2024年6月15日 06:00
他者の言葉や知識の受け売りは危険極まりない。
思わぬところからボロが出る。
常に自身の経験に基づいた事実だけを正確に伝えることだ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年6月15日 06:00
他者の言葉や知識の受け売りは危険極まりない。
思わぬところからボロが出る。
常に自身の経験に基づいた事実だけを正確に伝えることだ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
2024年6月13日 06:00
思考回路といいますか思考傾向には3つのパターンに分かれることは各種の実験や研究がされており書籍などにもよく引き合いに出されています、この3つとは複数の事項に関して同時並行でしかも時系列を伴って思考できるリボン(帯状)思考、一つの事項に関して時系列で思考できるリニア(線形)思考、一つの事をこの瞬間だけしか思考できないスポット(点状)思考です。
この思考パターンはどれが優れているかという問題ではなくその思考パターンに合った職業に就いているかということが重要です、例えば「1年間に50記事を書く」というノルマを課せられたとするとリボン思考の人は綺麗に1週間に1回、しかも曜日と時間を揃えしかもテーマや内容なども一貫性を持って上げていきます。
リニア思考の人は曜日や時間はバラバラであってもほぼ同間隔で同じ傾向の記事を上げていきスポット思考の人はおそらく最後の残り100日を切るまで何も上げません、そしてギリギリになってしかも他者からの催促でようやく慌てて上げていきます。
こういう継続した長い期間での業務を考えた場合には確実にリボン思考の人はスポット思考の人に強いストレスを覚え一緒に推進することを拒むようになります、つまり思考に合った環境で思考に合わせた業務に就かないとこういう状況が発生し人間関係も悪化してしまうのです。
また同じことを日々繰り返して行うルーティン業務の場合リボン思考の人は業務そのものに強いストレスを感じ精神が破壊されていきます、対してリニア思考の人はマイペースにストレスもなく継続することができます。
ベンチャー企業で特にITやバイオなどのハイテク分野の企業は数年間という期間を計画的に実行していかなくてはいけません、しかもときどき見舞われるトラブルにも瞬間的に対処していかなくてはなりません、こういう企業においてスポット思考の人は周囲の人に大きなストレスを与えるようになります。
ではスポット思考の人はベンチャー企業では活躍できないのでしょうか、答えは否です、例えばサイトパトロールやデバッグはスポット思考の人は苦痛もなくマイペースに楽しんで行うでしょう、対してリボン思考の人は1日で嫌になってしまいます。
ITを含めたハイテクベンチャー企業においてどんな業務にも適さない人がいます、それは起こった事象に「疑問を持たない」人です、この人は起きた現象が正常なのか異常なのかを区別することができません。
仕様どうりに作られている上での異常なのか、仕様そのものがおかしいのか、他の機能との整合性がおかしいのか、こういった事象を思考し解明する能力は思考パターンの問題ではなく「情報のセンシング&分析能力」の問題だからです。
「疑問を持たない」人のもう一つ重要な欠点は、自身の業務に関する知識を日々調査研究する前向きな努力を行わないがために知識やスキル不足によって周囲の人に手抜きしているという烙印を押されてしまうことです、この知識を吸収しないという最大の要因も「疑問を持たない」という思考に由来されているからに他なりません。
スポット思考の人は本来は神業を繰り出す天才的な職人に多いのです、しかし「疑問をもたない」スポット思考の人は何をやらせても上手くいきません、そして何時までも結果を出せずに無駄に人生の時間を費やしていくだけとなります。
いろいろな思考の人がいるから世の中上手くいきます、でも自身の思考と性質に合わない職業に就いた場合は誰も幸せになりません、これだけは確実に言えることです。
2024年6月12日 06:00
天は人間だけに「業(ごう)」という妙な心理ロジックを与えました、そして時に「業」は実に奇妙な行動を起こさせます、例えば思っていた事がどんどん実現していくと上手くいっているという安心感や幸福感をしばらく味わうのですが、面白いことに今度は上手くいきすぎることへの不安感が出てきます、そこで考えなくてもよい事やしなくてもよい事に思考が走ってしまうこともあります、実はこれも「業」の仕業なのです。
天が「業」を人間に与えた時に心理状態が暴走することをセーブする機能も同時に与えたようです、楽観心理の暴走は実に危険極まりないからです、上手くいってないときに自身を擁護させ生き続けるように行動させる、また上手くいきすぎる時には別の不安を与えて自身をセーブさせ生き続けるように行動させるのです、思考と行動の陰陽バランスとは実に面白くよくできている心理ロジックであり幸福すぎてもだめで不幸すぎてもだめなのです。
私は常々「適度なリスクと悩みは長寿の薬」と言っています、これが継続的に幸福な状態を維持させるコツだと思うのです、この状態の時には脳内ホルモンであるドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンが状況に応じて分泌され精神バランスをコントロールできるようになるのです、また身体も極めて健康的な状態を維持できます。
ただ注意しなければならないのは幸せな状態で不安心理が起きたときです、これを心の命ずるままに現状を変えるような行動を起こすことは一連の善き流れを遮ることに繋がります、幸せの中で不安心理が起きたときは決して後ろ向き思考で新たな行動を起こしてはなりません、それよりも現実問題に対して少しでも改善する方法などの前向き思考で悩むべきなのです。
いろいろな経験を積んでくるといろいろなことが素直に理解できるようにもなるものなのです、上手くいってないときは落ち込むのではなく明るく振る舞い、上手くいっているときは謙虚に現状維持しながら極普通に振る舞う、この振舞いの陰陽バランス感覚が重要なのです。
人は多くの場合に現実の心情とは反対の行動を起そうとします、これも「業」の仕業です、私は他者のSNSなどでの幸せアピールを見る度に投稿内容とは真逆に重い気持ちになってしまいます、本当に幸せな人はそれをあえて他者に見せることはしません、他者に知られないようにひっそりとしているのが本当に上手くいっている幸せな人なのです。
2024年6月11日 06:00
だいたいの人が35歳を超えた辺りから特に意識しなかった身体の異常を突然のように意識するようになります、寝ても疲れが取れない、常時脱力感がある、視力の異常に関節痛・発疹・温冷痛感覚異常・痺れ・頭痛・咳・歯痛など、ハッキリと自覚症状があるのに病院で診てもらっても特に異常を発見されずに原因不明と言われます。
私の場合も35歳くらいから細かな症状はいろいろ出ていましたが42歳のときに突然腕が上がらなくなり歩行困難になるという強い症状が出ました、これは何かおかしいと病院に駆け込んだのですが病院で診察してもらった結果「みんな一度は経験する加齢によるもの」と言われました。
そこで自分でも「加齢」を確信したい目的で高齢の先輩経営者などに会う度に聞いてみたのです、ある年齢からやはり同じように何らかの身体の異常を意識するようになり、その後は「それが自分だと認めてうまく付き合って行くしかない」と同様の答えが返ってきたのです。
その後もいろいろな症状が現れるのですが気にかけないようにして何かあるといけないので毎年人間ドックだけは受けるようにしてきました、身体の不調を意識し始めて30年経って解ることなのですが先輩達が言っていたように症状はこれといって悪化することもなく完治することもありません、ときどき各所がビクビクと動いたり締め付けるような痛みや各所に痺れを感じたりしています。
毎年人間ドックの問診で各種の症状を訴えるのですが「間違いなく歳を取っているということですよ」と言われる始末、症状が出始めた時には何か大きな病気かと本当に心配し悩み苦しみます、精神的にも大きなストレスとなり別の症状を引き起こしたりもします。
自身では認めたくないけど確実に歳を取っているということです、特に若いころにスポーツをやっていた人は筋肉と末梢神経の衰えや関節の疲弊などで各種の身体症状が出やすいようです。
私は剣術と剣道をやっていたため足裏と上半身の筋肉が他に部位に比べてバランス悪く発達しているようで、足の末端と上半身の筋肉を動かす神経が上手く作用しないという症状が多く出ました、腕が上がらなくなった原因は腕の筋肉を瞬間的に微妙にコントロールする末梢神経の衰えだったのです。
身体の異常を自覚したら病気なのか加齢によるものなのかをまずは総合病院で入念に検査してもらい、特に大きな病気ではないという診察結果が出たのであればその後は加齢による個性の特徴として認めて生きていくことです、受け入れられれば豪雨が晴れたように突然気持ちが楽になります、受け入れる直前がもっとも辛いとは思いますが「周囲には隠しているがみんなそれぞれに加齢による症状と戦っている」、そう思うことにしましょう。
そういえば7年前に発祥し2年間ほど足の裏が痛くて歩けないほどだったのですが突然嘘のように痛くなくなったのです、病名は「足底筋膜炎」というものでした、この急に痛みが無くなる現象は私も初めて体験したのですが完治ではなく寛解(かんかい)という状態とのことです、身体が異常ではないと受け入れることにより痛みが無くなるのだそうです。
花粉症やアレルギーなどの治療に身体が素直に受け入れることによって寛解を引き出す方法を取り入れている病院も多くなったと聞きます、そもそも花粉症やアレルギーは人間に備わった免疫が引き起こすもので病気とは異なる次元だとする医学書が多数あります。
したがって寛解することはあっても完治というのは無いそうです、また花粉症やアレルギーの寛解での少数派ですが免疫力低下や低体温などが原因の場合もあり注意が必要のようです、猫アレルギーも猫を飼いだして数年で症状が一切出なくなるという話しはよく聞きますし、私の場合もそうでしたが身体が受け入れ寛解したものと推測できます。
何れにしても歳を取れば若いころのように身体が無理をきいてくれません、身体は確実に加齢による老化を遂げていきます、これを素直に受け入れ年齢に合った生活習慣を身につけていくしかないのです、そう言えば足底筋膜炎の後に五十肩と椎間板ヘルニアが短期間に発祥しました、これらも全て加齢による身体の老化が原因です。
私の身体は確実に隠居時期を教えてくれているようです、そして隠居してから加齢による身体の異常が多発するよりも隠居前の元気な時に各種の加齢症状が発祥しておいて良かったとさえ思っているのです、隠居後の人生で最も愉しい時期に動けなくなるのだけは避けて通りたいですから。
やりたくてもできなかったやり残したことがたくさんあります、これを順次愉しんで実行していくのです、身体が元気でなければ愉しんで実行できません。
主治医から教えてもらったのですが老化現象を和らげる栄養素は必須アミノ酸とビタミンB6・B12だそうです、35歳を超えたら豚肉や豚レバーをたくさん食べましょう、若い時と違って消化吸収が悪くなるようで多めに食べないと栄養不足になるようです、健康は経験してくると自分に合った方式が解ってきます、愉しい老後の為に今から身体の準備をしておくのがよろしいようで。
2024年6月10日 06:00
人生の夕暮れ時である黄昏期。
日々淡々と悠々自適に暮らすも善し。
人生の第二幕を上げるも善し。
残り少ない時間を好きなように生きるのが善い。
されど我が人生の黄昏期にして突然心が騒がしく。
生まれてきた本当の使命を知るために。
自分の器の深大を知るために。
隠居後の各種計画が怒涛の如く脳裏に押し寄せる。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。
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