AIの発展は近年急速に脳医学と結びついて大きな功績が多数生まれています、その中でも面白い成果として「脳による記憶は現実と夢の区別をしていない」というものがあります。
つまり、現実であろうが夢であろうが脳は区別することなく情報として記憶しています、しかし実際に現実と夢を区別できるのは他の現実情報との精査によって現実なのか夢なのかを区別できているだけなのです。
ロジカルシンキングは一つの夢と同様の脳内だけで行われる情報処理方法の一つです、つまりロジカルシンキングは現実情報と同様に記憶され、ある瞬間に表面意識へ働きかけています。
例えば違和感や閃きというものがあります、違和感は表面意識から潜在意識へ追いやられた過去の記憶が何かをきっかけに表面記憶へ蘇ることによって起きる現象だということも解ってきています。
閃きでいえば発明者の多くはシャワーを浴びている時や歯を磨いている時など、特に頭を使って考えていない時に突如としてこれまで解けなかった課題が解けたという言葉を残しています。
「脳は表面意識だけでは思考していない」、これが極めて重要な事実でありロジカルシンキング効果の大きな産物だと思うのです。
私も特許を数多く出願しています、この特許のアイデアは同じようにある時に突如として閃くのです、また新事業のビジネススキームが突如として頭に浮かぶことも少なくありません。
それは単なる一瞬の閃きではないのです、それまでに色々な事象についてロジカルシンキングしてきて無意識の領域に記憶として存在しているからに他なりません。
ロジカルシンキングによってその思考した情報が無意識の潜在意識に蓄積され、何かをきっかけに統合されて表面意識へ導かれるのです。
そのきっかけとは表面意識で脳の処理が使われなくなったときです、つまり何も考えていないときなのです、こういうことから前述の閃く瞬間の行動が理解できます。
このようにAI技術の発展において、ロジカルシンキングが如何にビジネスや人間関係構築においては有益なのかが証明されているのです。
情報を上手く他者に伝えることができない、相手の考えている事が素直に理解できない、これらは右脳領域と潜在記憶の情報交換が上手く機能していないのです。
この状況に陥っている人はカラオケで上手く歌えない、考えている事を文章にできないなどの副作用も表面化します、これらは入ってきた情報を脳が上手く処理して瞬時に処理できないことに起因しています。
先ずはロジカルシンキングで話す内容を相手が納得するシナリオになるまで何度も何度もシミュレーションしてみたら如何でしょうか、ビジネスも人間関係も然り、左脳だけに頼ったその場限りの思い付きでの手抜きシナリオを繰り返しているうちは自分の思ったような状況にならないのは至極当然なのです。
本命を得れないで二番手で妥協すること。
これは後悔の極みとなる。
どんなに苦しくとも本命を掴むまで諦めないことが肝要。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
「本当に申し訳ありません」
この言葉で多くの場合に許しを得るだろう。
ミスしたら先ずは謝ることが重要。
顛末の説明はそれからだ。
※長いビジネス人生、多くの人と出会い、多くの善悪を学びました。
私が5歳のときに家の近くを流れる千曲川が氾濫し1階がほぼ浸水するという自然災害を経験しています、当時まだ5歳でしたがその時の記憶は鮮明に残っています、近所の子供らが小学校の2階に集められおにぎりやジュースが配られたことなど昨日のことのように覚えています。
日本は世界に例の無い程毎年のように死者を出す自然災害が発生する国です、地震・火山噴火・台風・竜巻・落雷・洪水・津波・豪雨・豪雪・雹害・猛暑・厳寒と、またこれらの二次災害である火山性有毒ガス流出・降灰に土砂崩れや地滑りなどあらゆる自然災害を受けています。
この歳になると各種の自然災害の怖い経験を多数してますが感心するのはその後の復旧の早さです、日本人は打たれ強いというか常に自然災害と戦ってきて家や田畑などがゼロになっても諦めずに再起する姿勢には多くの勇気を貰います、加えて近年では放射線漏れにウイルスパンデミックなどの見えない災害が多発しています、日本のどこに逃げても必ず何かしらの自然災害のリスクが伴います。
例えば過日の東日本大震災によってしばらく大きな地震が来ないと言われている東北地方は台風の影響も少ないし安全と言われていますが冬季の豪雪や厳寒の自然災害が付いて回ります、そういえば東日本大震災で九州地方に多くの人が都心から移動しました、ところが先の熊本地震に二年連続での大雨による洪水などどこに行っても安全な地は無いように思えてしまいます。
それでは海外に住めばよいのかと考えるのですが私はチェルノブイリ放射線漏れ事故や過激テロ、そして今回の新型コロナウイルス事情などを考えれば被災リスクは地球上の何処に居ても同じだと思います。
私は現在隠居後の安住の地を求めて調査研究を行っていますが何処に行っても自然災害のリスクは避けられません、でも解決法があるのです、その解決法とはその地方特有の自然災害でも回避できた例が多数存在しているということです。
その地方ではなく家の建つ場所と各種の災害に耐えうる家の作りが重要なのです、安全を確保する方法と経営や事業を成功させる方法はよく似ていると感じます、要は調査研究を入念に行いリスクヘッジをどう取り入れるかの施策だと思うのです。
「よくわきまえたる道には必ず口重く、問わぬ限りは言わぬこそいみじけれ」
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて名を馳せた歌人である吉田兼好のこの一言は、人間関係構築上において大変参考になります。
700年の年月を感じさせずに今も尚新鮮に心に沁み入る金言として、私は常に頭において如何なる時も言動に注意しています。
本当にその道を極めている人は自身の生業における専門分野についてあれこれとは話さないものです、それは相手に不要な警戒心と嫌悪感を与えてしまうからです。
むしろ良く知った専門分野については冗談で誤魔化すなり、あえて知らないふりをすることで価値が出るというものです。
その道を極めれば極めるほどに、その立場を得れば得るほどに口は重く閉ざすことが肝要です。
問わぬのに自身の栄光をペラペラとしゃべる人に信頼と尊敬の念を抱けるかと問われれば、多くの人の答えはたった一つでしょう。