どんなに実力が有っても運が無ければ勝てない。
どんなに運が無くても負けないのが真の実力。
ということは何事も実力100%で運100%。
決して中途半端な50%ずつではないということだ。
自らの実力も運も無くても心配無用。
それを補完してくれるのが有益な人脈である。
どんな有益な人を身内にできるかで勝敗が決まる。
有益な人を身内にできるのも真の実力と運。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。
「ロジカルシンキングはその人の思考視野でロジカルシンキングの空間規模が決定する」、実はロジカルシンキングに関してこんな仮説を立てているのです。
というのは頭の中だけでリアルシミュレーションを行うのですから、必然にその人の思考視野がロジカルシンキング空間の大きさということになります。
自分や家族のことしか優先できない視野の狭い人がいます、その人の発想は当然に極めて独善的でマーケットイン思考に必要な社会性を大きく欠いたものとなります。
これは想像ではなく検証によって得られた統計です、私は多数の人をサンプリングしてきてやっとこれを理解することができたのです。
実績も根拠も無いのに一人よがりの独善的な発想と行動ばかりをして、しかも誰に対しても相手の状況や気持ちを理解できずに上から目線で話をする、こういう人の特徴がこの仮説によってようやく理解できるようになったのです。
プロダクトアウト思考とマーケットイン思考とは180度違う世界観となります、売れる商品やサービスを生みだすには世界観が広いマーケットイン思考が不可欠です。
世界観が広ければ全ての物事を大局的に捉えることが可能であり、逆にこれができないと誰もが即座にできるような小手先の小さな事しか思いつかなくなります、そしてどんな事でも自分の利益が優先してしまうので共存共栄が必要な成功とは無縁の孤独な人生を送ることになります。
「家族がいるから自分は孤独ではない」、いいえ物理的な人間関係よりも心理的な人間関係のほうがビジネスにはどれほど重要かを解っていない人がそう思い込むのです。
では何故家族と同じ時を過ごしていて孤独感が芽生えるのでしょうか、こういう人はこの疑問に正確に答えられないと思います。
世の中のルールや仕組みそのものを常に自分目線でしか見えていない人は世界初とかワールドワイドな大事業など興せるはずもありません、何故なら他者の気持ちや世の中の人の価値感が解らないからです。
結果自身のスキルや経済能力を超えた視野で考えることができないのですから、何事も極めて局所的な狭い範囲の世界観となります。
夢や計画の大きさとロジカルシンキング空間の広さが不一致ならば、それはロジカルシンキングではなく夢想や思い込みというものです、夢を持つのであれば思考視野を広げる訓練から始めることが重要だと思います。
見栄とかプライドとか羞恥心からくる相手にどう思われるかとか、自身の意志の表示や誇示といった思考や行動そのものが思考視野の狭さの証明です。
逆に大局で物事を捉える人には自身や周囲の人のことなどまったく意識していません、見えているのは地球規模での市場動向と価値観だけです、ビジネスにプライベートな範囲での思考はご法度です、それはビジネス空間ではなくプライベート空間というものです。
どんなカテゴリのビジネスを思考しても、自分と数人の知人範囲でしか考えられない人はこういった思考視野の狭さがビジネスを上手く構築できないという根本原因があります。
また思考視野の狭い人を見分けられるのは思考視野が広い人だけです、思考視野が狭い人には思考視野の広い人の心の中を見通し理解できるはずもありません。
思考視野の拡大は成功させるための必須事項です、そして思考視野の狭い人は思考視野の広い人と共存共栄しなければ自分のやりたい事でビジネスを興すことすら難しいこととなるでしょう。
捨て台詞を言う口が物悲しい。
言われる者より言った本人に深い心の傷が残る。
去る時には笑顔で無言のうちに去るのが美しい。
縁があればどこかでまた再会するのだから。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
平和に暮らしたければ、
むやみに他者の心の藪を突かないことだ。
余計な事をして大騒ぎになっても、
全ての責任を取る覚悟があるなら別であるが。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
「es」(エス)とは、幼少期から現在までに抑圧されたエネルギーが蓄えられているとされる精神分析学上の概念です。
抑圧されたエネルギーが何かをきっかけに自我に働きかける、そして目覚めた自我は異常な程に肥大し手がつけられない状況になります、もしかしてこの状況に陥ったのではないかと思える人がこの数年で急増してきたように思えるのは私だけでしょうか。
例えば過去に大きな成功も無く悔しい思いを長年持ち続けてきた人が企業の役員になる、事業推進上のステークスホルダーになる、あるいは団体や組織のまとめ役やキーマンに抜擢されたとします。
そこで「es」は自我に働きかけ目覚めさせます、その途端に豹変し我が物顔で組織をコントロールしようとするのです。
限られた組織に留まっていればまだよいのですが、これが組織外の周囲に対しても横暴さを振りまくようになったら手がつけられません。
これらの事実は何も今に始まったことではなく過去からこのような人は多数見てきたので驚きはしませんが最近はこの傾向がどんどん若年化してきているのは意外な事実です、何故なら本来こういう傾向はある程度の年齢に達した人に多くみられたからです。
今まで「~さん」と呼ばれていた人が、「~社長」とか「~代表」などと呼ばれたり紹介されていくうちに「es」が自我を目覚めさせ、「オレ、もしかして成功者?」と大きな勘違いをさせるのではないでしょうか。
成功とは決して外見的なことや立場ではないのです、真の成功者はどのような状況下であろうがどのような立場であろうが実に謙虚です、必要が無ければオーラを消しでしゃばることもしません。
社会的地位や立場に敏感な人ほど自身がその地位や立場に就いたときに起こしやすい傾向があります、そんな人ほど過去に押さえつけられていたものが強く、「es」が思っている以上に大きく育ってしまっているのかもしれません。