2024年9月 3日 06:00
最近スズメを見かけることが少なくなったと思うのは私だけだろうか、昭和の時代にはどこに行ってもスズメの姿を見かけたものでした、そこでネットで拾える範囲で調べてみました、やはり各種の調査全てでスズメの減少が報告されています。
調査の方法や場所の特定などは様々ですが日本全体ではこの20年間で半減していると捉えてよいかと思います、またある調査では1960年の一斉調査から10分の1になっているという報告もありました。
スズメが減少する主な理由として巣作りの場所の減少や餌場の減少などがあります、スズメやツバメは山に生息せずに人里に生息する野鳥です、ただ天敵から人間が守ってくれることを知って上手く人間社会に溶け込んだツバメと異なり、過去からスズメは稲を食べる害鳥として駆除の対象となっており昔から人間を怖がる野鳥です。
中国では過去に農作物を食べるスズメを一斉駆除した結果翌年大量の害虫が発生し更に深刻な状況になったという記録が残っています、自然の摂理とは一旦バランスが崩れると隠れていたものが表面化します、スズメの減少も何らかの隠れていた事象が表面化してくる可能性があると思います。
都内の公園に行くとスズメに代わりハクセキレイやムクドリなど昔は見られなかった野鳥の姿があります、またカラスや外来種であるワカケホンセイインコの生息数が急増したという報告もあります、更にはカメムシが全国的に急増しているという報告もあります、スズメの減少とこれらの関係は無関係だとは思えません。