北方四島・竹島・尖閣諸島と日本と隣接する大陸系各国との領土問題の根本原因は実は海にあるのです、日本の国土面積は約38万平方キロメートルで世界62位です、しかし排他的経済水域(EEZ)を入れた瞬間に世界9位へと躍り出ます、これは日本人全員が驚くべき数字かと思います。
逆に国土面積3位の中国は、排他的経済水域を入れると6位に下がってしまいます、また排他的経済水域を含めた日本の面積は中国国土のなんと45%にも迫ります、日本は国土の実に12倍もの排他的経済水域を保有する世界有数の海洋大国でもあるのです。
昔から日本は食料資源の多くを海産物に頼ってきました、また近年経済成長著しい中国での高級食材であるナマコ・アワビ・カニ・マグロなどの多くは日本からの輸入に頼っています、如何に大陸系各国から見て日本の排他的経済水域は宝の宝庫と映るか我々日本人が考える以上の事情があるのです。
更には原油・メタンハイドレード(個体ガス)やレアアースなどの海底資源、日本の排他的経済水域には多くのこういった恵まれた資源が眠っていることが調査の結果解ったのです、既に多くの場所でどのようにこれらの資源を引き上げるかの調査研究が急ピッチで進められているのです、今や自国の経済水域をどれほど多く確保できるかが大陸系国家の課題にもなっているのです。
また日本近辺の地図を左に90度傾けて日本が横に広がるようにして見てください、ロシア・中国・韓国から見て日本はどのような位置に在るのかという心理的な事情が明確に理解できます、太平洋に出る為には必ず日本をぐるっと回って出なければならないのですから。
イランとイラクは石油の運搬海路をめぐって戦争になり、インドと中国は長年に渡り水源をめぐって紛争状態になっています、「無い物強請り(ないものねだり)」は人も国も同じなのです。
世の中には充分に役割を果たした後に必要が無くなった物事に対して「お役目御免」などという言葉を使って清算することがあります、そんな意味を込めて今年に入り務めが完了した法人や事業の清算を一気に推し進めています、こういった役目が終わった物事を何時までも放置している人もいますが法人も事業も存続させるだけでコストがかかります。
最も大きなデメリットはその物事をいつまでも気にしていなければならないという心の負担です、これが未来において何よりも大きな憂いとなります、一時的に事業分割を行うことによる受け皿としての法人が必要なときがあります、また分割後に一定期間稼働させ債務を全て清算した後に今度は事業統合により不要事業を譲渡したり廃止することがあります。
更には社名と共に事業目的と役員を変えて新たな法人を創出することもあります、新規に設立すると不要になった法人を解散しなくてはなりません、その意味では変更登記して新社に生まれ変える方が無駄が無く費用も抑えることができます。
こういう清算を私は昔から短期間に複数同時に一気に行ってしまいます、実行中は時間も労力も半端ではありません、並行して毎日複数の清算での業務が発生し流れや段取りを作るのにかなりの神経を使います、でもこの方法が最も効果的なのです、一つずつ行っていてはその間ずっと気を使っていなければならず本業の収益事業に集中できません。
だから数ヶ月という期限を定めて一気に行います、勿論収益事業も並行して行いますからこの間は不休不眠状態です、私はこういった清算を終わらせた瞬間がこの上ない喜びを感じます、この達成感と解放感は経験した人でないと解りません、長期間苦しんだ痛みがスーッと引いたときのような爽快感が大好きです、きっとそんな経験から清算事を貯めておいてはタイミングを図って一気にやってしまうのかもしれません。
一度手にしたものや創出したものが不要になっても捨てることができない人がいますが、どんな事にもリミッターという限界があることを知った方がよいと思います、そして形あるものを失ったとしても経験やノウハウという貴重な形のない大きな財産はしっかり自身の中に残るのです。
成功法則を身につけている人はどんな価値あるものでも一度は捨てないと新たな事が入り込むスペースが無いことを肌感覚で解っています、物も人も情報も例外なく全てに適応する自然の法則そのものなのです。
私が5歳のときに家の近くを流れる千曲川が氾濫し1階がほぼ浸水するという自然災害を経験しています、当時まだ5歳でしたがその時の記憶は鮮明に残っています、近所の子供らが小学校の2階に集められおにぎりやジュースが配られたことなど昨日のことのように覚えています。
日本は世界に例の無い程毎年のように死者を出す自然災害が発生する国です、地震・火山噴火・台風・竜巻・落雷・洪水・津波・豪雨・豪雪・雹害・猛暑・厳寒と、またこれらの二次災害である火山性有毒ガス流出・降灰に土砂崩れや地滑りなどあらゆる自然災害を受けています。
この歳になると各種の自然災害の怖い経験を多数してますが感心するのはその後の復旧の早さです、日本人は打たれ強いというか常に自然災害と戦ってきて家や田畑などがゼロになっても諦めずに再起する姿勢には多くの勇気を貰います、加えて近年では放射線漏れにウイルスパンデミックなどの見えない災害が多発しています、日本のどこに逃げても必ず何かしらの自然災害のリスクが伴います。
例えば過日の東日本大震災によってしばらく大きな地震が来ないと言われている東北地方は台風の影響も少ないし安全と言われていますが冬季の豪雪や厳寒の自然災害が付いて回ります、そういえば東日本大震災で九州地方に多くの人が都心から移動しました、ところが先の熊本地震に二年連続での大雨による洪水などどこに行っても安全な地は無いように思えてしまいます。
それでは海外に住めばよいのかと考えるのですが私はチェルノブイリ放射線漏れ事故や過激テロ、そして今回の新型コロナウイルス事情などを考えれば被災リスクは地球上の何処に居ても同じだと思います。
私は現在隠居後の安住の地を求めて調査研究を行っていますが何処に行っても自然災害のリスクは避けられません、でも解決法があるのです、その解決法とはその地方特有の自然災害でも回避できた例が多数存在しているということです。
その地方ではなく家の建つ場所と各種の災害に耐えうる家の作りが重要なのです、安全を確保する方法と経営や事業を成功させる方法はよく似ていると感じます、要は調査研究を入念に行いリスクヘッジをどう取り入れるかの施策だと思うのです。
今月に入り一気に冷え込む日が多くなりました、春の到来を前に厳しい寒さが心身を襲ってきます、冬の季節は身体を直撃する寒さに加えて年末年始にクリスマスやバレンタインデーといったイベントラッシュ、生活や精神的に余裕がないと看過できないほど精神を襲う物憂げな季節はありません。
私も若い頃には行き交うカップルの楽しげな笑い声やレストランで食事しているのを見ては自身の惨めな現状に失望すら覚えた時期もありました、何で自分はこんなにも惨めな状況なのかと寒さで心が凍りつきそうになります、そして周囲の人たちがみんな成功者に見えてしまうのです、それほど現況を強く意識させられる季節が冬なのだと思います。
さて話しは変わりますがダイエットの季節は夏だと思っている人は少なくありません、でも実際は基礎カロリーが最も必要なのが冬の季節です、基礎カロリーでいえば夏の20%~30%にも増えます、たった8時間何もしないでじっとしていても外気温が15度を下回ると成人男性の平均で900カロリーを消費します、つまり1日だと2700カロリーになります。
寒い冬は体温を一定に保ち基本動作をするだけで思いの外カロリーを消費するのです、こんな冬に何の考えも無しにダイエットやファスティングを行ったらどうなるでしょうか、創造するに容易い結果が待っています、ダイエットやファスティングは確固たる理論を基に栄養学的にしっかりした根拠と計画をもって行わなければならないのです。
無闇に行うと身体の衰弱に加えて怖いのが脳内ホルモンの分泌異常による精神的な落ち込みです、加えて免疫力の低下により各種のウィルスの標的にもなってしまいます、心身共にエネルギー不足では冬の寒さに耐えられる状況ではなくなります。
特に若い人は外見など気にせずに食べたい物を食べたい時に食べたいだけ食べてほしい、それが明日頑張れる心身のエネルギーになるのです、意外にも「食べたいだけ食べたい物を食べる」という習慣は自然の摂理にかなっているという研究論文もあります。
実際私はこのパターンで体重も並行線で体調を崩すことなく元気いっぱいで愉しく仕事や道楽に勤しんでいます、逆に30歳代の半ばに栄養士からのアドバイスにより成人病対策の名目で食べ物を制限した数年間で内臓を5つも失う大病を患ってしまったという事実もあります、何が健康に良いのか悪いのか自身の経験が一番信じられる情報であり根拠です。
「経験は実績、実績は根拠」なのです、若い人は満足するまで体型だの明日のお金など気にせず今食べたい物を食べたいだけ食べることです、元気に過ごしたいなら食べ物には決してケチらないことです、食の満足感は身体以上に精神に大きく影響するのですから。
ちなみに精神疾患や脳機能劣化の多くが栄養の偏りによる脳内ホルモンの分泌異常によって引き起こされます、脳内ホルモンとは神経伝達物質でありこの異常により思考や性格に大きな歪が生まれるようになります、切れやすい・落ち込みやすい・興奮しやすい、また逆に気力が沸かない・常に頭がクリアに働かないなども脳内ホルモンの分泌異常による症状なのです。
結婚や環境変化で思考や性格が変わった人などは珍しくありません、その多くの原因が食事の内容にあることは50年以上も前から食と健康の関連常識として存在しています、冬に体重が増えるのは自然の摂理なのです、寒さに耐えうる心身を作ろうとしているのですから、冬の季節には良質なアミノ酸(必須アミノ酸)と脂質(オメガ3必須脂肪酸)が必要不可欠な栄養素です。
そして私の冬の食生活で夏場と最も異なるのが就寝する1時間ほど前の軽い夜食です、お粥やちょっと蜂蜜とラム酒を加えたホットミルク程度ですがこれが身体が温まり精神的にもリラックスできて短時間でも快眠できるのです。
是非冬場は自分の身体や趣向に合った心身が満足する夜食を探してみてほしいです、自然の摂理に逆らわずに春前の最も寒さが堪える物憂げな季節を前向きに元気いっぱいに過ごしていただきたいと思います。
家族や友人と楽しく(楽して)過ごしてきた時間、これはこれでその人にとっては確かに有意義な時間だったと思います、でも同じ時期に社会人になって同じ時間を費やした友人はこの間に様々な事に興味を持って物事のファンダメンタルズや理論を経験によって学んでいたとしたらどうでしょう?
5年もすればノウハウと身につけた各種能力は雲泥の差となって現れその後の両者の人生は別次元のものになっています、学生時代に必要な学習は知識の記憶であり社会人に必要な学習は経験を通したノウハウの蓄積とそのノウハウによる発想や思考からくるクリティカルな行動です。
更には自立した大人としてのマナーや社会通念を身につけることです、つまり学習方法とその結果における出力の次元がまったく異なります、自立した社会人に必須な学習に時間を割いてきたか、これは既婚者か独身者かは全く無関係な話しです、その人が何をして過ごしてきたかの問題です。
既婚者でも家族が寝た後に一人パソコンに向かうことは可能ですし休日に道楽に没頭したり異業種の人と交流することも可能です、逆に独身者でも休日は自宅でぼんやりテレビばかり観て過ごしている人もいます、要はその本人がいろいろな物事に興味を持ってあらゆる物事のファンダメンタルズを学んできたか、そして道楽や異分野の人との交流を通して各種のノウハウや社会通念を得てきたかどうかです。
同様に子供の頃にどんな過ごし方をしてきたかで大人になってからの思考が形成されるという報告があります、野や山など自然の中で持てる時間を自由に過ごした子供、決められた勉強やスポーツばかりでそれ以外の事はやってこなかった子供、自分の世界に閉じこもって一つの事だけを徹底的にやってきた子供、その子の将来の思考は8歳までにベースが構築され13歳で固定化されるという研究成果が報告されています。
「するべき時期にするべき事をやっておく」ことが極めて重要です、社会人になっても柔軟思考の人はどんどん新たな経験や人との交流を通してオールマイティに各分野での知恵とノウハウを獲得していきます、逆に固定概念に囚われてしまう人は毎日をルーティングで過ごしては学生時代のやっつけ学習を行うだけで表面上の知識しか身につかず社会人として獲得すべき新たな知恵やノウハウを心身を通して学んでいきません。
この差は歳を追うごとに格差が広がっていきます、40歳を越えればこの両者は別世界で生きてきたかのように発想も思考も更には脳の情報処理構造や処理速度さえも全てが異なっているのです、見た目は同じ人間です、しかし脳の情報処理構造や処理速度が異なると同じものを見て同じ文章を読んでも捉え方や解釈が全く別のものとなってしまうのです、オーバーな話が種族が異なると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに脳の処理構造や処理速度は話をすれば一発で解ります、更にキーボードの打ち込み精度と速度にも同様に現れます、過ごしてきた時間は取り戻すことはできません、日々同じことを繰り返すルーティングほど人生の時間を無駄に過ごすことは他にはないとさえ思います。
もっともその日々繰り返される平凡な人生に価値感を得ている人はそれはそれで幸せだと思いますし異論はありません、ただしこの両者が同じ目的で結びついた場合は話しは別です、価値感の大きな相違から固定概念に囚われている人は柔軟思考の人に大きな拒否感とストレスを与えてしまいます。
もしも固定概念の人が人生を変えたいと柔軟思考の人達と共に歩むのであればこれまでのささやかな幸福事と身に付けた固定概念の全てを捨てさることです、そして気が付いたら省みる、省みたら修正する、残り少ない人生を真の意味での生まれてきた使命を見つけ愉しみたいと思っているならそうするしかないというだけの話しです、もしくは無意味にこれまでの生き方に抗うことをせずに楽しく(楽して)過ごしてきた幸福事に専念することが自分と家族の平和を維持する方法だと思います。
「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにした時間の報いだ」、誰よりも遅く寝て誰よりも早く起きていたと言われるナポレオンの残した名言は誰も否定することができないほどに実に深く的を得ています、「寝ている時間が一番もったいない」、大きな目標を持っている人はみな同じことを言い老いても益々進化を遂げていきます。
最後に、「楽しく(楽して)過ごしてきた時間」と「使命を見つけて愉しみたい」、同じ「たのしむ」の漢字の使い分けに気付き、その意味と理由が明確に解って読んだ人は柔軟思考の人だと思います。