2023年3月 2日 00:00
「解決策がわからないのではない、問題が何かをわかっていないのだ」
イギリスを代表する推理作家でディテクションクラブ(イギリス推理作家クラブ)初代会長でもあるギルバート・ケイス・チェスタートンのある意味では厳しい一言、腸(はらわた)に染みわたります。
経営者と会って話をしていると、抱えている課題の多くでこの一言がぴったりきます。
上手く行かない、しかし自分の行動や思考の何処に問題が有るのかが見えていないようです。
その暗闇の中で解決策を考えたところで、何も得られないばかりか更にトンネルの深いところへ潜り込んでしまっています。
経験の浅い経営者がこのような状況に陥る最大の原因、それは情報過多だと思います。
一つの情報を精査する前に、次から次へと新しい情報が入り込み、思考がオーバーフローしてしまっているのです。
情報とはその多くが人が齎すもの、つまり一定期間内に多くの人と会いすぎているのです。
成功する人は、自分のブレインと言える人たちとは毎日のように会いますが、新しい人との出会いを意識的にセーブしています。
成功する人は自分の器をよく知っています。
自分を知って決して無理をしない、常に思考や行動の余裕を持って事に挑みます。
それが、成功法則の基本中の基本というものです。