オーヘントッシャン(ローランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
購入価格 11,000円~13,000円(2026年1月時点)
夏の休日はよくロングカクテルを昼間っから頂きます、そんなときに無くてはならないのがライチのリキュールです、このパライソ・ライチは昔から私の好みのリキュールの一つです、ライチリキュールではディタが有名ですが私はこのパライソのほうが派手な味で好きです。
ライチリキュールはどのブランドでもジンやウォッカやラムでも合います、またどんなリキュールやフルーツジュースにも合わせられますので、ショッバーではいくつものオリジナルカクテルレシピが誕生しています。
本当によくできたリキュールだと思います、というかライチってこうして味わってみると良い意味ではどんな味のものともぶつからずに合わせてくれ、逆に悪い意味でははっきりしない曖昧な味だということですね。
いずれにしてもアルコール度数も糖分もけっこうあるので、調子に乗ってごくごく飲んでいると確実に記憶が飛ぶしカロリー過多になりますので要注意なリキュールです。

みんなでごくごく飲んでいたら写真を撮る前にほぼ空になってしまいました