チャットGPT(chatGPT)の出現でこれまで以上にAIが身近に感じ始めた人が多くなった半面、今度は対話型AIの性能が思った以上に凄いことが解り脅威に感じ始めているというアンケート調査が公表されました。
このアンケート調査はキャリア支援として各種の相談サービスを展開しているライボによるもので、アンケート調査数846名のうち64%の人がチャットGPTを使用したことがあり、31%の人は既に仕事で使用しているという結果でした。
チャットGPTの公開からわずか半年足らずでこの数字は確かに脅威と言っても過言ではありません、プライベートでの使用なら解りますが仕事で使っているというのが驚きです。
私も公開以来いろいろ試していますが最近ではロゴマークやキャッチコピーを作る際にも適切な回答をしてきて、どのアプリを使えばよいかとか、その際の指示の与え方まで実に詳細にアドバイスしてくれます、これではライターどころかデザイナーまで職を失うのではないかと不安を抱くというアンケート結果にも頷けます。
ちなみにアンケート調査での職業ではIT関係者の98%の人が既に実際に仕事で使用しているという回答でした、それもそのはずでプログラミングのヒントを適切にしかも数秒で回答してくれるのですから実に心強い技術アドバイザーとして重宝するのです。
いったいどこまで対話型AIは進化していくのでしょう、アンケート調査では80%強の人が「AIに仕事を奪われる」と不安を抱いていることも解りました。
ただ対話型AIはあくまでもツールです、これを理解して上手く使う人だけが淘汰されずにAIと共存できる、少なくても私はそう考えています。
「凧が一番高く上がるのは風に向かっている時である、風に流されている時ではない」
イギリス史上最も偉大な人物として名を馳せる第二次世界大戦中のイギリスの首相であるウインストン・チャーチルの一言。
彼はドイツの大攻勢に屈しかけていた最悪の苦境を冷静に各種の奇策を繰り出し勝利に導きました、この一言はその時の心境を見事に言い表しています。
立ちはだかる壁が高ければ高いほど、落ちた穴が深ければ深いほど、逆境の風が強ければ強いほど、それを制覇した時の喜びと成長は一際大きいものとなります。
私個人的には簡単に「ピンチはチャンス」という言葉を吐く人は嫌いです、何故ならそういう人に限って言葉だけで何もしないからです。
断言しますがピンチはピンチなのです、その地獄のような状況の中で苦しみもがきながらも活路を見い出し乗り越えることが極めて重要なのです、そして乗り越えた人が苦境を振りかえって初めて「ピンチはチャンス」と言えるのです。
自分が今どんな状況かを考えても仕方ありません、目標に向かい進んでいる道に壁が有ったら乗り越えるしかないのです、穴に落ちたら這い上がるしかないんです、だって自分で選んだ道なのだから。
成功する人は安易なプラス思考に走りません、自分を誤魔化すよりも覚悟を決めて何が待ち構えようが目標に向かいただただ進むしかないのだから。
安全で強固なビルを建てたいのであれば、
整地と基礎工事をしっかりとやることだ。
内側から作る人と外側から作る人。
それぞれの役割をもってビルは早期に建立される。
事業も然り、新事業の基礎工事は決して手抜きするな。
どれほどお金と時間がかかったとしても、
その後はスムースに一気に事が進む。
勝者になりたければ、
手抜きせずに基礎工事をしっかりやることだ。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
ここ最近の私のロジカルシンキングのテーマは、見えない価値をどう見えるものに転換して見える化を図るかということです。
例えば、ITのコア技術であるOSや最近で言えばブロックチェーンなどは目に見えるものではありません。
したがって「まったく新しい発想によるもの」と幾ら説いても、これらを他者に評価・信用してもらうにも資料としてしか表現できないのです。
紙の媒体ではそれが本当なのかを証明することは不可能です、したがって目に見える状態を作り上げるしかないのです。
そこで考えたのがブロックチェーンの見える化ツールです、これは見えないデジタルでの処理状況を丸見えにしました。
これが基となって世界初の「ブロックチェーン学習ツール」が誕生し、大手企業と事業提携という結果をもたらしました、見える化ロジカルシンキングが大きな収益事業に育った瞬間でした。
見える化のロジカルシンキングは他にも多数あります。
オフィスの真上を毎分のように飛んでいる飛行機、これを毎日眺めているうちに閃いたのがドローンの飛行履歴です。
ドローンを各種調査しているうちに、重量200g以上は航空管理規制を遵守しなければならないことを知りました、農作業や運搬用の大型業務用ドローンは確実に1Kgを越えます。
更には、未来の空飛ぶ車などは当然のこと航空管理規制の対象になります。
飛行機にはビーコンというルートや高度を自動的に確認できる装置があります、これを自動化して自動操縦も行えるのです。
でもドローンや空飛ぶ車のように低空で飛行する飛行体は複雑な自由なルートでの運航が基準にありますから、ビーコンを使おうと思えば物凄い設備投資と対応システムになり実用的ではありません。
そこで自走式の飛行ルート管理装置が必須になるとの発想から解決策を考えだしました、現在これを特許出願し実用に向け実験を開始するところです。
何気ないロジカルシンキングも、時には大きな収益や社会貢献に繋がることもあるのです。
「生まれ変わって頑張ります」とはよく言うが、
全てを一旦捨てなければ本当の意味で生まれ変われない。
その覚悟の程は如何なるものなのだろうか。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。