「最善を期待せよ、しかし最悪に備えよ」
イギリスを中心にヨーロッパ各国に伝わる格言の一つで、私もこれを知って以降は経営の基本思考の一つとして頭の中に常に置いています。
例えば事業計画においても収支予測は「イージー(楽観)」と「グルーミー(悲観)」の2種を用意します、時にはその中間の「ミドル」の3つを計画することもあります。
「イージー」は最良予測で「グルーミー」は最悪予測です、そこで最悪の予測に着地しても事業継続し赤字にならないように別の事業での収益施策を織り込んでおくのです、こうすることで最悪の状況になったとしても慌てずに粛々と事業を継続することができます。
これは事業推進や経営だけではありません、プライベートや人間関係でもそうすることで如何なる状況でも対応できるというものです。
成功するに必要なのは常にスティディな心の状態です、良い時も悪い時も冷静でいられるためには最悪状況を常にイメージして備える準備を怠らないことです。
「間合い」とは剣術で最も基本とする戦術の極意。
間合いとは距離なり。
それは一歩踏み込めば、
剣先が相手に届く微妙な距離を保つこと。
間合いとは呼吸なり。
それは自身の呼吸を静め、
相手の呼吸の乱れを逃さず読むこと。
間合いとは時なり。
それは新たに行動を起こすとき、
絶妙なタイミングを見計らうこと。
間合いの極意。
出るときは躊躇せず引くときは一瞬に。
ビジネスに「間合い」の心得を用いる者は最強である。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
止まることを知らないロジカルシンキングはときに暴走しては空想と交り合い無意味な時間を過ごしてしまうこともあります、我を忘れることもあり周囲の人に気を遣わせてしまいます。
一度暴走すると脳はロジカルシンキングに占領され他の五感機能が一気に奪われてしまいます、視界には何も入ってこないし周囲の音も聞こえなくなるほどです。
そんな状態が長時間続くと頭が痛くなり熱も出てきます、知恵熱は本当に存在する症状だと意識する瞬間です、そこで人間は防衛本能によって思考を停止させます、これが一種の気絶という症状です。
このように、ロジカルシンキングは自発的に行う行為ですがときとして自覚しないままに止まらないことがあります。
これは人によって異なるようですが私と同じように感じている人は男女問わず少なくありません、統計を取ったわけではありませんが過去かなりの人が同じような症状を体験しています。
暴走中のロジカルシンキングは結果を求めているにも関らず結論が出てきません、逆に言えば結論が出ないので暴走するわけです。
そんな症状を何度も体験している私は一つのリセット法を見つけました、その最も良いリセット法とはまだ意識が有るうちに意図的に一旦ロジカルシンキングを止めることです。
そして軽い昼寝をすると効果絶大です、軽い昼寝をした後は頭の中がすっきりして再度新たなロジカルシンキングが行えます、この理由を知りたくて調べたことがあります、そしてこの方法が正しいことが理解できました。
20分程度の軽い昼寝はノンレム睡眠だそうで、意識するしないは関らず夢を見ている状態なのだそうです、夢は脳の情報整理の為に自然に行われる本能です。
軽い昼寝によって表面意識を使って行われるロジカルシンキングを開放し、脳が勝手に本能に従って情報整理を行ってくれるのです、だから昼寝の後は頭がすっきりするのです。
ロジカルシンキングに行き詰ったら意識して軽い昼寝をすることに尽きます、軽い昼寝は突然死リスクを大幅に回避するということも近年に医学でも証明されました。
ただし、1時間以上の昼寝は逆に覚めた後での急激な心臓への負担が増え突然死リスクが高まるそうです、特に頭を使う仕事を行っている人は頭が疲れているなと思ったら軽い昼寝をすることをお薦めします。
「長嶋がひまわりなら俺は月見草」と語った野村。
名監督になって当然だ。
自分をよく知って貫く者は必ず成功する。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
くどい説明は「解ってほしい」と媚びるのと同じ。
本当に解ってほしければ、
説明よりも行動と姿勢で示すことが肝要である。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。