
オールドウイスキーファンには懐かしい響きのイモンクスの70年代に流通していたデラックス陶器ボトルです、修道士のイラストのガラスボトルもありました、イモンクスの正式名はイ・ウイスキー・オブ・イ・モンクスで「イ(Ye)」とはラテン語の「The」です。
毎日のように朝まで飲みまくっていた最も血気盛んな頃にショットバーで見かけて何度か飲み、陶器ボトルに憧れて買って保管していたのでしょう、コルク栓もオープナーも含めて非常によい状態で50年以上も保管されていました。
当時の記憶が蘇るボトルです、当時は結構高かった記憶があります、甘口ですがビター味やエグ味もあり木の存在をモロに感じるような風味です、当時は味わってウイスキーを飲むような時代ではなかったので記憶もありません。
是非ともアンティークウイスキーに興味をも持ったら一度は味わってほしいウイスキーの骨董品中の骨董品です、バブル前夜の味を是非とも味わってみてください。
品名 イモンクス 陶器ボトル 70年代流通ボトル
熟成年数 不明
キーモルト 不明
メーカー ドナルドフィッシャー
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 760ml
購入相場価格 6,000円~12,000円(2025年7月時点)
買取相場価格 2,000円~3,500円(2025年7月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

J&Bの1988年からわずか2年間だけの発売というまるでバブルの申し子のようなJ&Bクラシックです、現行商品はJ&Bレアという名称でノンエイジ版のみがリーズナブルな価格で発売されています。
本ボトルはウイスキー特級表示ですのでほぼ12年前後の熟成年数で当時のJ&Bの上位版として発売されました、当時では品質の高いウイスキーとして有名でした、一時期は世界2位の販売数を誇ったJ&Bですが現在では30位以下ではないでしょうか(出荷量から推測)。
スペイサイドを中心に40種ほどのモルトをブレンドしているようです、キーモルトはグレンスペイ・ストラスミル・ノッカンドゥ・オスロスクなどとされています、これらのエッセンスを感じるかどうかは飲んだ人次第ということで多くは語りません。
キーモルトや熟成年数、また2年間の限定発売品などを考えるに現在の購入価格はかなり低位に放置されていると思います、当時の風味を味わいながらJ&Bの繁栄の歴史も含めてもっと高く評価されてもよいウイスキーだと思います、私的にはお薦めのアンティークウイスキーの一つとして評価しています。
尚、同時発売でJ&Bピュアモルトがありました、こちらはモルトブレンデッドかもしくはモルト成分がかなり多めに入っているのではないかというウイスキーでノッカンドゥのエッセンスを感じるという情報があります、私のストックにはありませんので探し出して比較してみたいと思います。
品名 J&Bクラシック 80年代後期流通ボトル
熟成年数 不明(特級表示)
キーモルト グレンスペイ、ストラスミル、ノッカンドゥ、オスロスク
メーカー ジャステリーニ&ブロックス
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 6,500円~7,000円(2025年5月時点)
買取相場価格 2,000円~2,500円(2025年5月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

昔からコストパフォーマンスが高いと評判のホワイトホースの80年代に流通していたローガン12年・デラックスです、ラガヴーリンの配合がホワイトホース12年に比べて多いとされています。
ホワイトホース12年やファインオールドは水割りやお湯割りにすると角が取れて程よいマイルドな味になり飲み心地は最高ですが、このローガン12年・デラックスに関しては是非ともストレートで飲んで欲しい逸品です。
ほのかにスモーキーを感じるスパイシーな香りですが、バニラのような甘い香りも後からきてドライな味とのバランスがよいウイスキーに仕上がっています。
アイラのラガヴーリンに加えてオルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギンという超有名なスペイサイドの蒸留所のシングルモルトがキーモルトとなっているホワイトホースですが、おそらくこのローガン12年・デラックスも配分こそ異なれ同じキーモルトだと思います。
品名 ローガン12年 デラックス 80年代流通ボトル
熟成年数 12年
キーモルト ラガヴーリン、オルトモア、クライゲラヒ、グレンエルギン
メーカー ホワイトホース
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml(1,000ml版もあり)
購入相場価格 7,000円~10,000円(2024年12月現在)
買取相場価格 2,000円~3,000円(2024年12月現在)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

80年代に流通していたキング・オブ・スコッツの17年陶器ボトルです、ボトルコレクターにも大人気で空ボトルだけでも高値で取引されている希少ボトルの一つです、スコットランドの国旗を思わせるデザインはスコットランドのみならず世界中で人気を博しました。
発売元のダグラス・レイン社は蒸留所を持たないボトラーで現在でもビッグ・ピートをはじめ多くの名作を世に出している大手ボトラーの一つです、蒸留所を持たないので多数の蒸留所からカスク原酒を買い取り独自のブレンドによって時代に合わせた風味のウイスキーを生み出しています。
風味はカラメルやバニラを思わせる甘い香りですが程よくスパイシーさも感じられエッセンスが多いというか非常にバランスがとれた風味です、是非ともストレートでゆっくり飲んで欲しい逸品です。
品名 キング・オブ・スコッツ17年 陶器ボトル 80年代流通ボトル
熟成年数 17年
キーモルト 不明
メーカー ダグラス・レイン
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 15,000円~18,000円(2024年12月時点)
買取相場価格 5,000円~6,000円(2024年12月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します

イギリスでは結婚や引っ越し祝いとして送られる「船出を祝うベル」としてベルの陶器ボトルが贈り物として選ばれるようです、スタンダードタイプの陶器ボトルはベージュと茶色のツートーンでペイントで文字が書かれていますが、本ボトルは20年のスペシャル陶器ボトルでありディープブルーで文字も浮き彫りで空瓶コレクターにも人気があります。
現存数が少ないのかニーズが高いのかプレミアムショップではスティディに高値を維持しています、コルクがしっかりしているものなら買取価格も高額です。
ちなみにベルのキーモルトはブレアアソール、インチガワー、ダフタウン、グレンキンチー、カリラ、ブラドノックなどでアイラ・スペイサイド・ハイランド・ローランドと花と動物シリーズでお馴染みの各地の名蒸留所という豪華メンバーです、尚現在流通しているリリース品はブラドノックは含まれていません、調べたところ1993年以降に使われなくなったようです。
トロっとした焦がしたカラメルやドライフルーツの香りが長期熟成を表現していますが飲むと意外と味はすっきりしていて洋ナシのような風味がします、まさに当時の甘口系ブレンデッドの代表格のような風味はこういったウイスキーでないと味わえません、独特の風味を経験する意味でも飲んでみる価値は大いにあります。
品名 ベル20年 ロイヤルリザーブ陶器ボトル 80年代流通ボトル
熟成年数 20年
キーモルト ブレアアソール、インチガワー、ダフタウン、グレンキンチー、カリラ、ブラドノック
メーカー アーサー・ベル&サンズ
ウイスキー種 ブレンデッド
アルコール度数 43度
内容量 750ml
購入相場価格 15,000円~25,000円(2024年11月時点)
買取相場価格 5,000円~7,000円(2024年11月時点)
特記事項 購入相場価格及び買取相場価格は状態によってかなり変動します