他者に知られたくない事実や見せたくないもの。
これを隠し通すには大きなエネルギーを消費する。
このエネルギー損失は極めて大きい。
ビジネスもプライベートも隠し事は作らないことだ。
明るみに出ることでマイナスに作用すると考えるのは、
自分自身のプライドや拘りの問題だけである。
それが明るみになったからといって、
周囲の人は何事も無かったかのように受け流すだろう。
憂いの無い人生を送りたいのであれば、
隠したい事実を隠そうとしないことである。
意味の無いエネルギーをもっと有益な事に使うべきだ。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
不動産投資で大損してしまった、
でも友人は株式投資でもっと損しているからましか。
新事業が上手くいって僅かだけど利益が出た、
でも友人の企業はM&Aで莫大な利益を出して悔しい。
このように他者比較とは実に哀れな心情を引き起こす。
損失は損失であり利益はあくまでも利益である。
他者比較行為は冷静な自己分析を誤らせる。
今の状況を冷静に把握するなら比較対象は自分自身である。
5年前に比べて今はどうだ、
1年前の状況と何が違う。
成長しているのか否か、
幸福なのか不幸なのか。
常に過去の自分と比較して現状を絶対値で冷静に把握することだ。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
聞かれもしないのに先に話す「予防線」という心理。
予防線を張ると相手はそれを強く意識するようになる。
つまり思惑とは裏腹に逆効果になるということだ。
もしも他者に意識してほしくない事実があるのであれば、
それをあえて口にしないで秘密にしておくことだ。
若さとはある意味では正直でいいところもあるが、
こういうところで若さを披露していては成功は遠のくだけだ。
安く見られたくないという心理が逆に株を下げることになる。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
褒めることで成績が上がるという児童心理がある。
この現象を「ピグマリオン効果」という。
これを成人に対して行った実験結果が極めて興味深い。
自律した常に実績を残している有能な人には、
一切「ピグマリオン効果」を認められなかったという。
これらから推測し「ピグマリオン効果」の本質とは、
他者に認められたいという承認欲求と、
期待に応えようとする共感性を表像しているに過ぎない。
さて褒められて育つ大人とはいったいどのような人間なのだろうか。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
「絶対に家族を守ります」
どうして重要なことをそんなにも簡単に言えるのだろうか。
家族を守るとという本質は精神論的な問題ではなく、
あくまでも物理的な結果が最も重要な問題である。
だから「守る」という言葉を吐く人に限って守れない。
自分の弱さ未熟さを認めず、
嫌な事象から逃げてばかりの人がどうして家族を守れようか。
自分の行いが家族を境地に立たせることになるかもしれない、
ここまで真摯に思考できて初めて家族を守れるようになる。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。