2017年に創設されたリンドーズ蒸留所では若熟成のシングルカスク原酒をボトリングして各種販売しています、本ボトルはその中でマンサニージャシェリーバット(475リットル)で3年半熟成した日本市場向けに造られたシングルカスクです。
3年半とは短い気がしますがリンドーズでは熟成を短期間で行えるように熟成庫を暖房しています、その結果の味は如何なるものか是非とも味わって欲しいローランドシングルモルトです、尚日本市場向けに600本程度という極少量製造のため売り切れ次第に終売となります。
バニラのような甘い香りで味も酸味を若干感じるフルーツのような後味がします、ストレートにローランドシングルモルトを感じるウイスキーだと思います。
品名 リンドーズ2019シングルモルト マンサニージャシェリーバット
熟成年数 3.5年
カスク マンサニージャシェリーバット
蒸留所 リンドーズ(ローランド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 60度
内容量 700ml
購入価格 11,000円~13,000円(2024年11月時点)
特記事項 シングルカスク、極少量限定発売(600本程度)
アラート 数量限定製造のためショップ在庫が無くなり次第終売
アラン島のアラン蒸留所のフラッグシップシングルモルトがロバートバーン・シングルモルトです、驚いたことに突然終売となってしまって本ボトルは旧ボトルになってしまいましたが幸いにも現在では新ボトルが発売されているようです。
この2年ほどのウイスキーブームでアイランズやキャンベルタウンなどのシングルモルトの多くのカスク原酒が枯渇しており終売が複数同時に多発しています、買えるときに買っておくという私的信条はこういうときに発揮します、本ボトルもギリギリのタイミングで購入できました。
ロバートバーンズ・シングルモルトはバーボンカスクをメインに熟成年数が異なるカスク原酒をヴァッティングして造られています、カスク原酒が枯渇しての苦肉の策なのかは不明ですが、リーズナブルな価格の割にはバランスよい風味で大変飲みやすいシングルモルトに仕上がっています。
品名 アラン ロバートバーンズ シングルモルト 旧ボトル
熟成年数 不明(ノンエイジ)
カスク バーボン他
蒸留所 アラン(アイランズ:アラン島)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 5,500円~6,500円(2024年9月時点)
特記事項 バーボンカスクをメインに複数の熟成年数のカスク原酒をヴァッティング
アラート 入手困難状況
ジョニーウォーカーは1909年から100年以上続くスコッチウイスキーの老舗中の老舗ブランドで、日本では60年代頃からレッドラベルと共に高級ウイスキーブランドとして親しまれてきたスコッチを代表する逸品です、本ボトルはその伝統あるジョニーウォカーの90年代から長期間継続中のボトルです。
本ラベルは90年代後半のものです、現行ボトルと比較すると大きな差はないのですが若干異なるようです。
スウィングはノンエイジですが現在でのランクは価格的にはゴールドラベルよりも上位に位置づけられており平均で15年前後ではないかと思います、尚現在でも現役であり甘い香りの中にもパンチの効いたスパイシーな味でファンも多いです。
ちなみにジョニーウォーカー・スウィングのキーモルトはスカイ島のタリスカー、スペイサイドのモートラックとカーデュなどが主なモルトです、キーモルトからもブラックラベルに比べてモルティな優しい香りをイメージできると思います。
品名 ジョニーウォーカー スウィング 90年代以降流通ボトル
熟成年数 不明
キーモルト タリスカー、モートラック、カーデュ
メーカー ジョン・ウォーカー&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 750ml
購入価格 5,500円~6,500円(2024年10月現在)
ジョニーウォーカーは1909年から100年以上続くスコッチウイスキーの老舗中の老舗ブランドで、日本では60年代頃からレッドラベルと共に高級ウイスキーブランドとして親しまれてきたスコッチを代表する逸品です、本ボトルはその伝統あるジョニーウォカー12年ブラックラベルの90年代後期に流通していたボトルです。
1990年以降はダブルブラック・ゴールドラベル・グリーンラベル・ブルーラベルと上級だったブラックラベルの更に高級版が次々に誕生し、ブラックラベルのありがたみが失われつつありますが、私を含めて多くのスコッチウイスキーファンはいまだにジョニーウォーカーと言えばこのブラックラベルであり常飲ボトルとしているファンも多いです。
今でこそ3,000円でゴクゴク飲めるウイスキーになっていますが私の大学時代には輸入税や酒税が高いうえに為替は今の半分以下です、したがって大卒初任給が5万円という時代にもかかわらず1万円というめったに飲めない最高級ウイスキーでした、こんな高級なウイスキーをポケットマネーで買える時代に生まれた人がなんとも羨ましい限りです。
ちなみにジョニーウォーカー12年ブラックラベルのキーモルトは驚くなかれアイラ島のラガヴーリン、スカイ島のタリスカー、スペイサイドのカーデュをメインに40種ほどのモルトを贅沢にも使っています、キーモルトを知っただけで飲まなくてもその風味がどれほど上品で多くのエッセンスが詰まっているかを想像できるでしょう。
今も昔も私の中でのスコッチブレンデッドウイスキーのNo.1はジョニーウォーカー12年ブラックラベルです、スコッチウイスキーを飲みなれているファンと同様にグリーンやブルーラベルには目もくれずにきっとこれからも常飲し続けることでしょう。
品名 ジョニーウォーカー12年 ブラックラベル 90年代後期流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、タリスカー、カーデュ
メーカー ジョン・ウォーカー&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 750ml
購入相場価格 13,000円~15,000円(2024年9月現在)
買取相場価格 4,000円~5,000円(2024年9月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
1989年に誕生したオールドパーの最高級版であるオールドパー・スーペリアの初代ボトルです、このスーペリアの誕生によってそれ以前のオールドパーの上位版であったプレジデントが消え代わりに18年が誕生した記憶があります。
ノンエイジですが18年より50%以上価格が高いことから推測するにキーモルトに関しては21年以上だと推測しています、メーカー公式コメントとしては「熟成のピークに達した原酒のみをブレンドした」とあります、同様に当時の価格から推測してプレジデントはおそらく15年前後だったのでしょう。
ブレンデッドの熟成年数表示の規定では年数表示以上の原酒を使用することになっていますので、ほとんどの原酒が21年以上でも21年以下の原酒が一つでも入っていれば21年とは表示できないのです、その意味では時期によって得られる熟成年数のバラツキを考慮してノンエイジとしているのかもしれません。
それにしてもオールドパー自体が高級ウイスキーブランドであり、その頂点を極めるスーペリアのボトルやケースが何の変哲も見栄も無い謙虚なものであるのが本当にすばらしいです。
中身が無いのに形だけは高級感を醸し出すブレンデッドウイスキーが謳歌していた80年代に別れを告げるかのような姿勢は真にリスペクトに値します、本物は外見には拘らなく一貫として中身で勝負しているのはウイスキーも人間も同じだということです。
品名 オールドパー スーペリア 初代ボトル
熟成年数 不明(ノンエイジだが21年以上か?)
キーモルト クラガンモア、グレンデュラン
メーカー マクドナルド・グリンリース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 20,000円~25,000円(2024年9月現在)
買取相場価格 7,000円~9,000円(2024年9月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します