モンデ酒造の80年代に流通していたレアなジャパニーズウイスキーです、88年までの酒税法改正前の1級表示はアルコール度数が40度以上43度未満に付けられていた表示です。
モンデの前身は東邦酒造で一時的にモロゾフ酒造に変わりましたが1972年にモンデ酒造と改称されました、現在では主にワインの製造を行っている酒造メーカーです。
保管ダンボールから出てきたときにはスコッチウイスキーかと思っていたのですが、調べてみると山梨県にあるモンデ酒造のジャパニーズウイスキーだったのでびっくりしました、記憶に無かったのですがまさかのオールドジャパニーズウイスキーで複雑な気持ちです。
当時、ジャパニーズウイスキーとしてはマルス酒造のウイスキーが好きだったので比較目的で買ったのかもしれません、マルスアンバーと飲みくらべてみましたがマルスアンバーに比べてドライでグレーンとスピリッツを割ったような風味がします。
古いジャパニーズマイナーブランドのウイスキーとしての価値こそあれ、内容的には当時のジャパニーズウイスキー特有のスピリッツ感は否めません。


リーズナブルな価格で美味しいと噂のハイランドクーン、本ボトルはローエンドのノンエイジですが他に8年・12年・21年などが現行商品として手に入ります、過去最もハイエンド版で30年もありました。
現行商品はスタンダードの他にノンエイジのマジャスティやシェリーカスクといった特別仕様のボトルもあります、種類が豊富なのでいろいろ飲んでみるのも面白いと思います。
キーモルトはハイランドのタリバーディンとスペイサイドのグレンマレイをメインに25種のモルトとグレーンをブレンドしています、名称でハイランドブレンデッドかと考えてしまうのですが名称の由来はハイランドの女王であるメアリー・スチュアートに由来しているようです。
予断ですが、マクドナルド&ミュア社はハイランドの代表銘柄の一つであるグレンモーレンジ蒸留所を所有していますが、何故か現行商品にはキーモルトとして使われていないようです、個人的にはグレンモーレンジをメインにしてブレンデッドを造ってほしいと願うばかりです。
品名 ハイランドクイーン
熟成年数 不明(ノンエイジ)
キーモルト タリバーディン、グレンマレイ
メーカー マクドナルド&ミュア
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 1,500円~1,800円(2025年7月時点)

メーカーのフィンドレイター社は1863年創業でライトタイプのウイスキーの草分け的存在だったようです、理由は解りませんが調べたところフィンドレイターというウイスキーブランドの現行商品は無いようです、その歴史あるフィンドレイターの最も若熟成表示のフィンドレイター・ファイネスト5年です。
このウイスキーはちょうど酒税法が切り替わるタイミングで発売されたウイスキーで極めて興味深いウイスキーです、何かと言うと1988年まで凡そ12年以上の熟成の高品質ウイスキーにだけ「ウイスキー特級」が表示され酒税が高かったのです。
ところがこのボトルにはネックに5年としっかり表示されています、これは多くのブレンド原酒は長期熟成ですが最低の熟成年数が5年の原酒がブレンドされた結果においてこういう面白い現象が起きてしまっています。
その意味では非常に話題性のあるウイスキーだと思うのは私だけでしょうか、ウイスキー酒税の歴史が刻まれているのですから。
特級表示を物語る一つのデータとしてキーモルトは、ディーンストン・タムナヴーリン・トミントール・タリバーディンなどでシングルモルトファンを擽る蒸留所がずらっと入っています。
風味はモルティーで若干甘みや渋みなど多くのエッセンスを感じます、アンティークながらキーモルトのエッセンスを感じながら飲めるウイスキーの一つだと思います、こういうウイスキーが私は好きなのです、アンティークウイスキーショップでも人気があるようですのでこの機会に是非コレクションしたくなりました。
品名 フィンドレイター ファイネスト5年 80年代後期~90年代流通ボトル
熟成年数 5年(特級表示)
キーモルト ディーンストン、タムナヴーリン、トミントール、タリバーディン
メーカー フィンドレイター
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,500円~8,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
インド料理のアルジラとは茹でたジャガイモをクミンを黒くなるまで炒めたキャノーラオイルで和えた料理です、クミンというスパイスは加熱すると香りが出て香りを付けるためのスパイスであり辛味はほとんどありませんからウイスキーにも合います。
このアルジラをオリーブオイルを使って作ってみたらアルジラとは風味の異なる美味しいおつまみになりました、好みで辛味が弱く風味がよい韓国産の唐辛子を使うと風味が増して美味しくなりました、間違ってもペペロンチーノ用のトウガラシを使わないようにしましょう、辛味は味も風味もウイスキーには合いませんので。
ジャガイモは皮ごと使って大きめのカットでごろんとした感じにするほうがジャガイモのホクホク感と甘みが感じられて美味しくなります、尚塩味は薄いほうがウイスキーのおつまみに向く味になります、若干塩を多めにすればビールには最高のおつまみとなります。


スコッチの本場イギリスで最も飲まれているスコッチブレンデッドの超スタンダードウイスキーがこのフェイマスグラウスです、日本ではあまり馴染みがないのですが最近ショットバーでも見かけるようになりました。
リーズナブルな価格の割にマイルドでどんな飲み方でも美味しくいただけます、私は寒い日はショットバーでチェイサー代わりにお湯割りを頼みます、シングルモルトウイスキーの邪魔をしないマイルドな風味なので最高のチェイサー代わりとなっています。
ちなみにキーモルトはスコッチ最北端にあるオークニー島のハイランドパークを中心にスペイサイドのマッカランとタムドゥー、ハイランドのグレンタレットなどのモルトをグレーンと共にブレンドしているブレンデッドです。
ハイランドパークのピーティでスパイシーなエッセンスとマッカランの上品な香りがバランスよくミックスしているのか、すっきりしたライトでマイルド風味のファイマスグラウスは今後日本でも人気が出てくると思います。
ロープライスブレンデッドではホワイトホースと共にイチオシのウイスキーです、価格を越えたハイコストパフォーマンスな味と香りを堪能できます。
品名 ザ・フェイマスグラウス
熟成年数 不明(ノンエイジ)
キーモルト ハイランドパーク、マッカラン、タムドゥー、グレンタレット
メーカー マシュー・グローグ&サン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入価格 2,000円~2,500円(2025年7月時点)