味は淡白でもボリューミーなアボカドとさっぱりした酸味が香るリンゴを合わせてマヨネーズドレッシングで和えサラダにしてみました、おつまみ用の小さなフォークで頂けるので手軽なおつまみになります。
酸味と甘みがミックスして青臭いアボカドも癖が緩和して食べやすくなります、ドレッシングのマヨネーズソースはオリーブオイルとビネガーでマヨネーズを伸ばすだけで味が調ってしまいます。
リンゴの種類による酸味加減でビネガーの量を調整すればよいと思います、酸っぱすぎるとウイスキーの味を壊してしまうので酸味を控えめにするのがコツです、場合によってはビネガーを使わないほうがよいかも知れません。

昔は手軽に買えたサバ缶も今では3倍ほどの価格になってしまって高級食材になってしまいました、そのサバ缶をそのまま使ったおつまみです、サバは水煮ではなくオリーブオイルに漬け加熱したオイルサーディンを手を加えずそのまま使います。
そのままでも食べられるように若干の味が付いていますのでドレッシングは不要です、どうしてもというならさっぱりとしたフレンチドレッシングを合えてもよいかもしれません。
敷物やトッピングには味に癖が少ないイタリアン葉野菜を使うと色映えしてよいと思います、手早く作れて缶詰めですからストックにも気を使わなくて済むのでドリンク中心のバーでも用意できます、付け合せの野菜はありものでよいかと思います。

ほとんど鶏ハムを作るときに同時に鶏ジャーキーを作ります、なぜなら漬け込み液がほぼ同じで熟成が同時にできるからです、鶏ハムには漬け込み液にバジルペーストやハーブを入れますが、鶏ジャーキーのほうはハーブは一切使いません。
どちらも淡白な鶏ムネ肉が美味しいですが、ジャーキーはカットせずにそのまま漬け込めるササミを使うこともあります、できた際の味は鶏ムネ肉のほうが下処理に手間はかかりますが美味しいと思います。
ジャーキーは加熱せずにしっかり漬け込んでから水気を拭き加熱せずにそのまま乾燥させます、レシピ本に出ているような天日乾燥もよいですが日数もかかり夏場はカビてしまうリスクがあります、私は独自の方法で普通の約10分の1以下の日数でしかも殺菌しながら作ってしまいます。
歯ごたえがよくほんのり甘い鶏ジャーキーはウイスキーを最高に美味しくさせてくれます、このために手間隙かけて作るのです、あまり日持ちがしないので作ったら1週間以内に食べることをお薦めします。

以前直営していたイタリアンレストランで出していたオリジナルレシピで作ったパテドカンパーニュ(フレンチではテリーヌ)です、3種のチーズのハチミツがけを添えてアンチパストメニューの鉄板にしていました。
パテドカンパーニュのメイン食材は鶏レバーです、臭みを取って半固形のパテ状に仕上げるのですが、どんなに臭みを消しても苦手な人もいますので癖が強い料理であることは間違いありません。
しかし癖の強い料理も癖の強いウイスキーにはブルーチーズと同様に美味しいおつまみになります、ただ料理として出すのとおつまみとして出すのには調理法やデコレーションなどを変える必要があります、こういった癖の強い料理を研究することは楽しいものがあります。


インド料理のアルジラとは茹でたジャガイモをクミンを黒くなるまで炒めたキャノーラオイルで和えた料理です、クミンというスパイスは加熱すると香りが出て香りを付けるためのスパイスであり辛味はほとんどありませんからウイスキーにも合います。
このアルジラをオリーブオイルを使って作ってみたらアルジラとは風味の異なる美味しいおつまみになりました、好みで辛味が弱く風味がよい韓国産の唐辛子を使うと風味が増して美味しくなりました、間違ってもペペロンチーノ用のトウガラシを使わないようにしましょう、辛味は味も風味もウイスキーには合いませんので。
ジャガイモは皮ごと使って大きめのカットでごろんとした感じにするほうがジャガイモのホクホク感と甘みが感じられて美味しくなります、尚塩味は薄いほうがウイスキーのおつまみに向く味になります、若干塩を多めにすればビールには最高のおつまみとなります。
