昔からコストパフォーマンスが高いと評判のホワイトホースの80年代に流通していたローガン12年・デラックスです、ラガヴーリンの配合がホワイトホース12年に比べて多いとされています。
ホワイトホース12年やファインオールドは水割りやお湯割りにすると角が取れて程よいマイルドな味になり飲み心地は最高ですが、このローガン12年・デラックスに関しては是非ともストレートで飲んで欲しい逸品です。
ほのかにスモーキーを感じるスパイシーな香りですが、バニラのような甘い香りも後からきてドライな味とのバランスがよいウイスキーに仕上がっています。
アイラのラガヴーリンに加えてオルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギンという超有名なスペイサイドの蒸留所のシングルモルトがキーモルトとなっているホワイトホースですが、おそらくこのローガン12年・デラックスも配分こそ異なれ同じキーモルトだと思います。
品名 ローガン12年 デラックス 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
メーカー ホワイトホース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml(1,000ml版もあり)
購入相場価格 7,000円~10,000円(2024年12月現在)
買取相場価格 2,000円~3,000円(2024年12月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
今も昔も安定した人気を誇るブランドであるバカルディのゴールドラムです、コストパフォーマンスが高くストレートでもカクテルベースでもホットラムにしてもどんな使い方もできる万能ラムです、ちなみにバカルディと発音するのは日本だけで正確にはバカーディと発音します。
私は寒い季節にはホットラムでよく飲みます、またドライフルーツを使ってオリジナルのラムベースのリキュールを造る際にもこのバカルディのゴールドラムを使っています。
ラムはケーキや料理の香りを引き立たせます、特にハチミツやバターとの相性がいいのでレストランの調理場には必ずといってよいほど1本は必ずおいてあるくらいです。
かつてはUD社(現ディアジオ社)の所有蒸留所であったクライヌリッシュ蒸留所はUD社花と動物シリーズにおいてクライヌリッシュ14年が同シリーズの一つでした、離脱後もスタンダードとして14年をラベルを替えオフィシャルボトルとして出し続けています。
花のようでもあり優しい香りのハーブのようでもある植物を感じさせる香りが特徴でファーストショットのスパイシー且つライトな味はハイランドシングルモルトの入門ウイスキーとしてお勧めです、クライヌリッシュ14年は私の中での定番シングルモルトで一時期は毎日のように飲んでいました。
「スペイサイドのグレンフィディック、ハイランドのクライヌリッシュ」とはウイスキーファンの合言葉のようにその地を代表するウイスキーとして昔から親しまれています、クライヌリッシュを飲まずにハイランドシングルモルトを語れない、そう言っても過言ではありません。
品名 クライヌリッシュ14年
熟成年数 14年
カスク 不明
蒸留所 クライヌリッシュ(ハイランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 46度
内容量 700ml
価格 7,000円~8,000円(2024年12月時点)
何故か箱入りで2本保管されていました、きっとお土産用に買ってきてそのまま残っていたのでしょう
ゴルフブランドのセントアンドリュースが手掛けたブレンデッドウイスキーで所謂ブランドウイスキーの一つです、本品は80年代に流通していたボトルです、その後免税店向けにケースを中身が見えるようにした綺麗なものに変わりました。
80年代にはどの国の免税店でも人気商品で、特にゴルフ好きの人へのお土産として買われていきかなりの数が現在も家庭にプールされていると思われます、80年代にはセラミック製のボトルやスチール製のスタンド付きのものなど多種多用のラインナップがありました。
プレミアムリカーショップには結構な在庫数があるようで現在ネット販売でも購入可能です、いろいろなタイプがありますが年代及びボトルやラベルなどの違いによる価格差はほぼありません。
品名 オールド・セントアンドリュース ゴルフ 80年代後期流通ボトル
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー セントアンドリュース(ブランド)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 5,000円~7,000円(2024年12月現在)
買取相場価格 1,500円~1,800円(2024年12月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
お寿司といえば伝統的な日本食の一つでミシュランガイドにも寿司屋が入っています、ちなみにミシュランガイドに選定されたお店の数都市別ランキング1位は東京で2位が本拠地パリです、次いで3位が京都で4位が大阪、5位がニューヨークとなんとトップ5に日本の都市が3つも入っており、国別ランキングでも日本が堂々の1位です。
ミシュランガイド国別1位の日本のレストランの多くはフレンチやイタリアンですが、寿司屋などの和食レストランも数多く入っています。
そんな世界に誇るお寿司は今や日本食を代表する料理として世界中で人気があります、そんな時代を反映してなのか外国人観光客用なのか最近の寿司屋にはウイスキーが多数用意されているのには驚きます。
ちょっと前までは寿司屋での飲酒といえば定番がビールで次いで日本酒や焼酎でありウイスキーはジャパニーズウイスキーが3種類ほどしか置いていませんでした、ところが最近ではシーバスミズナラに始まりボウモアなどのアイラモルトやブッシュミルズなどのアイリッシュウイスキーまで置いてある店もあります。
ちなみに「ミズナラ」というのは英語ではジャパニーズオークと表現されてきましたが、ジャパニーズウイスキーが世界ウイスキー品評会で最優秀賞を受賞した頃からジャパニーズオークという表現が日本語そのままの「ミズナラ」で表現されるようになっています。
話が横道にそれましたが、今の寿司屋でのウイスキー状況をみて気になるのがお寿司とウイスキーは合うのかということです、そこで実際に各種試してみました。
結論から言うとこれが実に合うのです、特に脂の乗った赤身系の魚にはピートの効いたドライなシングルモルトが気持ちよいくらいに味と香りが口の中でミックスします、またあっさり系の白身や貝・イカ・タコなどはノンピートでマイルドなブレンデッドがよく合います、酢飯の甘酸っぱさがウイスキーとの相性がよいのだと思います。
技術業界では「疑問はノウハウに変わる」とはいいますが疑問を持ったら考えるより体験するに限ります、「お寿司にはビール」という私の中での50年にも及ぶ常識が一瞬で崩壊し今や「お寿司にはウイスキー」と変わってしまいました、ちなみに飲み方はロックか水割りがよろしいようで。