2021年11月 1日 00:00
植物と動物の陰陽の関係を話しましたが更に面白い事実が存在しています、それはそれぞれが成長する為の栄養素も同様に陰陽の関係になっているのです。
動物は植物を摂取し動物に必要な栄養素を吸収し不要な栄養素は排泄します、ところが動物が不要として排泄された栄養素は植物にとっては重要な栄養素なのです、つまり植物は動物に食べられる事によって次の世代の栄養素を動物によって作らせているのです。
このように、動物と植物は発祥の時から1つの生命体から生まれ、2つで一つの陰陽の関係を保ちながら進化を遂げてきた驚異の共生という関係にある生命体同士だったのです。
菌類は植物と動物に分かれた際に同時に発祥しており、枝分かれした動物から進化してきたことが近年になって解り広義では「動物界」に組み込まれました。
動物と菌類は実は兄弟だったのです、抗生物質や抗ガン剤などがカビやキノコから作られているという事実は細胞の進化の過程に何か秘密が有るように思えます。
そして薬は殆ど植物由来の成分です、漢方薬は自然のままに使い西洋薬剤は成分を分析して人工的に合成されて自然界に存在している成分を作り出しているだけです。
また、自然に触れたり多くの花や樹木を身の回りに置くことで癒されるのは至極当然のことなのかもしれません。
植物と動物との共存に関しては、海藻と魚類・花と昆虫・果物と鳥類やげっ歯哺乳類との関係などに多々見ることができます。
これらの関係性が複雑に進化しながら、今日の「共生」スタイルが確立されてきたのではないかと思うのです。
では、それによって誰が最も利益を受けているのでしょうか?
これが、この「支配者」シリーズを書き残したいと思ったきっかけであり最終目的なのです。