状況が良ければ良いほど、
物事が上手く運べば運ぶほど、
冷静に次の一手を熟考することが尊い。
99点は0点と同じこと、
100点ではないということにおいては。
中途半端な成功なんて有り得ない。
99点までは誰でも到達することができる領域。
そこからの1点、更なる1点、
99点からの1点が真の実力が試される。
99点までの数十倍も険しい「神」の領域にある1点。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
機が熟すのを待つ、私の場合ですがビジネスにしてもプライベートな関係にしても「天の時」を待つという意味を真に理解した人と継続して善き人間関係を構築することができています。
「天の時」を待つという裏にはロジカルシンキングにより確立された人生シナリオを最後まで信じるという意志と、「待つ時間を愉しむ」という価値観の共有があります、「待つ時間を愉しむ」ということは私にとって重要な人生テーマとして存在します。
例えば目の前に理想の人が現れたとします、これはビジネスでもプライベートな恋愛関係であっても関係ありません。
相手も私を気にかけていることが解ったとしても慌てて何らかの関係を構築するということは私の場合はまずありません、欲しいものができたときも直ぐに私は手に入れようとはしません、むしろあえて一旦忘れるように努めているくらいです。
それをして結果的に関係構築できなかった場合も手に入らなかった場合も潔く「私には縁が無かった」と自分を納得できます、何故そうするのか自分でも解らなかったのですが最近になってこの理由が理解できるようになってきました。
それは「二度と戻ってこない時間を大切にしたい」という思いがあるからです、つまり理想的な人と関係構築してしまえば構築前の「どんな人なの?」という最も重要で愉しい時間が終了してしまいます、また欲しいものを手に入れてしまったら探したり手元に来るのを待つという最も愉しい時間がそこで終了してしまいます。
そして結果的に人でも物でも理想通りになってしまったら一転して愉しい気持ちから今度はシビアな現実問題に変わってしまうからです、「待つ時間」のワクワクしている期間が充分にあった場合には現実問題に変わったとしても変わらぬ気持ちでいられるのです。
思い立ったら吉日とばかりに即動かないと熱が冷めてしまうという人もいるでしょう、この人はきっとスピードこそ命とばかりに相手の気持ちより自分の気持ちを優先して行動してしまう可能性があります、またその行動に嫌と言えずに応じてしまう人もいます。
こういう人達は同じ感性の人同士でないと一緒にいられません、「類は友を呼ぶ」ではありませんが互いにこの感性が磨かれていく負の助長関係に陥ってしまい、同じ感性を共有できない人達から間違いなく孤立していきます。
私が思うスピード感覚とは早いという感覚だけではなく、それこそ早いやゆっくりの速度調整に加えて一旦停止まで含めてのスピード感覚なのです。
そしてこの自分の中に在るスピード感覚を壊すのが先の他者の気持を理解できない「待てない」人なのです、私にとっては生涯の天敵でありストレスの元凶であり決して信頼関係を構築できるパートナーには成りえない人です。
この「機が熟すのを待つ」という感覚を真に理解してくれる人、そういう人とは継続して親友や同志とか家族といった感覚で長く善い関係を構築できているのです。
これができるのも充分な時間をかけたロジカルシンキングのおかげだと確信しています、そしてその精度と結果を信じているからに他なりません。
「天の時」を待つとは自分と相手を最後まで信じきれるという覚悟です、待てないのはどこかで自分と対象の人を信じきれていない自分を自覚しているからです。
同じ轍を二度踏むな。
学習しない人間に成長も無ければ成功も無い。
生涯同じことを繰り返すだけ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
良好なる人間関係を構築したければ、
常に本心で語ることだ。
建前は常にばれていると思った方が無難である。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
アインシュタインは「大切なのは疑問を持ち続けることだ、神聖な好奇心を失ってはならない」という名言を残しました、更に「過去から学び今日のために生き未来に対して希望をもつ、大切なことは何も疑問を持たない状態に陥らないことである」という名言も残しています。
目的を達成し成功したいと思うのであれば常に疑問を持ち続けることが大事だと思います、ここで疑問を持つ際に前向きな回答を得られるように疑問を持ってほしいと思うのです、そうでなければ効果のない回答しか得られません。
例えば「楽しくするにはどうしたらよいか?」というのは疑問ではありますが期待に近い思考であり成功するための知恵が出てくるはずもありません、有効な回答を得るための疑問は「どうして楽しくないのか?」というように思考することです、これによって自身の欠点や障害が見つかります、要はまず自分の欠点や障害を取り除くことが重要なのです。
自分の欠点や障害を棚に上げておいて都合よく幾ら思考しても改善することなど何もありません、同じように「売れるようにするにはどうしたらよいか?」ではなく「どうして売れないのか?」、また「どうしたら便利になるか?」ではなく「どうして不便なのか?」なのです。
前向きで有効な「陽」の回答を得るには後ろ向きな「陰」の疑問を持つことです、これは簡単な計算でも解ります、「(-)×(-)=+」であるからです、つまりは自然の摂理そのものなのです、疑問の持ち方一つで解決方法も次元の違う回答が得られるのです、普通の人と同じ思考をしないためには普通の人と同じ疑問を持たないことです。