2023年2月16日 00:00
「今の人は幸福と快楽の区別を知らない、快楽を得ることを幸福だと思っている」
文化勲章・栄誉都民などを受賞している小説家、武者小路実篤の金言とも言えるこの一言。
彼は小説を書く一方で、争いのない調和した社会を理想とした「新しき村」(個人資産による自治体)を宮崎県に作り村民を公募しました。
その後ダム建設により「新しき村」は埼玉県に移りますが、現在でも13名の村民が暮らしています。
「現実離れした理想主義者」などと当時は酷評されましたが、そんな言葉には耳も貸さず、90歳にしてこの世を去るまで自分の理想をあくまでも追求し続けました。
他人に迷惑さえかけなければ自身の理想を追求し形として残すことは尊ぶべきことです、それが本当に実現させるということはなんて幸福なことなのでしょうか。
普通の人ではとうてい無理な話でしょう、もしも酷評する人がいるのなら妬み以外の何物でもありません。
私もそろそろビジネス人生の最終期です、流石にバブル期のようなイケイケ行動はこの歳で行うは伸び過ぎた夏草のようにうざったいく感じるようになってきました。
この歳になり冒頭の名言の意味が心に心地良く響きます、私は私の方法で現代にマッチした理想郷を追求でもしてみたくなっています、きっとこれが私の最後の本当の大仕事になるのかもしれません。