
ベンロマックは斬新なデザインのボトルでしたが残念なことに2020年にラベルがリニューアルされ本ボトルは旧ボトルになってしまいました、現行の新ボトルはむしろ落ち着いた伝統あるラベルデザインでどちらが旧なのかほとんど人は新旧を間違えるでしょう。
ベンロマック蒸留所は買収にあい2009年に再開した蒸留所で本ボトルは再開後初リリースのオフィシャルボトルです、その意味では本ボトルは貴重なボトルと言えます、もう少し評価されてもいいのではないかとさえ思います。
製法は贅沢にもバーボンカスクとシェリーカスクで熟成した後にヴァッティングし、更にオロロソシェリーカスクで再熟成されて造られています、またバッチの一部を次のバッチに混ぜるというソレラ方式をとっていますので安定した味と香りを維持しています。
その製法過程からして大変リーズナブルな価格に設定されています、甘さとスパイシーさがバランスよく配合されコストパフォーマンスが高いスペイサイドシングルモルトです。
品名 ベンロマック10年 旧ボトル
熟成年数 10年
カスク バーボン、シェリー、オロロソスエリー
蒸留所 ベンロマック(スペイサイド)
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 9,000円~12,000円(2025年12月時点)
特記事項 バーボンカスク&シェリーカスクのヴァッティング~オロロソシェリーカスクフィニッシュ

昔からコストパフォーマンスが高いと評判のホワイトホースのハイクオリティ版のホワイトホース12年の旧ボトルです、この頃は全世界に流通していましたが現在ホワイトホース12年は日本限定販売となっています。
ホワイトホースはドライ系が好きな人に好まれる銘柄の一つです、ストレートで飲んでもスパイシー&ドライで後味がすっきりしており辛口好きな人には堪らないウイスキーだと思います。
特に水割りやお湯割りにすると角が取れて程よいマイルドな味になり飲み心地は最高です、熟成ブレンデッドのように甘すぎる感じもなくすっきり飲めます。
アイラのラガヴーリンに加えてオルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギンという超有名なスペイサイドの蒸留所のシングルモルトがキーモルトとなっているホワイトホース12年は、常飲スコッチウイスキーの鉄板ウイスキーと言っても過言ではありません。
品名 ホワイトホース12年 旧ボトル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
メーカー ホワイトホース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 4,000円~4,500円(2025年8月現在)
買取相場価格 1,000円~1,500円(2025年8月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

グレンフィディックやグランツで著名なウイリアム・グラント&サンズの傘下に1964年に入ったクラン・マクレガー、そのクランマクレガーの旧ボトルです。
クランマクレガーは1,000円で買える非常にリーズナブルなブレンデッドウイスキーですが、ウイリアム・グラント&サンズが手がけて以来ハイランド・ローランド・スペイサイドの15種のモルトとグレーンをバランスよくブレンドしています。
リーズナブルな価格でも味と香りはしっかりしており、日本ではあまり人気がないのですがアメリカを中心に全世界で飲まれているウイスキーの一つになっています。
水割りやハイボールには持って来いのブレンデッドで、常飲用にはリーズナブルな価格で質も高いのでお薦めです。
品名 クランマクレガー 旧ラベル
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー ウイリアム・グラント&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
価格 1,200円~1,500円(2025年6月時点)

特徴的な黒いボトルのブラックブルのブラックブル・カイローの旧ボトルです、現在は12年は同じ黒のボトルですが、新カイローは白地に「Kyloe」の黒文字がどんと入っているラベルに変わっています、やはりブラックブルはこの黒いボトルじゃないと馴染めません。
ブラックブルはスペイサイドのモルトとグレーンだけをブレンドしたスペイサイドブレンデッドというべきウイスキーで、スペイサイドの良さを最大限に引き出すためにノンエイジのカイローも12年もアルコール度数を50度に設定しています。
高いアルコール度も手伝ってかスペイサイドのスパイシーさがドスンと一口目からきます、その後のしっとりくるフルーティな風味は絶品です、水割りやハイボールで飲んでも風味が壊れることもなくドライな味を好むハイボール派の人にはお薦めのブレンデッドです。
品名 ブラックブル カイロー 旧ボトル
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー ダンカンテイラー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 50度
内容量 700ml
価格 4,000円~4,500円(2025年6月時点)

ウイスキーファンなら知らない人はいないほど有名な400年の歴史と言われるジョン・ヘイグ社が製造・販売するディンプルですが、現在でも12年・15年など後継ボトルが製造・販売されている銘柄です、本品は90年代後期から流通していたディンプル15年となります。
ディンプルとは「えくぼ」という意味で三辺を凹ませた形も変わっており80年代から免税店でも定番のウイスキーで人気がありました、ワイヤーが切れていたり無くなってしまったボトルの価格は一気に落ちてしまいます。
ちなみにディンプルという名称はアメリカ向けの商品名で、ヨーロッパ向けにはピンチという名称になります、日本には並行輸入品だと双方が入ってきており同じウイスキーで名称が異なるので混乱する人もいるようです。
ちなみにディンプル(ピンチ)のキーモルトは、ローランドのグレンキンチー、スペイサイドのノッカンドゥとマノックモアという興味深い蒸留所のモルトで華やかでライトな風味を味わえます。
品名 ディンプル(ピンチ)15年 90年代後期流通ボトル
熟成年数 15年
キーモルト グレンキンチー、ノッカンドゥ、マノックモア
メーカー ジョン・ヘイグ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 40度
内容量 700ml
購入相場価格 10,000円~13,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 4,000円~5,000円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します