2023年2月17日 00:00
世の中には充分に役割を果たした後に必要が無くなった物事に対して「お役目御免」などという言葉を使って清算することがあります、そんな意味を込めて今年に入り務めが完了した法人や事業の清算を一気に推し進めています、こういった役目が終わった物事を何時までも放置している人もいますが法人も事業も存続させるだけでコストがかかります。
最も大きなデメリットはその物事をいつまでも気にしていなければならないという心の負担です、これが未来において何よりも大きな憂いとなります、一時的に事業分割を行うことによる受け皿としての法人が必要なときがあります、また分割後に一定期間稼働させ債務を全て清算した後に今度は事業統合により不要事業を譲渡したり廃止することがあります。
更には社名と共に事業目的と役員を変えて新たな法人を創出することもあります、新規に設立すると不要になった法人を解散しなくてはなりません、その意味では変更登記して新社に生まれ変える方が無駄が無く費用も抑えることができます。
こういう清算を私は昔から短期間に複数同時に一気に行ってしまいます、実行中は時間も労力も半端ではありません、並行して毎日複数の清算での業務が発生し流れや段取りを作るのにかなりの神経を使います、でもこの方法が最も効果的なのです、一つずつ行っていてはその間ずっと気を使っていなければならず本業の収益事業に集中できません。
だから数ヶ月という期限を定めて一気に行います、勿論収益事業も並行して行いますからこの間は不休不眠状態です、私はこういった清算を終わらせた瞬間がこの上ない喜びを感じます、この達成感と解放感は経験した人でないと解りません、長期間苦しんだ痛みがスーッと引いたときのような爽快感が大好きです、きっとそんな経験から清算事を貯めておいてはタイミングを図って一気にやってしまうのかもしれません。
一度手にしたものや創出したものが不要になっても捨てることができない人がいますが、どんな事にもリミッターという限界があることを知った方がよいと思います、そして形あるものを失ったとしても経験やノウハウという貴重な形のない大きな財産はしっかり自身の中に残るのです。
成功法則を身につけている人はどんな価値あるものでも一度は捨てないと新たな事が入り込むスペースが無いことを肌感覚で解っています、物も人も情報も例外なく全てに適応する自然の法則そのものなのです。