私の生来の生業であるIT事業を本格的に再興させて早6年が経ちました、この間にそれまでの10年間に頭の中でロジカルシンキングしてきた事項を一気に爆発させ極めて短期間で高収益化させることができました。
話は変わって世の中には「世を忍ぶ仮の姿」という言葉があります、私の生来の生業を封印してきた10年間はまさにその言葉通りの人生でした、生来の生業を封印するのには相応の意味も理由もあるのですが、上場企業からMBO(マネージメントバイアウト)によって再興するにあたり各種の束縛が存在していたということだけで詳しい話はここでは控えておきましょう。
そんなわけで再興後はそれまでの25年間の経営で事業構築や資金調達に始まり上場準備など多くの経営経験を通して蓄積されたノウハウを活かし経営コンサルティングをメイン事業に変革しました、加えてサイドラインサービスとして起業や経営実務支援などを合わせて総合経営支援を事業化し経営コンサルタントに甘んじて世を忍んできたわけです。
そんな「世を忍ぶ仮の姿」時代にはそれまでの人生では出会うこともないような人たちと多数出会いました、ほとんどの人は過去の実績を知る由もなく未来に復興する計画を持っていることなどは当然のこと予想すらできません。
ただただ漠然と目前にいる面倒なことを言うだけの変なオジサンだと思って接していたのでしょう、だから自身の思惑どおりに利益にならなければ簡単に縁を切っていきました、そんな人の中でしっかり過去の実績を調査しどんな人達と何をしてきたのかを分析していた人がいました、また極めて鋭い嗅覚を持って今はただ「世を忍ぶ仮の姿」だということを見抜いていた人もいます。
そんな人が現在大きく育ったメイン事業(IT事業)の表や裏で人生を大いに謳歌しています、そしてそれまでに思ってもみなかった上場企業相手に億単位のビッグビジネスを何度も経験し、会いたくても会えないような上場企業の代表や役員の人たちと会食するまでの付き合いをして資産構築できているのです。
昔から「信じる者は救われる」といいます、ただこの言葉の真意は信じる対象は他者ではなく自分自身です、自分自身の嗅覚や持っている能力に自信のある人は同じ匂いのする人を疑いも無く信じられるのです、だからどんな理不尽な事が起きても冷静に見極め離れることをしないのです。
もう一つは他者を信じきることができない人は他者を信じたいという自分を信じることができないのです、だから他者を信じ通す自身に対して辛くなってくるのです、そこでリセットし別の人を求めて徘徊するのです、でも結果は自身が変わらない以上は同じことを繰り返すだけです。
他者を一度でも信じたら最後まで信じ通す人は成功するためのショートカット法を自然に身につけており絶好のチャンスをキャッチしたら即実行に移しそれを継続します、そして「信じる者は救われる」を見事に実践していくのです、自分を信じられる人は同類の他者を真に信じられるのです。
何事も決定や行動を司るのは思考です、その思考は生まれてからこれまでの経験によって形成されていきます、つまり今の自分は自身で過去に作り上げてきた造形物と言っても過言ではありません、人生成功者になりたければ目標を定めてそれに相応しい意味ある正しい経験を積んでいくしかないのです、そしてこれは何歳になろうが実行可能です、10年後の自分を今から10年という期間をかけて造形するのです。
IT事業家として復活して早6年、この間に元社員や取引先、また公私共に大いに飲んで楽しんだ友人たちと必然的に再開し交流を再び深めています、どちらかというと連絡を貰っていながらも私の都合で会わずにいた人たちが大半です、それでも時折連絡をしてくれていたことには大いにありがたく思っています。
さて、そんな過去にいろいろな意味で楽しんだ大半の人はいつ会っても昔の思い出話しかしないのです、最初のうちは私も忘れかけていた過去の話で記憶が整理され再度会いたいと思う人を探せたので嬉しくもあったのですが何度も会ううちに今度は逆に違和感を覚えるようになってしまったのです。
お互いにそれなりの歳になったのですからビジネスを離れて年金とアルバイトで暮らす人もいます、それにしても未来の話が一つも出ないのは流石に驚きます、少なくても老後はこうしたいとか自分の趣味の話程度でも未来に繋がる会話をしたいのが今の私です、ですので再度距離を置くようになってしまいました。
約90%の人は凡そ35~40歳で思考が固まりその時点の生き方や価値観に留まって生き続けるという研究成果が存在しています、だからいつ会っても同じ話しを繰り返すのです、きっとその人たちはこの部類の人なのではないかと思うのです、だから頑なに現状維持に固執して新しい生き方をみつけたいとかという欲求が何も出てこないのかもしれません。
それはそれなりに平凡な暮らしの中で昔話に花を咲かせて楽しい酒を飲めるのだから善いことかもしれません、何よりも憂いを抱えながら生きている人よりもよほど幸福です、ただ私は今はそのステージではなくてまだまだやりたいことが山ほどあり常に新たに開く未来のことだけを考えてしまいます、だからきっとその人たちのことは好きなのですが必然的に違和感を覚えてしまうのです。
こういう平和な人たちとどこかの時点できっとまた楽しく飲める日が再度やってくると思います、それまでは同じ未来志向の人たちと限り有る人生の残り時間を過ごしたいと思います。
私の住む池袋は日本一のラーメン激戦区になっています、日本中のご当地ラーメンから行列ができる新鋭のラーメンチェーン店など恐ろしい数のラーメン店があります、そして池袋発祥の元祖ラーメン店も多数あります、最近こそ少なくなりましたがちょっと前までは飲んだ後の〆には各種のラーメンを食べたものです。
次から次へと新鋭のラーメンチェーンが現れます、そしてどの店も味への拘りがあって美味しいです、でも何か物足りなさを感じていました、そしてその足りない何かが先日はっきり解ったのです、足りないものは「ほっとする安心感と満足感」だったのです。
中学生のとき同級生の家が街中華屋で友人たちと学生ラーメンをよく食べたものです、ただ価格は学生ラーメンですが内容は同じです、きっとお友達価格で出してくれていたのでしょう、そのラーメンは伝統的な所謂東京ラーメンと言われるスタイルです、鶏ガラ出汁の醤油ラーメンで具はチャーシュー・メンマ・海苔・なると巻き・刻みネギです。
東京ラーメンの発祥は1910年誕生の浅草の来々軒の中華蕎麦が起源のようで1920年ごろから関東を中心に中部・北陸・東北地方へと広がっていったようです、つまり100年以上続く伝統の味なのです、またその後に発祥した屋台ラーメンも東京ラーメンです、大学生の頃は夜食に屋台でよく食べたものです。
その東京ラーメンの味が急に懐かしくなって先日久しぶりに飲んだ〆に食べたのです、その瞬間に子供の頃から学生時代の記憶が走馬灯のように蘇り身体の中から喜びが沸いてきました、身体は昭和時代を生きてきたことを明確に記憶しているのです、そして本当に美味しいと感じたのです。
これです、この記憶に染み込んだ感動が東京ラーメン以外のラーメンには無いのです、やっぱり根っこから昭和人間なんだとつくづく思い知らされた瞬間でした、ちなみに東京ラーメンをより美味しくいただくコツは刻みネギをたっぷり入れてもらって白コショーを多めに振ることです。
最近スズメを見かけることが少なくなったと思うのは私だけだろうか、昭和の時代にはどこに行ってもスズメの姿を見かけたものでした、そこでネットで拾える範囲で調べてみました、やはり各種の調査全てでスズメの減少が報告されています。
調査の方法や場所の特定などは様々ですが日本全体ではこの20年間で半減していると捉えてよいかと思います、またある調査では1960年の一斉調査から10分の1になっているという報告もありました。
スズメが減少する主な理由として巣作りの場所の減少や餌場の減少などがあります、スズメやツバメは山に生息せずに人里に生息する野鳥です、ただ天敵から人間が守ってくれることを知って上手く人間社会に溶け込んだツバメと異なり、過去からスズメは稲を食べる害鳥として駆除の対象となっており昔から人間を怖がる野鳥です。
中国では過去に農作物を食べるスズメを一斉駆除した結果翌年大量の害虫が発生し更に深刻な状況になったという記録が残っています、自然の摂理とは一旦バランスが崩れると隠れていたものが表面化します、スズメの減少も何らかの隠れていた事象が表面化してくる可能性があると思います。
都内の公園に行くとスズメに代わりハクセキレイやムクドリなど昔は見られなかった野鳥の姿があります、またカラスや外来種であるワカケホンセイインコの生息数が急増したという報告もあります、更にはカメムシが全国的に急増しているという報告もあります、スズメの減少とこれらの関係は無関係だとは思えません。
「脳年齢の若さを保つこと」がいつまでも健康で元気でいられる秘訣です、そして脳をいつまでも若々しくさせるコツは常に右脳を活性化させることが必須になります、では右脳はどのようにすることで活性化するのでしょうか、AIの研究により人間の脳の生態メカニズムが解き明かされ結果的に人間にとって有益な結果を齎しました、その根拠も各種の実験によって明らかになりました。
例えば通常の生活では脳は目から入る情報処理に90%以上を使います、この状態は生きる為の本能であり入力された情報と記憶との照合だけが行われ新たな脳の領域が使われることはありません、したがって脳は疲れるかもしれませんが活性化することは一切ありません。
脳の活性化とは普段使われることがない右脳領域をどこまで活性化させることができるかということに置き換えられます、人間は左脳だけで通常の生活全てを行うことができます、しかしここに右脳の機能が加わると誰も考えも及ばない事を生み出したり未来予測も瞬間に行うことが可能となるのです。
その意味では会計やプログラミングにおいても全てが記憶を司る左脳で行われていることが解りました、つまり右脳を使っていると思われていた知的作業の多くは実は左脳だけで処理されていたということです、そこで右脳を活性化させる手軽な方法は何かというと常に好奇心を持って物事を観察することに尽きます。
歩いている時や人と会っている時など多くの人はマクロ視点で全体をぼーっと見ています、この段階では先述のように左脳しか使われていません、実は右脳の活性化にはミクロ的な凝視する視点が極めて重要になります、正面にいる人の服装・仕草・表情を見るのは実は景色を眺めるのと同じでマクロ視点です、ミクロ視点とは一つ一つの枝や花の状態を観察するように服装の繊維の反射から素材や何回クリーニングされたものかまで読み取る視点をいいます。
そして多くの疑問を持つことです、「何故?」は右脳領域を刺激します、また将棋などの知的ゲームは左脳と右脳の間を情報が行き来し局面においては右脳だけが使われるほど右脳が活性化することが解りました、つまり右脳を鍛えないと将棋を幾らやっても決して強くならないのです、右脳を鍛えると盤面以外の相手の駒も含めた空間思考(3次元思考)によって将棋を指せるようになります。
空間思考とは例えば道を歩いているとしましょう、多くの人は平面で方向を捉えています、しかし右脳が発達した人はまるで鳥のように上から見る景色を同時に立体的に捉えています、だから知らない街でもほぼ最短コースで目的の場所に到達できるのです、また戻るときには別の道で更に最短ルートを導き出せます。
地図を見てもなかなか目標に到達できない人はかなり右脳領域が弱っていると思った方がよいでしょう、右脳を鍛えて脳年齢を若くし続けると寝たきりになりません、何時までもエネルギッシュに生きられます。
日々右脳を鍛えることが重要です、それにはいろいろなものに興味を持ってワクワクしながら生きることです、そしてこういった右脳領域での思考そのものが新しきものを生み出す思考といえます、新しきを生む思考とは見えないものを見える化させるようなゼロからの柔軟な発想が行える思考を指しています。