2024年7月21日 06:00
その立場にない者の言動ほど無責任なものはない。
責任を負わされるのは、
それを信じて行動した素直な他者であることを心すべし。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年7月21日 06:00
その立場にない者の言動ほど無責任なものはない。
責任を負わされるのは、
それを信じて行動した素直な他者であることを心すべし。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年7月20日 06:00
言われる側の身にもなれというなら、
言わなくても良い事を言う側の辛さを理解すべきだ。
自身を理解して欲しいと思うなら、
他者を理解したいという姿勢をまずは見せるべきだ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年7月18日 06:00
ときどき耳にする「トナラー」という言葉ですが他者との距離を物理的に取れない場合に作動する心理作用である「没人格化」を任意にコントロールできない人を指して用いる言葉のようです、「没人格化」とは例えば混んでいる電車などでは身体がくっつくほどの状況下でも両隣りは人間ではなく物であると脳が認識し自身が座る行為を優先させることなどをいいます。
電車のこうした事実は普通では有り得ないことです、これが公園のベンチであれば変態と認識され通報されてしまいます、これが「没人格化」という本能にも似た脳の機能がなせる技です、そして「没人格化」を電車がガラガラなときにまで無意識に発動させてしまうのが「トナラー」という人なのです。
皆さんも経験していると思いますがレストランや居酒屋でガラガラなのにわざわざ隣に座るグループや駐車場でガラガラなのに隣に駐車させる人がそれに当たります、やられた方はよい迷惑です、仕事上やプライベートでの他者に聞かれたくない話しもできないし駐車場では傷でも付けたら厄介な事になります、それ以上にパーソナル空間を犯された気分になり不愉快にさせられてしまいます。
まだ混んでいる状況であれば当然のこと「没人格化」が機能して我慢できますがガラガラ状態でこれをやられるとストレスがマックスになります、更に男性はよく解ると思いますが駅などの公衆トイレでこれをやられると危機意識さえも生じてしまいます。
このような「トナラー」の人とはいったいどんな心理によってこういった行動をとるのでしょうか、実はこれを研究した社団法人があったのです、その社団法人の出した答えは「不安感を払拭し安心感を得る為」なのだそうです。
初めてのレストランや居酒屋では勝手知りません、どんな種のお客さんなのかどのようなサービスなのかわかりません、そこで先に来ている人の隣にあえて座り周囲に「団体だからね」という暗黙のサインを出すことによって自身の不安感を払拭させ安心感を得ようとする深層心理だというのです。
解らなくもないのですが「トナラー」はハッキリ言って迷惑です、他者依存せず初めてのお店でも「孤独感」という何とも言えない微妙な不安心境を大いに愉しんで頂ければ幸いです。
2024年7月17日 06:00
26歳でフリーSEになった当初に先輩から言われたことが頭から離れません、それは「戻る場所が在る人はある意味では後ろ盾となり心強い、でもある意味ではそれが最大の障害となる」という意味不明の言葉です。
この言葉の本質を知ったのはそれから3年ほど経った28歳での法人設立の後でした、それはいつものように正月に実家に帰ったときです、帰った当日は久々に親父と酒を酌み交わしながら家族の温もりを満喫しました、しかし翌日から頭の様子が変なのです、漠然とこの無駄に過ごしている空白の時間がゾワゾワして不快に感じるのです。
「ここは今の自分がいる場所ではない」、その瞬間予定よりも2日も早く東京に舞い戻り誰も居ない静かな事務所で一人遅れ気味だった設計作業を黙々と進めたのです、それ以来盆も正月も実家に帰るということをしなくなりました。
これとまったく同じことを現在私と共にITシステムの設計に携わっているスタッフも数年前に経験し以来正月に実家に帰ることをしなくなりました、また別のスタッフはインスピレーションなのか起業直前から数年間親兄弟や友人に一切会わないようにしていたと後で聞きました。
いつでも帰れる場所が在ると確かに心強いものです、でもこの甘えが一念発起で何かを始めた際には心に迷いを齎し固まりかけた覚悟をものの見事に崩壊させるのです、覚悟が崩壊した人間は自身にも周囲にも疑心暗鬼になり何をやっても空回りしては大いに周囲に迷惑をかけるようになります。
私は一念発起で成功したいと言う人に「安全地帯を確保しておいて成功をしたいなどと言うのは単なる身勝手な願望だ、そもそも未だに覚悟を決めてないよね」とよく言います、その理由は全てが自分が経験した心の迷いの原因を見極めてきたからです、私は絵空事で他者に何かを伝えることは一切しません。
仏教の世界では修行の邪魔をする煩悩を「魔羅(まら)」と言います、まさにいつでも帰れる場所やいつでも自分を迎えてくれる人の存在は覚悟を決めて大事を成そうとする人にとっては魔羅と化すのかもしれません。
これは親兄弟や家族の存在が悪いということではありません、その人達には何の罪もありません、全ての責任はその存在によって妙な守りに入る思考を生み出し覚悟がぶれる自分の心の弱さや経験不足からの未熟さにあるのです。
その一線を乗り越え見事にぶれない覚悟を身につけた人は一転して本当に何の憂いも曇りもなく家族や友人たちと心から愉しい時を過ごせるようになります、そして自分の夢実現に急速に近づくのを実感するようになります、また不思議なことにお金も貯まってくるのです。
道楽に没頭したり長期の休暇を取っても思考が一切変化することもなく覚悟も微塵もぶれることがありません、したがっていつ業務に復帰しても瞬時に全力投球できるのです、辛さに耐えるのは数年間というほんの一瞬だけです、一念発起した者に天は必ず覚悟の程を計る試練を化身を通して課すのです。
その意味からも起業に最適なタイミングは結婚する3年以上前か定年退職した後だと思います、これは多くの事例からも確実に言えることです。
ただそんな過去の事例を覆すような例外的な人も稀にいます、その人は既婚者でありながらも3年間ほどは考えられないほどの努力とその結果においての実績を通して確実な地位と名誉を得て私と共に今世界初のIT商品開発に尽力しました、そして家族からお礼のメールを何度もいただくまでに幸福に暮らせています。
実は私の下に就いた当初は家族から何度も不安や疑問のメールを貰っていました、その時の私の返答は「そこまで私を信じられないのであれば、どうかご主人を私から離れるように身を以って必死に説得して下さい、私も協力しますから・・・」だったのです。
2024年7月16日 06:00
自分の思ったように組織や周辺にいる人達を動かそうとする支配欲、これと似ていて若干異なる欲求に征服欲というものがあります、支配欲は男女ともに起こる欲求ですので女性にもある程度は理解できるのですが征服欲はなかなか女性には理解しがたい男性特有の欲求です。
解りやすく言えばライオンの群れの中心に居る雄ライオンや猿山のボス猿になろうとする心理です、周囲に自分が自由にできる群れを作り自分をトップとして崇められたいという欲求心理であり、政治や経済界そしてスポーツや芸能界でも解りやすい人は沢山います。
この征服欲を露骨に出してくる人の思考を指して私は「てっぺん主義」と呼んでいます、お山の大将になろうとする思考という意味です、実に解りやすい言葉なので皆が使っているのかと思ってググってみたのですがどうやら私特有の言い方のようです。
この征服欲は子供のころからどんな男性にも備わっています、なので男性同士は子供の頃から互いを意識してパワーバランスを取ろうと努力し合うのが現代男性社会の紳士的礼儀でもあります、しかしときどき「嗚呼、勘違い!」な行動を起こす輩がいるのです。
ある程度の年齢になった男性に多いのですが過去自分を中心とした組織を作ったことが無いのでしょう、そこで老いる前に一度でいいから気持良い経験をしてみたいと思うのかもしれません、そしてその願望がそれなりの立場を与えられた瞬間に抑え込んでいた欲望が爆発してしまうのです。
女性社員は全員自分の秘書かお手伝いさんだというような扱いをし男性社員には頭ごなしな指示を出しては自己満足でのボス感を出し社内のムードを壊していきます、まあこんな例は私も過去多数見てきているのでしばらくは看過しますが流石に社員から不満が爆発し煙が火に変わったら鎮火せざるを得ません。
そもそもですが自分のミスは社員のミスにして社員の成果は自分の成果にするような周囲の誰からも尊敬されない人が群れの中心にいられるわけがないのです、そして内心では自分は何もできない人だと周囲が思っているのではないかと常にビクビクしているのです、だからそれを打ち消すように「デキル男アピール」することに始終します、本当に救われない人だと思います。
征服欲丸出しでお山の大将になりたいのであれば先ずは周囲から尊敬される人であってほしいと思うのです、更に社員以上に厳しい業務を日夜問わず休日返上で自らこなし大きな商談を獲得し事前の資金調達を行い社員の生活を絶対的な力量勝負で保障することです。
尊敬できない人についていく人など皆無です、尊敬されて初めて周囲に認められるのです、認めてほしければ男の器を磨いてほしいと思います、本当の意味で人の上に立つトップとは実に謙虚なのです、見えないところでしっかり社内の全てを把握し適切な処置を陰で事前に講じているのです、まさに平時は空気のような存在でなくてはなりません。
群れの中心に居る雄ライオンや猿山のボス猿を見てください、平時に自ら目立った行動をするでしょうか、いざという時以外は寝ているか食べているだけです、つまり「デキル男アピール」している時点で既にボス失格だということです。
このような解りやすい例とは真逆なもう一つ周囲に無意識のうちに「てっぺん主義」だと思われてしまう男性の存在があります、その人は常に受動的で自ら進んで発想し行動することはありません、しかし何故周囲は「てっぺん主義」で上から目線な話し方をすると受け取るのでしょうか?
それは幼いころから周囲が何でもやってくれて自分で物事を判断し解決してこなかった人なのです、そして更に結婚することによってそれが助長されていきます、「周囲の人は自分の身の周りの世話をして助けてくれる存在」、そういう無意識なる強烈な他者依存の潜在意識が自然に芽生えてもおかしくありません。
そんな人の口癖は「感謝」です、でも口先だけで実は周囲の人が自分を助けてくれることを無意識の中で待っているだけなのです、正常なる思考の男性は「感謝」という言葉はおそらく生まれてこれまで使ったことがないと思います、感謝の気持ちを素直に表す時は「ありがとうございます!」だからです。
ちなみに先述の征服欲丸出しの人も同様に「ありがとうございます」を言いません、実に解りやすい思考回路だと思います、このような思考の人が何でも自分で判断し行動するような前向きな人の集団に入ってしまうと徐々に「あの人のミスをカバーする為に自分たちが存在している」というストレスになってきて「てっぺん主義」だという判を押されてしまうのです。
本人はそんなつもりはありません、でも姿勢や行動の結果は先述の征服欲丸出しの人と何も変わらないのです、それに早期に気付いて修正しないと同僚から征服欲丸出しの人と同様に「組織に居てはいけない人」という括りに追いやられてしまうのは至極当然の結果でしょう。
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