
80年代以降のメンズブランドして不動の地位を確立しているダンヒルのウイスキーです、バブル経済期当時はブランドウイスキーが飛ぶように売れたのです。
ダンヒルやバーバリーなどはアンティークウイスキーになっても人気は衰えず海外のニーズも高く、リサイクルショップに並べば即日買われていきます、またフリーマケットサイトやオークションサイトでも高値で取引されるようです。
この手のウイスキーは押しなべてマイルドで甘口で飲みやすいです、これといった特徴が無いだけに誰にも好まれる味と香りに仕上げられています。
品名 ダンヒル オールドマスター
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー アルフレッド・ダンヒル(ブランド名:ダンヒル)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 9,000円~12,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 2,500円~4,000円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します、化粧箱入りはプレミアムが付いています
ブランディと言ったらコニャック、コニャックと言ったら五大コニャックブランドのヘネシー・レミーマルタン・マーテル・クルボアジェ・カミュです、なかでもカミュは当時から面白い企画物を多数出していました。
ウイスキーの保管ダンボールを整理中に何とも懐かしいボトルを見つけました、80年代に香港やパリの免税店でのみ5年間ほど数量限定で販売されていたカミュのハーフサイズ(350ml)のコニャックスリムボトルです。
発売順は覚えていないのですがジャズ・ジョセフィーヌ・ベルの三種でボトルの形状もラベルもそれぞれ特徴的なデザインが施されています、これが合わせて16本も見つかりました、当時珍しさもあってお土産用に行くたびに買ったのでしょう。
中身はコニャッククラスで言うナポレオンでVSOPとXOの中間に当たる熟成年数が高いコニャックです、見かけ倒しではなく中身は憧れの高級コニャックなのです。
このカミュ・スリムボトルシリーズ3種を知っているのはおそらく70歳以上で若いときに香港やパリに行ったことがある人だと思います、国内発売はされていないものの私のように珍しさもあって保管している人は多いようでアンティークリカーショップにも定期的に持ち込まれるようです。
おそらくですが父親が保管していたものを遺品整理でリサイクルショップにまとめて引き取ってもらうケースが多いのではないかと思います、いずれは一巡して枯渇すること間違いなしです、気になる人はアンティークリカーショップで見つけてみてはいかがでしょう。
1本を開けて風味を確認してみましたが現行のXOと同じくらいの熟成度を感じる芳醇な香りでトロっとした甘さがしっかりあります、風味が壊れてないので行き付けのショットバーに3種を1本づつプレゼントしました。

左:ジャズ 中:ジョセフィーヌ 右:ベル

伝説のUD社(現ディアジオ社)花と動物シリーズ26種のうちの1つで、2001年に発売された4種の1つとして現在まで定期的にリリースされており現在でも入手可能な数少ない11種のシリーズ銘柄の1つであるオスロスク10年です。
面白いことにオスロスクはリリース年度とロットナンバーが明記されておりリリース年度で市場価格が変動します、いろいろ調査すると2014年リリースものが現在でも手に入りますが価格は最新リリースの30%程度高額です。
オスロスクは現行の花と動物シリーズのなかにあって知名度は低いのですがリンクウッドと並びウイスキーファンには人気抜群のシングルモルトでツバメがシンボルキャラクターとなっているスペイサイドにある蒸留所です。
蒸留所の冠銘柄のオスロスク10年はオフィシャルとしては本ボトルだけなので極めて貴重なシングルモルトです、おそらくあと数年で手に入らなくなる「未来のお宝モルト」の一本と言っても過言ではないので買えるうちに買っておくべきウイスキーだと思います。
品名 オスロスク10年
熟成年数 10年
カスク 不明
蒸留所 オスロスク(スペイサイド)
ボトラー ディアジオ社
ウイスキー種 シングルモルト
アルコール度数 43度
内容量 700ml
価格 8,500円~12,000円(2025年3月時点)
特記事項 花と動物シリーズのなかにあって現在でも手に入る貴重なシングルモルトの一つ、リリース年度によって価格が変動する

80年代に多数製造販売された所謂ブランドウイスキーのバーバリー、そのなかでも15年は当時の贈答用には最適で一番買われたのではないかと思います。
15年の他にスタンダードのノンエイジや12年に加えて最高級版の17年も出ていました、いずれもバーバリーのチェックで覆われた豪華なケース入りで空港の免税店では大変目立つ存在でした。
ノンエイジや12年は気軽にどんどん飲まれ17年は高額なのであまり買われていかなかったので現存数は15年が最も多いかもしれません、逆にノンエイジがあればプレミアムがついて高額になっている可能性もあります。
トロンとしたストライクの甘さで当時の高級ブレンデッドの風味そのものです、好む好まないは別にしてこれはこれで歴史を感じる味がします、味や香りがどうこう言うべきウイスキーでもないでしょう、贈って喜ばれるウイスキーも在っていいのです。
品名 バーバリー15年
熟成年数 15年
キーモルト 不明
メーカー バーバリー(ブランド)
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 11,000円~15,000円(2025年3月時点)
買取相場価格 4,000円~5,500円(2025年3月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します
ブランデーグラスにキューリを挿して飲むのは多分昭和の男でしょう、昭和の時代のクラブでは高級ブランデーにおつまみのスティック野菜のキューリを挿して飲むのが流行ったのです。
キューリの香りがブランデーのアルコール臭を見事に消して爽やかな香りに変化するということから流行ったようです、実に自由で平和な時代でした、今の時代にやったら笑われるかもしれません。
これを思い出して実験してみました、ウイスキーの味を変えてしまう生野菜が多い中でキューリは不思議とウイスキーやブランデーに合うことが解りました、ただし塩味の強い漬物類(糠漬け、柴漬け、たまり漬け等)は全て駄目でした。
そこでオリーブオイルにワインビネガーを加えてキューリのたたきに合えてみたらすごく爽やかな香りのウイスキーに合うおつまみになりました、下手にスパイスやハーブ類(ミョウガやシソなどの香草)は無いほうがキューリの爽やかな香りを楽しめます。
おつまみは料理と違って味や香りを作りこんで主張させては駄目です、あくまでもお酒を美味しくする脇役でなければなりません、おつまみに余計な小芝居は禁物です。
