「数より質」とは昔からよく言いますが数を誇る理論も確かにあります、特にビジネスでは一定の継続期間と回数が実績として高く評価されます、また大きな根拠としてサイトなどで表示すれば威力を発揮します、ここには面白いように人の不思議な心理が垣間見ることができます。
例えば期間は10年がものを言うようになります、9年では相手にもされないのですが10年以上ともなると突然のように評価が変わるのです、だから私は門下生にもよく言います、「事業を作ったら10年は継続しろ」と、これが面白いように成果も出なかった事業が10年以上となると突然のように拡大成長してくるのです。
創業して10年以上同じ事業を営める企業は3%以下という統計があるほど10年同じ事業を営むことは価値が高いのです、ただしこの統計は年商1億円以上の中小企業が対象となっています、どんな企業でも一つの事業を10年続けることは極めて尊くそして大きな実績と根拠となることは間違いありません。
また回数でいうと100回がものを言うようになります、これも99回では効果が薄く100回を越えてくると突然大きな意味と価値を持つようになります、例えばセミナーや公演の回数、実証試験の回数、臨床試験のサンプル数、どれも最低100以上を示すことが信用される根拠となります。
人の数に対する心理を理解しそれを解った上で思考を凝らし粛々と物事を進めることが無理のないビジネス推進の方法であり結果において価値多い人生を歩めるのだと思います、焦らずじっくり数を粛々と重ねることこそ「数の理論」を正当化させる方法だと思うのです、そしてその結果において根拠を作り上げることができるのです。
先の数年間に韓国で流行した「ネロナンブル」という造語は、「自分のやっていることはロマンでも他者が同じことをすれば不倫」という意味であり昨今政治経済の多くの人がこの言葉でマスコミに叩かれています。
つまり自身の行いを正当化させる為に自身の行いは棚に上げて美化しておき他者の同じ行為を不正だと攻める行為をいいます、今に始まったことではなく昔からこういう人はどこでも見受けられますがいったいどんな心理で思考し行動しているのでしょうか。
その根幹にあるのは推測の域ではありますが一つはマウンティングでもう一つはコンプレックスです、マウンティングとはボス猿が若い雄猿に対しての行為で相手を後ろ向きにしてまたがり強さを誇示します、ちなみにマウンティングとは「またがる」という意味の英語です。
コンプレックスは古典心理学の創設者アルフレッド・アドラーの著書によれば、「コンプレックス人間はそれを自身に受け入れられずに多くの不可思議な自己啓示行動を行う」とあるように自身を正当化する為には他者を卑下することで欲求を満たそうとする心理であることが理解できます。
いずれにしても私はこういう人から経営や生き方を非難されると反発するどころか成功を確信するようになります、何故ならコンプレックスを抱えるほど上手くいっていない人に非難されるということは逆説的に考えれば現在の延長線上で上手くいくということに他ならないからです。
ときどき突いてくる指摘ポイントがまともな場合もあります、そのポイントについては即改善します、改善すれば他者に非難されるべく事実が無いということになり、逆に非難する人はいずれ他者から非難を浴びるようになるからです。
「どんな嫌みな人であっても有利に捉えて利益活動に活用する、看過できないほどの振舞いを認知したら綺麗に縁を切る」、これをしっかり人間関係の方針として持っていればどのような人間が現れようが恐れるに足りず常に正々堂々としていられます。
還暦を超えた辺りから身体の異常が怒涛の如く表面化した。
約20年ぶりの歯の治療は1年以上に渡り、
足底筋膜炎で2年間も正常に歩くことができなかった。
五十肩の激痛に1年間悩まされ、
極めつけの椎間板ヘルニアが厳しかった。
これらは全て老化現象に紐付いている諸症状である。
押し並べていうと更年期障害ということだ。
身体組織が高齢者仕様に作り変わっていく過程で起こる諸症状だ。
そして今は軽やかに動く元気な身体とクリティカルな脳を取り戻した。
体重もベストになり人間ドックでは全項目で異常無し。
充実すべく隠居生活での病院通いは精神的にも地獄である。
そういう意味では身体も隠居準備が万端完了したということだ。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
上手く誤魔化しているつもりだろうが、
世間はそれほど馬鹿ではない。
全てお見通しの上であえて大人の対応をしているだけ。
世間から見れば道化者に映っていることを早期に悟るべし。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
他者から評価されない正義を偽善という。
他者から評価されない正論を詭弁という。
他者から評価されない理由を言い訳という。
他者を優先するとはこういうことだ。
都合よいエゴなど世間には何の価値も意味も無い。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。