2024年8月30日 06:00
「脳年齢の若さを保つこと」がいつまでも健康で元気でいられる秘訣です、そして脳をいつまでも若々しくさせるコツは常に右脳を活性化させることが必須になります、では右脳はどのようにすることで活性化するのでしょうか、AIの研究により人間の脳の生態メカニズムが解き明かされ結果的に人間にとって有益な結果を齎しました、その根拠も各種の実験によって明らかになりました。
例えば通常の生活では脳は目から入る情報処理に90%以上を使います、この状態は生きる為の本能であり入力された情報と記憶との照合だけが行われ新たな脳の領域が使われることはありません、したがって脳は疲れるかもしれませんが活性化することは一切ありません。
脳の活性化とは普段使われることがない右脳領域をどこまで活性化させることができるかということに置き換えられます、人間は左脳だけで通常の生活全てを行うことができます、しかしここに右脳の機能が加わると誰も考えも及ばない事を生み出したり未来予測も瞬間に行うことが可能となるのです。
その意味では会計やプログラミングにおいても全てが記憶を司る左脳で行われていることが解りました、つまり右脳を使っていると思われていた知的作業の多くは実は左脳だけで処理されていたということです、そこで右脳を活性化させる手軽な方法は何かというと常に好奇心を持って物事を観察することに尽きます。
歩いている時や人と会っている時など多くの人はマクロ視点で全体をぼーっと見ています、この段階では先述のように左脳しか使われていません、実は右脳の活性化にはミクロ的な凝視する視点が極めて重要になります、正面にいる人の服装・仕草・表情を見るのは実は景色を眺めるのと同じでマクロ視点です、ミクロ視点とは一つ一つの枝や花の状態を観察するように服装の繊維の反射から素材や何回クリーニングされたものかまで読み取る視点をいいます。
そして多くの疑問を持つことです、「何故?」は右脳領域を刺激します、また将棋などの知的ゲームは左脳と右脳の間を情報が行き来し局面においては右脳だけが使われるほど右脳が活性化することが解りました、つまり右脳を鍛えないと将棋を幾らやっても決して強くならないのです、右脳を鍛えると盤面以外の相手の駒も含めた空間思考(3次元思考)によって将棋を指せるようになります。
空間思考とは例えば道を歩いているとしましょう、多くの人は平面で方向を捉えています、しかし右脳が発達した人はまるで鳥のように上から見る景色を同時に立体的に捉えています、だから知らない街でもほぼ最短コースで目的の場所に到達できるのです、また戻るときには別の道で更に最短ルートを導き出せます。
地図を見てもなかなか目標に到達できない人はかなり右脳領域が弱っていると思った方がよいでしょう、右脳を鍛えて脳年齢を若くし続けると寝たきりになりません、何時までもエネルギッシュに生きられます。
日々右脳を鍛えることが重要です、それにはいろいろなものに興味を持ってワクワクしながら生きることです、そしてこういった右脳領域での思考そのものが新しきものを生み出す思考といえます、新しきを生む思考とは見えないものを見える化させるようなゼロからの柔軟な発想が行える思考を指しています。