淡白な鶏ハムはウイスキーとよく合うので皆でウイスキーを楽しむホームパーティでは必ず自家製レシピで手作りします、コツを覚えると手軽に本格的な鶏ハムを作れます、重要なのは熟成です、熟成がしっかり行われないと茹でた鶏肉のような食感になりパサパサして美味しく仕上がりません。
鶏肉にしっかり漬け汁を吸わせながらじっくり熟成を待つことが重要です、漬け汁に漬けてから最低でも2日間は冷蔵庫で熟成させます、また麹やヨーグルトで熟成させるとホクホクして柔らかい豚ハムのような食感になり大変美味しくなります。
漬け汁は好みのレシピを自分流に考案するのも楽しいです、私はレシピ本に書かれているような基本レシピの砂糖と塩を半分にしてバジルソースとオレガノやタイムを加えた薄味のハーブ風味にしています、ほのかな香りのハーブ風味はウイスキーによく合います。
蒸し焼きにして薄くスライスしチャーシュー風に仕上げてみました
ハーブをたっぷり使って無水鍋(グリルパン)でタリアータ風に仕上げてみました、バーニャカウダやサラダとの相性は抜群です
中華風のエビマヨではなくフレンチ風味にしてオレンジ色が映えるエビフリッター・オーロラソースにしてみました、これが柔らかな酸味が加わり意外やウイスキーに合うおつまみになりました。
トッピングにローストアーモンドのクランチを振ってみたら風味もよくなりました、ちょっとソースが多すぎましたが改良すればもっとよいメニューになると思います。
クレソン、ルッコラ、バジル、イタリアンパセリなど添えるグリーンを各種試しているのですがどれもイマイチ合いません、いっそのこと癖の無いブロッコリなどの温野菜+プチトマトのほうがサラダ付きみたいでいいかもしれません、そもそもオーロラソースはサラダ用ですから。
ウイスキーに合うおつまみの重要なファクターは薄味ということです、またほんのりと香るものがウイスキーの香りの邪魔をしません、その意味ではトマトはよく合う野菜の一つです、特に食べやすく酸味と甘みが優しいプチトマトは口直しにもなって最高です。
カットしてブルスケッタに乗せてもいいしサラダのトッピングにも使えます、またクリームチーズとの相性がいいのでチーズの盛り合わせに添えて一緒に食べても美味しいです、勿論そのままでもウイスキーによく合います。
デパ地下では数種類のプチトマトがワンパックになって売っているのでおつまみにしながら味の個性を楽しんでいます、酸味の強いものよりほんのりとした酸味で甘みの多いものがウイスキーにはよく合います、何でも自分で試してみることが肝要です。
ウイスキーとの相性を確認するために4種のプチトマトパックを買ってきて味比べ、味の個性がすごくて同じプチトマトとは思えません
甘系のプチトマト(俗名でいうフルーツトマト)の方がウイスキーには合います
ピーマンの肉詰めを大きなパプリカを使って作ってみました、僅かな酸味と甘さ香る美味しいおつまみになりました、パプリカは大きいのでちょうどハンバーグ1人前の肉の量になります。
中身の肉は合挽きのハンバーグ用のミンチにタマネギのみじん切りをバターでローストしたものを合わせています、コショーは使わずにナツメグを使って辛味よりもほんのりとスパイス臭を感じる程度にしています、また塩分もできるだけ抑えて肉の美味しさを引き出すようにしました。
写真のトッピングはイタリアンパセリですがバジルのほうが合うかもしれません、あまり香りが強いものよりもソフトな香りのハーブが良いと思います、ウイスキーのおつまみにはできるだけ素材の風味を活かす薄味にするのが基本です。
プチトマトの酸味とよく合う味ですのでプチトマトを添えると映えると思います、赤パプリカには黄色のプチトマトを黄パプリカには赤色のプチトマトがトッピングのグリーと3色のトリカラーとなり色合い的にもハンバーグよりもいいですね。
デパ地下でチーズを買うついでにいつも買ってしまう祇園の老舗パン屋ボローニャのデニッシュ、バター風味のほろ甘くてもちっとした食感がなんとも堪りません、見た目は食パンのようでいて食べるとまるでパイのようなしっとりとした食感と味がする不思議なパンです。
そのまま食べても勿論美味しいのですが軽くローストするとバターの風味が更に引き立ち最高のウイスキーのおつまみになります、スモーキーでスパイシーなアイラモルトやスペイサイドモルイトでも華やかな香りのローランドモルトやキャンベルタウンモルトでもよく合います、原料はどちらも小麦ですから合わないはずはありません。
またチーズとの相性も良いのでクラッカーの代わりにしても最高に美味いです、どのようなサラダドレッシングとも合うしカットと盛り合わせを工夫すれば万能なおつまみになるでしょう、現在ブルスケッタのベースにしたりチーズやハムのサンドウィッチを作ったりいろいろ研究しています。