2019年11月18日 00:00
現代において成功したいと思うのであれば、確実にIT志向が必須になってきます。
これまでのような、「ITはよく解らない」と言っては避けて通れた時代ではなくなるのです。
例えば、世界で最も権威ある大学の学生は、インターネットによる通信教育によって学習し卒業して行きます。
また、世界の政治家の多くがSNSを活用し、アメリカ大統領誕生にもデジタルマーケティングの質が勝敗を分けたと分析されているほどです。
世界有数の大企業の多くが、キュレーションサイトやオウンドメディアを有効に活用したデジタルマーケティングを年を追うごとに拡大させながら繰り広げています。
日本だけではなく全世界的に政府主導の助成金の対象が、これまでの「ものづくり」から「IT化」に移行しています。
さて、こんな時代にあって名も知らない企業がビジネスを上手く行おうと考えるなら、大企業以上にデジタルマーケティングを繰り広げなくてはなりません。
現代の経営者が、「ITはよく解らない」と言っていられないことは上記だけでも充分に理解できると思います。
更に重要な事は、ITを理解することが「IT志向」ではないということです。
ITを学習して理解することは、担当者が行う事であって経営者が行う事ではありません。
経営者に必要なのは、IT戦略を練り上げて駆使しようという気持ちです、こういったIT化に前向きな気持ちを「IT志向」というのです。
解らないことは社内外の専門家に任せることです、自身が行うべきことは上手にITを取り込み、近未来におけるIT全盛時代に合わせて企業活動を変化させ対応していく姿勢の表示です。
ベンチャーキャピタルも銀行も、投資や融資先のIT化の現状や施策を評価基準に入れるようになってきています。
こんな時代にIT志向を持たない経営者は、間違いなく淘汰の道を辿ることになっていきます。
デジタルマーケティングにデジタルトランスフォーメーション、地球規模の大きな地殻変動が今まさに起ころうとしているのです。
※本シリーズは、これで完結と致します。