多くの人は今の自分の置かれた状況だけを観て、
そして他者の状況と比較し自身の幸福度を考えている。
正直、今の状況などどうでもいいことだ。
上昇トレンドに入ればあっという間に借金がゼロになり、
そして債権が増えお金が貯まるようになる。
逆に、今が経済的に潤い将来に何の不安もなくても、
下降トレンドに入ればあっという間に経済苦境に陥る。
重要なのは今の状況ではない。
今どんなトレンドが形成され、そのトレンドのどの辺にいるかである。
そして常に上昇トレンドを形成しようと努力することが肝要なのである。
街の場末に民家を改造した小さなビストロがある。
メニューは「本日のコース」しかなく料理だけで1万円。
旬の食材を活かした料理で全てがシェフのお任せ。
何度か足を運ぶが同じ料理が出てきたことがない。
飲み物代入れて平均客単価はかなりの額になる。
全席予約制で1か月以上も予約が埋まっている。
こんなビストロ、どんな人が経営しているのだろう?
なんとオーナーシェフは靴製造会社の現役の会長。
料理好きの道楽で始めたビストロなのだそうだ。
ところで、経歴を誇るだけの料理人て何だろう?
料理は食べてみないと解らない。
そこに食材だの経歴などは無関係。
単純に美味しいものを気分良く食べたいからそこに行く。
プライドだの拘りだのを出しているうちは超三流。
結果が出なければ経験も技術もお飾りに過ぎない。
プロと言うなら現実を直視することだ。
料理に限らず全てのプロに言えることである。
「遠い親戚より近くの他人」
血の繋がりよりも強い絆は確かに存在する。
例え血が繋がっていなくても気持は家族。
ただ自分は思っていても相手は望まないかもしれない。
自己利益だけを考えフリを決め込んでいるかもしれない。
更には「身内」感覚に勘違いを起こす人もいる。
「親しき仲にも礼儀有り」
これを忘れては本末転倒の極みとなる。
デジタル全盛時代の到来。
デジタルデバイドの確立でデジタル難民が増えてくる。
デジタル難民はデジタルを理解できない人ではない、
ある程度デジタルを理解し活用している人である。
まったくデジタルに精通していない人は難民に非ず、
アナログという世界で悠々自適に暮らしているから。
デジタルをビジネスにプライベートに活用している人が、
突然のようにデジタル難民化するのである。
未来に起きるデジタル革命は想像を絶する世界となる。
今の価値意識でデジタルに接し続けていると、
ある時点においてとんでもない悲劇が訪れる。
少なくてもデジタル製品は自分の意思で使う道具であって、
自分の思考を委ねる神器ではないことだけは確かである。
スマートフォンを片手に持ったデジタル難民予備軍が、
大挙して通り過ぎていく昨今。